俺の平凡なぼっち生活が……。
「えー!それマジー?超ウケるんだけどww」
「それ美味しそう私にも頂戴〜!」
ここは昼休みのとある教室の一角、そこに俺はいる。
俺の名前は「立山浩」
俺のクラスでの立場は先ほどの女子たちのキラキラした生活とは程遠い、いわゆるぼっちである。
しかし、俺はそこらへんのぼっちとは違い、ぼっちにしかなり得ない特殊な状況に置かれぼっちになったのだ。そこらへんのぼっちなんかと一緒にしないでくれ。
俺が置かれた特殊な環境……、それは男子が俺しか存在せず全校生徒のうち女子の割合が99%をしめるという女子校(元)である!
そんなことを知らずに入学した俺は入学式から浮きに浮きまくり今のぼっち生活に至る。
そんな、このまま順風満帆なぼっち高校生活を送ると思っていた俺に日常を大きく変える出来事が起きる。
ある日のこと、俺の引き出しに昼休みに理科室に来てくださいという手紙が4枚入っていた。
どうせ前にもあったようなイタズラなんだろうと思いながら理科室に一応来てみると、そこには本当に女子が4人いて、正直驚いた。
あれ、マジだったのか……。
っということはお約束の告白タイムが始まる感じですか?
「ひ、浩くん。すっ好きです。付き合ってください!」
「ヒロシ、あんたアタシと付き合いなさい!」
「ククッ、立山浩、いや黒炎竜。この私、堕天使サティラと運命の契りを交わすことを命じる。」
「ヒロシくん、私と付き合ってもらおうか。」
来た来た来た来た!青春ラブコメの王道であり、お約束の告白タイム!!!
こいつら、同じクラスの。えーと、順番に「白井美鈴」、「黒石純」、「小山凛」、「橘鏡花」だったけ。
そんなことより……。
人生初!クラスの女子4人から一気に告白されたぁぁぁぁ!!!!
んっしゃあああああああ!うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!
もしかしてこれ俺のモテ期ってやつ?