滅茶苦茶な勇者姉妹のお家でお泊まり会
「おかえりお姉ちゃん、ってあれ?ライ?」
いつものようにドアを開けて帰ってきた姉にルナがエプロン姿で玄関までお迎えにいくと見慣れた客人がいることに気づく。
「よ、邪魔する」
「ルナ、ライは今日は家に泊まっていくから準備お願いできる?」
「う、うん、それはいいけど…」
急な事でルナは少し困惑する。確かに突然お邪魔して泊まるからと言われても…。んー、泊まる?
「えらいえらい」
ルナが迷ってる中、ソレーユはルナの頭を撫でる。
そんな姉に撫でられたのが嬉しかったのかルナは目を細めて「えへへ〜」とはにかんでいる。
「わかった、すぐに準備するから二人ともリビングで待っててね」
そう言ったルナはその可愛らしいハートマークのついたエプロンを靡かせて戻っていった。
「妹の扱いに慣れてきてるな」
「ライほどじゃない」
ということで俺は勇者姉妹のお家にお邪魔するのだった。
勇者姉妹の家の中は意外と普通だった。
白の木材を基調とした作りになっており夕方にも関わらず窓から差し込む光だけでも部屋全体が明るい。
そんな部屋には所々に可愛いぬいぐるみが散らばっており二人とも女の子だな〜って思ってたりする。
ライは通されたリビングに四人用の椅子とテーブルが設置されてあり、ソレーユにそこに座るように促される。
ソレーユもライと反対側の席に腰を落ち着かせる。
「どこから話す?」
「その前にちょっとだけ待って貰えないか?」
そう言って俺は鞄から紙切れとペンを取り出して何かを書き始める。
それを書き終えるとライは綺麗に折りたたんで魔法を唱える。
するとその紙は虚空に浮いたと思えば次の瞬間にはその場から無くなっていた。
「なにしたの?」
「いや、一応アリシア達に連絡しておこうと思ってな」
ライが飛ばしたのは今夜は帰らなくなる旨を書いた手紙だった。それを魔法でライは大臣の元まで飛ばしたのだ。
本来なら手紙屋を使うところなのだがそれだと間に合わないので魔法で飛ばしたのだ。
「何せ今夜は返してくれそうになさそだからな」
「察しがいい」
「最初から帰すつもりなかったじゃない」
ソレーユが両肘を机につき両手を口元で握りどこかの司令官さんがやってそうなポーズを取っているとライの隣の席に音もなくティルが座っていた。
「ちょっと不機嫌?」
「別にそんなことないわよ」
「そう、でも今回だけはお兄ちゃんを貸してほしい」
「わかってるわよ」
「ティルはなにか好きな物ある?」
「…トマト」
「ルナ、今日の晩御飯にトマト入れれる?」
ソレーユは席から立ち上がり台所で晩御飯作っているルナにリクエストする。
「うん、大丈夫だよ〜」
「じゃあお願い」
「はーい」
ルナは快くそれを了承してまた料理に戻ったのかトントントンと小刻みに音が聞こえ始めてきた。
ソレーユも席に戻りまたさっきと同じポーズをとる。
「話してもいい?」
「あぁ、いいぞ」
俺もさっきより少し姿勢を正す。これから離すのはおそらく俺たちにとってとっても大事なことだろうからな。
「なかなか難しい」
「だな、これ以上はいくら考えても答えは出ないだろう」
ソレーユとこれからの未来について話していたら時刻は既に夜の九時を回っていた。
魔王のことや勇者のことについて。
過去に何が起きたのか。
そして自分たちの本当の親、もっというならその血筋はどこに当たるのか。
両親の顔も名前もお互い思い出せない状態で自分たちはこれからどうするのか。
魔王と名乗る少女リリナについてはどうするべきか。
話し出したらキリがないほど出てきた。
そんなソレーユとライの会話をティルは隣で黙ってひたすら聞いていた。
途中から晩御飯の支度が終わったのかルナも会話に参加していた。
「ん〜」
そこで一息ついたルナが大きく伸びをする。
「そんなことよりご飯食べようよ!」
「ん、お腹空いた」
「だな、腹が減ってはなんとやらだな」
「そうね」
ということでお話はここまでにしてルナの作ってくれたご飯に預かるのだった。
ルナのご馳走、トマト煮込みハンバーグは凄い美味しかった。
ティルも話してる時は終始不機嫌そうだったがルナのハンバーグを食べて今はご満悦だ。
「ふぃ〜お腹いっぱい」
「ライは美味しく食べてくれるからこっちとしては作ったかいがあって嬉しいよ」
「いや、実際ライガルのお店で普通に出せるレベルだぞ」
「ありがと、ライにしては素直に褒めるね」
「俺だってそんな時はあるさ」
「いつもそうだと嬉しいんだけどね〜」
ルナはそう言いながらテキパキとみんなのお皿を片付けていく。
「俺も手伝うよ」
「おぉー、ライって結構優しい?」
「元からだな」
ライもお皿を手に取りルナと一緒に台所に消えていく。
テーブルには食後の紅茶が置かれておりソレーユとティルはそれをゆっくりと味わっていた。
「今を生きればそれでいいんじゃないかしら」
不意にティルの発した言葉にソレーユは顔色ひとつ変えずに紅茶をテーブルに置く。
「ティル」
「現に敵同士だったあなた達はこうして一緒にご飯を囲んでいるのだから。過去は過程で未来は推測でしかない。根も葉もない世界の事情なんかより、あなた達が歩むべき道は今にあるんじゃないかしら?」
「そうはいかないの」
