世紀の大発見ー2
ここから、しばらく、今日あったことを話していると、パッと忘れていたことを思い出した。
「リリー、そういえば昼に、元の世界に、物を取りに帰ろうとマジックリングでしたんだけど、帰れなかったんだけど…」
「えっこっちの世界に来る時に書いてもらった契約書に書いてあったと思ったんだけどなぁ」
「あの、名前書いたやつ?」
「そうだよ」
「あれ、おそらくエレファスト語で書かれてて、読めなかったんだけど…」
「あっなんでだろう。大事なところは日本語で書こうとしていたのに、1番大事なところを…。コウキ君、今この世界から、コウキ君の元いた世界に帰る方法は見つかっていないの…。本当にごめんなさい…」
「いや、全然大丈夫だよ」
「本当にごめんなさい…。一応、物が取れる魔法はあるんだけど…」
「じゃぁ、お願いしたいんだけど…」
「わかったわ。すぐに出すからね」
と言って、小さな、マジックリングの様な魔法が出てきた。リリー曰く、これで、僕にこの世界の招待状を送ってきたらしい。
そんな魔法を使って、ラノベやスマホ、ゲーム機など様々な物を取ってもらった。しかし、ゲーム機を取ってもらっても、コンセントが無い。スマホも電波が無いし、充電もできない。それでも…。っと思ったが、スマホをつけてみると、少しであったが、電波が入っている。元の世界から物が取れる魔法を起動しておけば電波は少しではあるが入るのだった。これは、大きな発見である。今僕のいる世界には電気がない。しかし、小学校の時に理科でコイルを巻いて作ったのを思いした。
発電に必要な事さえ分かれば、電気が作れるかもしれない。このことをリリーに言うとリリーは、
「電気ってコウキくんのいた世界のとてもすごい技術だよね〜。そんな物が、この世界でできるの⁉︎」
「うん。鉄とかの必要な材料さえあれば、おそらくできると思うよ…」
「もし本当にできれば、コウキくんは世界中に名前を知らない人がいなくなるわよ」
「そんなことないでしょ」
「いえいえ、世紀の大発見になるわ。ここだと足りないものがあったらいけないから、国立科学院っていうところに必要になりそうなものがあるかもしれないから行ってみよっか」
「名前がすごいそう。どんなものがあるの?」
「そう?あそこにはなんでもあるわよ。さぁ行きましょう」
「お茶冷めちゃうから、せめて飲んで行こう」
ということで、お茶を飲み国立科学院に行くことになり、毎回のことだが、マジックリングを使って僕とリリーは国立科学院へ出発した。




