はじまりー9
そして、もう一つの話が始まった。その内容は、エレファスト王国国立学院対抗魔法技術競技大会の選手選考の開始である。僕は、全く話がついていけない。その為、僕は、舞台袖で待機していた委員長に説明をしてもらう。
委員長曰く、エレファスト王国国立学院対抗魔法技術競技大会とは、エレファスト王国には、ここと同じような学校が、もう二つある。エレファスト王国国立第ニ、第三学院と、魔法の技術と学校の名誉をかけて競う大会である。通称三校大会と言うらしい。
この大会は、全22種の種目を行いその種目ごとに決められたポイントを取り合い、合計点で競いその年の優勝を決める大会で、昨年は、ソフィアが大会史上初の個人六冠を達成し、二年ぶりの優勝をしたという。
その大会の、校内予選についての話が今行われているのだという。途中からになったがその話を聞くと、予選が再来月から一ヶ月間行われる。そして代表に選ばれたものが、3月にある本戦へ出場できるという。また、この大会には、1年生も出場できるよう、1年生大会も同時に行われているのだという。また、同時に両方に出場することも可能でもあるらしい。そして、その1年生大会も三校大会の結果に影響し、三校大会の各種目の配分点の6割が1年生大会にも配分されており、その点数も三校大会の総合順位に加算されるということだった。
僕は、この世界に来るまで、秀でた才能もなく、大会で記録を残せていなかった。それどころか、出場すらしたことがなかった。そのせいもあり、必ず出場し、優勝する、と決意をした。




