世紀の大発見ー33
「さすが、コウキくんしっかりしてるね」
「ありがとう」
「でも、私が払おうと思ってたのに」
「いやぁ、悪いよ」
「私だって、王女なんだよ。取りに行く時には、私が払うからね」
「さすがに、悪いよ」
「そんな事ないわ。って言っても、おじいさまから、それ用にお金を預かってるの。だから気にしないで」
さすが王様だ。でもいつ渡したんだろう。そんなことを考えていると、リリーが、
「あのさ、この辺に私行きつけのカフェがあるの、せっかくだからのぞいていかない?」
「うん。リリーの行きつけのカフェなら、美味しいものがいっぱいありそうだし」
「じゃぁ決まりね」
ということで、リリー行きつけのカフェに行く事になった。
歩きながら、
「リリー、お姫様なのにどうしてそんなに街に詳しいの?」
「それはね、マジックリングが使えるから、マジックリングでよくお城を抜け出してお忍びで、街で遊んでいたからよ」
「なんか、想像がつく」
「それってそういう意味よ」
「ごめん、ごめん」
こんなことを言っていると、目的地のカフェについた。
ドアを開け、中に入る。すると中は、とてもいい香りに包まれている。
「いらっしゃいませ。こちらのお席へどうぞ」
ということで、僕とリリーは席に案内された。
メニューを渡され、
「お決まりになりましたら、お呼びくださいませ」
と店員は言い下がっていった。
僕は、字が読めないので、リーディングワードを起動させ、文字を読む。しかし、メニューを見てもどれがどんな味なのかわからないので、リリーに、
「わからないから、リリーに任せる」
「わかったわ」
と言って、店員を呼び出し、代わりに注文をしてくれた。




