第二話地獄の始まり
次の日
源樹、めぐみ、真也の3人はいつも通り一緒に登校していた。そうして源樹の教室に向かうと源樹の机に紙が貼られていた
「なんだこの紙」
「えっと、これ以上何もするな!って書いてるな」
「源樹また何かしたの?」
「うーん、覚えてねぇ」
「まぁただのイタズラだろ」
「そうだな」
「それじゃあ放課後に一緒に帰ろうぜめぐみ」
「うん!、いつも通り下駄箱で待ってて」
「あぁ、そんじゃなー」
この出来事はただの始まりに過ぎなかった、本当の異変はここからだった
次の日、いつも通り源樹が教室に来ると
「おっはよー」
「...」ササッ
「なんだー?やな感じ」
いつも返してくれる友達もあいさつを返さなくなっていた、そして
「ねぇ教科書忘れたからさ、見してくれるか?」
「....」
「聞こえねーのか?、見してくれないのか?、なんか今日変だな」
「いつまで耐えれるかな」ニヤリ
源樹は隣の席の人にまで無視されていた、それを察したのか無理に話しかけようとはしなかった、そして放課後
「ごめんー遅くなったー、ホームルームが長引いちゃって」
「おそいぞー」
「だからごめんって言ったでしょ」
「とりあえず帰るか」
「うん、ねぇ源樹大丈夫?」
「なんのことだ?」
「源樹悩みでもあるの?」
「なんのことだよ」
「悩みがあるように見えてさ」
「何もないよ、この通り元気さ」
「それならいいんだけどさ」
「めぐみどこか寄って帰るか?今なら奢ってやる」
「えぇー、本当に大丈夫?」
「大丈夫とはなんだ大丈夫とは」
「源樹が奢るとかゆうから」
「人の善意を疑うとは、何事だー!」
「ごめんごめん、それなら駅前のクレープでも奢ってもらおうかな」
「じゃあ行くか」
「うん!」
源樹は自分のクラスで起こったことを言おうとはしなかった。
「めぐみに心配はかけられないしな」
「源樹何か言った?」
「何もやってねえよ」
源樹とめぐみは家へと帰って行った。
次の日さらなる異変が源樹に起こる、いつも通り登校すると、またもや紙が貼られていた
「もう学校に来るな!ってこの紙誰が貼ったんだ!」
「、、、」
「また無視か」ビリビリ
「こんなことしても俺は学校に来るからな!」
「、、、」
源樹は大声でそう叫ぶと、怒ったように自分の席に座った
「まだまだ、折れられたら困るからな」ニヤリ
源樹の知らないところでさらなるイジメが計画されていたのだった。
無視や紙を貼られたり、物が無くなったりなどのいじめは一週間ほど続いた、ある日源樹が忘れ物をし
教室に向かうと、そうし達3人組が話をしていた
「なかなかしぶといな」
「そんな簡単に絶望されたら、こっちが拍子抜けだよ」
「次はどうするんだ?」
「どうしようかな」
「なんの話をしてるんだ」
「なぁーんだ、居たのか紅崎」
「なんの話をしてるかって聞いてるんだ」
「思い当たる節があるんじゃないのか」
「やっぱりお前たちだったのか、」
「あぁだが、どうする?、また担任にでも言うか?」
「、、、」
「どうも出来ないよな、言っておくが前お前が担任に報告したこと、俺は結局何も言われてないんだよ」
「なんだって」
「無駄なんだよ、言ったところでな」
「、、、」
「それと言っておくが、俺はたしかに物を隠したが、無視や紙のことは俺じゃないからな」
「なんだって」
「明日、聞いてみればいいさ、じゃあな」
「、、、」
そうし達はそう言いながら去っていった
「どう言うことだ、無視があいつらじゃないって」
まだこの時は更なる絶望に落ちることをまだ知らない