はじまりー4
それからしばらくこの状態が続き、僕は、リリーが落ち着いたところで学園について説明や案内、さっきよりも詳しくモンスターについての話を聞いた。そうしていると、いつの間にか夜になっていた。
そのため、リリーの部屋でご飯を食べることになった。リリーと僕は部屋の中にあるキッチンへ行った。その時に僕は、食材を見せてもらった。すると、どれも見たことのない変わった食材だった。そんな食材をリリーは淡々と切り、魔法で火を起こし、その火で切った食材を炒めていく。部屋中にいい匂いがどんどんに広がっていく。よだれが出そうなのを抑えていると、あっという間に料理が出来上がった。リリーが料理を皿に盛り付ける。料理を始めて10分もかかっていない。なのに食べてみるととても美味しい。リリーの腕前がすごいと思いつつ、この世界の食材や魔法の凄さがよくわかった。これまで、難しい話が多かったこともあってか、リリーが気を使ってくれているのだろう。モンスターや学園についての話はなく、僕の来た世界のことや互いの趣味等のたわいのない事などを話をした。
その後、食べ終わると、僕はリリーに僕の部屋を案内してもらって、そこでリリーと別れ、僕は、色々あった疲れもあり、ベットに横になった途端に寝てしまった。