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30話

5000PVいきました!

ありがとうございます!

魔物の襲撃らしく外が慌ただしい。

眠りが浅かったのであまり睡眠がとれていない。


起こしに来たメンバーが大慌てだ。


「た、た、たたた大変ですわ!ワイマーンとか言うのが出たらしいですわ!」


寝起きでも何となく分かったが、あー、ワイバーンな。

しかし、ワイバーンが出たとなると、護衛の冒険者では少し手に余るか。


「全員、避難するしー!」


自称真・聖女様が我先にと逃げ出している。

意外と足が速いなぁ。


「に、逃げないと、死んじゃう、だ、だからさっさと起きろゴミ共」


もうはっきり聞こえてきたが、

あの子はちょっと人を人と思わないふしがあるね。

全員が目を覚まし、魔物の襲撃を理解し始めた。


「おい、なんだってんだぁ?」


寝ぼけているのかヴェルトが目をこすりながら周りを見る。

身支度とも言えないが武器だけは携帯する。


「ワイバーンが出たらしい。避難命令がでてるよ」


「なんだって!誰か戦ってーーー」


「ヴェルト!ボクらじゃどうにもならないよぉ。

 指示通りぃぃぃ逃げるんだよぉぉぉ!」


ヴェルトの手を引きマサートと共にテントを飛び出して、

見張りだった女子と合流する。


「護衛の冒険者さんたちがー」


周りも大騒ぎである。

護衛の冒険者が足止めをする間に街道まで逃げて見つからない様にするようだ。

見えていない獲物を追っては来ないだろうからだ。


ちらと見たがワイバーンが飛んでいるのが見えた。

普通こんな所にいるわけないなぁ。ゴブリンの森だし。

Bランククラスの魔物だが魔法か弓で撃ち墜とす事が前提だ。

それができればCランクでもやれる魔物だ。


結構な距離を走って街道まで向かうと、

さすがにもう魔物の姿は確認できない。


冒険者の一人が魔物除けの魔道具を発動させて言う。


「生徒全員確認できました。

 みなさんは、ここで待機しててください!」


そう言うと、冒険者の二人が戦場へ戻っていく。

戻っていく方向を見ると白い狼煙が上がっていた。

さらに他にも1か所上がっている。


少し、厳しいか。


何かを告げて席を外せば・・・恐らく心配かけるか。

気付かれないようにゆっくりと気配を消してこの場から出ていく。







さて。


ちょっと手助けしますかね。

まずは身体強化と変装の魔術で髪を赤く変えながらワイバーンへ疾走する。

軽く飛ばして走って、前を走っていた冒険者を追い抜き、

見えてきたワイバーンに向けて得意の氷の槍を飛ばした。


翼が脆いのでまずは墜とすが・・・ちょっとこの個体は弱いみたいだ。


「ワイバーンだったか・・・これで飛べやしないだろう?」


「な!」


おっさん冒険者が驚きの声を上げる。


墜ちたワイバーンが悲鳴を上げるが、動きが鈍い。落下の衝撃で体を痛めたようだ。

まだもう1匹ワイバーンが居るようだ。

上がった狼煙の方で騒がしく飛んでいるのが見える。


「おっさん達、これで殺れるか?」


おっさんを視ながら言ってみる。


「なんとかやれるとは思うが、あっちの方も頼めるか?」


「解ってる、頑張れよ」


勝てるとは思う。

ワイバーン最大の利点である空からの攻撃ができないのだ。

後は、ちょっと火を吐く大き目のトカゲ程度だろう。


「さてと、あっちはまだ元気そうだな」


目標まで森を突っ切る様に駆けていく。

緊急の狼煙はこういう時に役に立つんだとしみじみ思う。


そのまま数分走り、2匹目のワイバーンの首を氷槍で吹き飛ばした。

当たったのが頭だったため、簡単に済んだ。

あっけにとられた冒険者達に後始末をお願いする。


探知魔法に引っかかる大きな魔物が居た。

その方向に振り返って見たが距離がありすぎて魔物の姿は見えない。

森の中から出てきた為探知できたが、この感じは「はぐれ」だ。

しかし、あれはSランククラスの冒険者でないと対処は難しいだろう。

この場にはSランク冒険者等居るはずもない。

となれば僕が行くしかないのか。


探知魔法で探知したドラゴンがどこに行くのかを探るように探知を強める。

森の中腹から飛んで来るドラゴンは明らかにどこかに狙いを付けて飛んでいるのが分かる。


大分離れているがあの方角には何が・・・。

と思った所で気が付く。

なるほど本命は「王女」か。

偶然にしては出来すぎだ。

そうなると、ワイバーンとドランゴンを誘導している奴がいる事になる。

ただ、そう言う事ができるなんて聞いた事もないが・・・。


魔力探知では王女が確認できていない。

ドラゴンが向かっている方向に居るのは間違いなさそうだ。

最悪の事体になってからでは困るんだよ。

まだ、転移やらバリアやらを再現できていない。

あいつの言う「らいとのべる」の魔法が再現できるまでは死なれちゃこまるんだよ!

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