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モネと樹  作者: I.me
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翌日外が明るくなり始めた頃、目を覚ましたモネは出掛ける支度を始めた。そして部屋を出て玄関へ行くと、今日は誰も居なかった。そっと扉閉じて外へ出ると、ひんやりとした空気に差し込む陽の光が、とても心地よかった。モネは大きく息をした後、大通りを歩いてワイスの家へ向かった。


「あら、こんな時間に誰かと思ったわ。

何だか、久しぶりな気がするわ」


「早くからごめんなさい。

街を離れるから、挨拶しておこうと思って」


「下の町へ帰るの?」


「いいえ。上の街へ行く事になったの」


「上の街へ!?

あなたすごいわね、羨ましい。

私も入った事なんて無いのに」


「大丈夫。

いっぱい見てまわって、

たくさん話を持って帰ってくるわ。

他にも聞いてもらいたいことがあるし、

その時はまた泊めてくれませんか?」


「他にも聞いてもらいたいことって、

ルヒの事でしょ。

この前見掛けたのよね、二人で歩いてるところ。

もちろん聞かせてもらうわ。

あなたが来るのを、楽しみに待っているね」


モネは手を振ってその場を後にすると、ルヒに会うために時計塔へ向かった。時計塔へ辿り着いた彼女は辺りにルヒを探したが、都合良く見つけられるはずもなかった。街の者にルヒのいる所を聞くと変な物を見るようにしながら、時計塔の奥から続いている小路を指して教えてくれた。




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