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カウンターカルチャーおんな

ネットで話題になった漫画『普通の人でいいのに』見てたら、なんとなく書きたくなりました。

あっさり味ですが、よろしくお願いします。

 みんなが買うものはいいものって決まってるじゃん。

だから私は売れてるものしか買わない。

音楽も雑誌も本もテレビも、生き方がつまんない? マスコミに踊らされている?


「バーカ!」

 クラスにいるサブカル女の横っ面をひっぱたきたくなったけど止めにした。

あんたの選んだバンドやお笑い芸人、自分で選んできたと言えるのか? Youtubeで流れてきたのを聴いてるだけだろう? お笑い芸人だって大手の事務所が主催するライブなんだろう?


 サブカル女はしっぽをまいて逃げていく。ざまあみろ。

そうして私は娯楽の王道を行く。一番売れている物は裏切らない。いきなり方向性を変えたりなんてしない。いつも大衆の味方だ。


 古着を着たりなんかしない。髪型もよくあるセミロング、目立つことは嫌い。いいじゃんそれで。聞いてる音楽が狙ったりなんかしてない。そんなの個人には関係ない。サブカル女の好きなバンドってスカウターみたいに表示されないよなー。わかんないじゃん。


 母の話だと昔からいたらしい。マニアックな音楽や芸人にアイデンティティを託す人たち。自尊心に裏打ちされたマイチョイス。興味ない。


 彼女らは集団の華になることはめったにない。何故か隅っこの集団にいる。仲間で群れを作っている。クリエイティブさの可能性を競っている。


 私はそんなものはない。何かを作って自慢したりはしない。普通の仕事をして普通に人生を楽しむんだ。


「いいたたずまいの喫茶店みつけたんだ。行こう」

彼からのお誘い。行こうちょっとユーロなあの店へ。


 


 

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