世紀の大発見ー21
記録測定だ。しかも、一番最初から、走高跳の世界記録を上回る2メートル50から始めるらしい。
ここまでは、24人中24人全員が成功し、僕の順番が来た。
さっきまでの練習を思い出しながら歩幅を合わせて、走り出し、飛んだ。このジャンプはバーの大きく上を通過し余裕で突破した。
この後、10センチずつ高くなり、少しずつ脱落者が出始めた。その結果、4メートルまで残ったのは、僕、アデス、ラーラ、アルミス、ロマノフという男子生徒だった。
「コウキ、お前さっきまで全然だったのに、すごいな」
「いやいや、アデスが教えてくれたお陰なのと、元来た世界でルールは同じで魔法のない競技をしたことがあるんだ」
「なるほど。だから背面跳びがうまかったんだ」
この辺の高さになると、クラスメイトからの声援も大きくなる。
一番最初に飛んだラーラとアルミスは、1度目を失敗する。この後、アデスは成功し、ロマノフも1度目は失敗した。そして僕の番が来た。
歩幅を合わせ、走り出す。予定の場所より手前で飛んでしまった。そのため、体がバーに触れてしまった。そのためバーは大きく揺れた。しかし、ラッキーなことにバーは落ちなかった。
結局、あの後、2度目、3度目と飛んで成功した人はおらず、僕とアデスの一騎打ちになった。
「もう、この段階で一年生大会では、毎年入賞している高さまで来てるよ。それとこれを飛び越えたら、去年の優勝者と並ぶから。2人とも頑張って」
とエリサ先生から激励を受けた。




