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9話

相変わらずのブックマーク無し・・・

まぁ気長にがんばりますか。

身体強化にも段階がある。

ある程度の身体能力の向上を目指すだけの最初の段階

そこからは体が壊れない見極めをした強化の段階。

ここまでできて一流冒険者と呼ばれるらしい。


まずは小手調べだ。

体が壊れない限界の強化、「俺」はレベル2と呼んでいた。

そこまで一気に上げる。


対峙する彼女アードラは不敵な笑みで、


「なら、かかってきなさいよ」


という。


なら、遠慮なく。


右手に握った木剣で足を切るように薙ぎ払う。

バックステップで軽く躱されたが、

追撃するため左手から爆発する魔法を後方に打ち出すとその反作用を利用する。

爆発の爆風と同時に地面すれすれを飛ぶように走り出す。


「ちょ、本気!?」


慌てたような彼女の声がするが気にしない。

というより気にしてはいられない。

相手は確実に格上なのだ。

今度は構えた彼女が迎撃の体制である。

低い体勢から切り上げるように彼女の腕を狙う。


「これはとんでもないね!」


嬉しそうにする彼女は全く困っていない。

きちんとこちらの攻撃が見えていて的確に対処している。

裁くようなアードラの剣戟で木剣は互いにはじかれた。

何度目かの攻撃にも余裕をもって対処されていく。


おそらく魔力量で言えば僕は全然足りていない。

相手であるアードラはまだまだ、余裕があるのだろう。


「そうですか!」


だから僕はその余裕を消してやる。

継続できる時間が限られているのは解っていた。

だから、一気に決めるほかないのだ。


「じゃぁギアをあげますよ?」


身体強化のレベル2が限界だとするなら、それを超えるとどうなるか?

当然壊れるのである。

骨、筋組織、間接等に強烈な負担がかかり、

全身から血を噴き出して壊れるのだ。


ただし、「俺」にとっては日常茶飯事だった。

限界を超えて壊れるのなら治せばいい。

壊れるのなら壊れない体にすればいい。

そんな壊れた思考をする馬鹿が居たのである。


果てに得た身体強化レベル3という技術。


「レベル3!」


あくまで身体強化だ。元の身体能力がある程度影響する。

骨の一つ一つ、筋組織の一つ一つ、を繊細な魔力操作にて

内部から強化する。折れない骨、切れない筋肉。

そこから体に纏う強化魔力。


纏う魔力が跳ね上がり畏怖すら与えかねない程である。

アードラが驚愕の目で僕を見ている。


「初めて余裕がなくなりましたね?」


「まさかここまでとは思ってなかったよ」


何故か明らかな怒気を感じるが・・・。


「ですがこれからですよ?受けてくれますよね?」


「来なよ・・・」


彼女の魔力も上がる。

恐らくレベル2の限界まで上げているのだろう。

背筋が寒くなる勢い多きるなる彼女の魔力に何とかできそうか?と自問する。

問題はそれだけではない今の僕ではこれが長く維持できない。

魔力量と体力の問題に制御の関わる技術もである。


だから、


一撃に込める。


木剣を握りこみ一閃の一撃を決めるために。

爆発でもするかのように駆け出し、アードラの目前に迫る。


身体強化は視力さえも強化する。

ゆっくりにさえ見えているかも知れない空間で、

僕とアードラの振るう一撃が交差する


あまりの衝撃に互いの木剣は粉々にはじけ飛ぶが、

そのまま振り切るように木剣で凪ぐと爆風が遅れて発生する。

アードラと僕ははそれを受けて互いに10メール程すっ飛ばれていったが、

僕はもう立っているのも限界だった。

そのまま、倒れるように気絶するのだった。

誤字等の報告やら評価お待ちしてます。

出来ればブックマークもお願いします。


あとはランキングサイトとかの付け方がいまいちわからない・・・orz


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