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13 純文学〔文芸〕試合に出場するだけで対戦相手が勝手に負ける男の悲哀


【 タイトル 】



試合に出場するだけで対戦相手が勝手に負ける男の悲哀



――――――――――――――――――――――――



【あらすじ】



2020年東京オリンピック。


日本サッカー協会はオーバーエイジ枠で立木大輔を招集した―



 ◇



立木大輔はこれまでいくつもの競技でいくつもの金メダルを手にしている伝説の人物である。


しかし、その勝ち方は曰く付きだ。



彼が出場した試合はいつも対戦相手が体調不良で棄権したり、ルール違反で失格になったりするため、本当の勝負が成立したことは一度として無かったのだ。


つまり彼の金メダルは全て対戦相手の失策によって得たものだった。



 ◇



何故この様な現象が起きるのか主人公自身にも分からない。だがどんな競技のどんな試合でも敵失によって勝ってしまうので、やがて主人公は勝負に対する興味すら失ってしまった。


またあまりに不審な勝利を積み重ね過ぎた為、多方面から恨みを買ってしまい、様々な組織から命を狙われる様になってしまった。


もはや自由に食事をすることも、外を出歩くことも出来ない不自由な生活を強いられることとなってしまったのだ。



 ◇



当初は一方的な代表招集に反発する主人公であったが、大物政治家からの圧力によって結局出場を強いられる羽目になる。


そしていやいや日本代表チームに合流するが、当然チームメンバーは主人公を歓迎しない。


チームメンバーから見れば、立木大輔は勝負を穢す存在であるのだから仕方がない。



敵にも味方にも嫌われる、試合に出場するだけで勝手に試合に勝つ男の悲哀。



悲願のオリンピック・サッカー金メダルをかけた哀しい戦いが始まる。


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