地獄のナイトリベンジャー

絶対に復讐してやる

　プロローグ

　俺は紅崎源樹《あかさきげんき》高校一年になる。

　今は彼女であり、幼馴染でもある木崎めぐみと通学中だ。

「めぐみーなんで数学なんてあるんだよー…」

「それは、大学に行くためでしょ

「嫌だーー！勉強嫌だー！」

「まだまだ簡単でしょー、こんなの」

　コツコツコツ、ドンッ！

「わっ！（きゃあ！）」

「なんの話してるんだ？」

「しんかよー、びっくりさせるなよー」

今ぶつかって驚かしてきたのは時坂真也(ときさかしんや)、俺の幼馴染であり小学校からの親友だ。

「悪い悪い、でなんで朝からあんな大声出してたんだ？」

「それは源樹が勉強なんて嫌だー！って叫んでたのよ

」

「なーんだ、そんなことか」

「そんなこととはなんだ、そんなこととは」

そんなたわいもない話をしながら俺は今ある日常を歩んでいたんだ、その平和な日常が突如崩れ去るとも知らずに