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天使妹《マイテンシスター》、葉月の登場……。

 しかし俺はこんなものでは動じない……!


「お兄ちゃん!全く早くしてよねっ。」

「ごめんな〜。葉月はづきお待たせ〜〜!」

 そう!この妹天使マイテンシスター、葉月こそが俺の世界で唯一愛するものだ!!!

 このまさに神が与えたといえよう可愛らしい顔、艶やかな美しい黒髪、そしてそれを強調させるようなツインテール。これを神が与えたものと言わずしてなんという?

 俺はこの葉月を見るためだけに生きていると言っても過言ではない!

 もし葉月と付き合おうとする奴が現れようとするものなら俺は自分の命を惜しまずそいつを死に潜る勢いで殺しに行くだろう……。

「お兄ちゃんっ!何ぼけっとしてんの⁈もう先行っちゃうよ。」

 危ない、危ない。葉月に置いていかれるとこだった。

「今すぐお兄ちゃん行くからちょっとだけ待っててくれよ〜。」

「もっもう、少しだけだからね!」

 やべー、可愛すぎるんだけど……。

 今すぐ写真に撮って葉月アルバム(No,36)に速攻コレクションとして入れたい!

 早く家に帰って今撮れなかった分を撮ろう。うん、絶対に……!

「「「「ちょっと!」」」」

「付き合ってくれますか?」

「もちろんこのアタシと付き合ってくれるよね?」

黒炎竜ダークウィザード、早く契りを交わせ。」

「もう一度言う。私と付き合ってもらおうか。」

 だああああああーーーーーーーー!!!!!

 こいつらのことすっかり忘れてた。

 いささか良心は痛むがとりあえずこのまま全部断ってさっさと帰っちまおう……。

「あの、あなたたちはなんですか?」

「「「「私たちは……」」」」

「浩くんの未来の彼女です。」

「ヒロシの彼女(仮)だ!」

黒炎竜ダークウィザードと運命の契りを交わす者だ。」

「ヒロシくんの将来の嫁だ。」


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