「…魔王の存在、彼女が現れてしまった以上って感じね」
「私は私の役目を全うする」
「ソレーユ、あなた少し安心してるでしょ」
ソレーユはティルにそう指摘されて少しドキリとする。
キョトンとした顔で彼女はティルを見つめていた。
「どうしてそう思ったの?」
「あなたは考えてる事は単純すぎなのよ」
「ポーカーフェイスは得意」
「全然隠しきれてないわよ。いいわ結論だけ教えてあげる。リリナ、現魔王はあなたには倒せない。ライがいる限り」
「なぜ?ライは魔王じゃない。魔王がその子だと言うならライは関係ないはず」
「残念だけどそうもいかないのよ、捻りにねじ曲がったこの因果はそんな単純には終わらせてくれないわ」
未だにティルが何を言っているのか理解できないソレーユは首をちょこんと傾げる。
そんなソレーユを見てティルは困ったように小さくため息をつくと少しだけ優しい顔つきにになって台所でルナの手伝いをしているライの方向を見る。
「来るべき時が来るまで今を楽しみなさいって言ってるのよ」
「あなたもそんな顔するのね」
「私だって元は…、なんでもないわ」
ティルは何かを途中まで言いかけて、やめた。
ソレーユもそれを追求することはなく少しの沈黙が訪れる。
それからティルは紅茶を飲み干して席を立った。
「帰るわ」
「ライはいいの?」
「あなた達がいれば問題は無いでしょう?」
「そうじゃない」
「言いたい事はわかるけどそれを踏まえて問題ないのよ」
そんな大人びた笑みを魅せるティルにソレーユは同性だと言うのに少しドキッとしてしまう。
「その余裕は、少し腹が立つ」
「ふふ、私と貴方じゃ彼といた時間の差は圧倒的だもの。だから今回は譲って上げるのよ」
「盗られても文句はなし」
「ソレーユになら言う文句もないわよ。それに私は大丈夫じゃない所に行かないと後が大変だから。また明日ねソレーユ、おやすみなさい」
「ん、おやすみ」
ティルの身体が徐々に黒い粒子に飲み込まれていく。
そんな中、ティルは最後にソレーユに一言だけ言っておくのだった。
「目の前の幸せを逃がすんじゃないわよ」
そう別れの挨拶を交わすとティルは黒い粒子に飲み込まれて完全に姿を消していった。
その後に台所からガシャーン!という大きい音が聞こえたがソレーユは気にせずにゆっくりと冷めきった紅茶を嗜む。
ティルが自分たちについて何か知っていると、勘づいてはいるものの何も聞かずにいた。
彼女は知ってて何も教えてくれなかった。ということは聞いてもきっと答えてはくれないだろう。
いや、抽象的には何かを教えようとしてくれてたのかもしれない。
それでも今のソレーユには理解が追いつかなかった。
必死に考えてはみるものの到底答えには辿り着きそうにない。
それに最後に聞いたセリフ。
ティルは未来を考えるよりも過去を悔やむよりも今を、現在を大事にしろと執拗に押していた。
本来なら未来を見据えて今を考えるのが普通のはずなのに。ティルは今あることに執着してた、ように思える。
それが何故なのかを考えようとしてみるも先程から頭を使ってばかりで軽い知恵熱も出ていた。
「あなたはどう思っているの、ライ」
ソレーユはそう呟いて机の上に突っ伏しゆっくりと目を閉じるのだった。
台所でルナと一緒にお皿洗いを終えてリビングに戻ってくるとティルの姿はなくソレーユは机に突っ伏していた。
ソレーユに近づいてみると彼女はすやすやと寝息を立てていた。
「寝てるね」
「寝てますなぁ」
そんな姉の寝顔をにまにまと見ているルナに俺とタメが張れるぐらいのシスコンぶりだなと呆れるライだった。
「このままじゃ風邪ひくし寝床に連れて行ってやろう」
「うん!そうだね。じゃあ私ちょっとお布団の用意してくるね」
「おう」
ルナはそう言って二階の方に消えていった。
ソレーユも疲れきっているのかちょっとした物音じゃ起きる気配はなさそうだ。
俺はソレーユの隣に席に腰をかけてちょんちょんと彼女のほっぺたを突ついみる。
ソレーユは少しくすぐったそうに身じろぎするだけでやはり起きそうにない。
それにつついてみてわかったけどソレーユのほっぺは意外とぷにぷにだ。
その感触が堪らず調子に乗ってつっつきまくる。
さすがに鬱陶しいと思ったのかソレーユは少し顔の位置をずらしてそのままほっぺをぷにろうとした俺の指をぱくり。
「おぅ!?」
思わず変な声が出てしまった。
まぁ調子に乗って突っつき回してたのは悪かったがまさか食べられるとは思ってもいなかった。
ソレーユはそのまま俺の指を甘噛みした後、何かと勘違いしてるのかぺろぺろと舐め始める。
なんともこしょばゆい感覚に少し背筋がゾクリと震えるがこれはこれでまた癖になってしまいそうでしばらくそのままにしてみようとしたが…。
「なーにしてるのかな?らーいー?」
階段から降りてきたルナが滅茶苦茶恐ろしい笑顔でこちらににじり寄ってきたからだ。
「らぁいぃ?」
「すみませんしたぁ!」
ルナに後ろから両肩をがっしりと掴まれて身動きが取れなくなる。
ただでさえ指はソレーユに咥えられたままで相変わらずチロチロと舐められてるのがわかる。
「その手は、なにかな?切り落としてもいい?」
「ルナがそれ言うと冗談に聞こえないからぁ!」
「実は私ねぇ、冗談は嫌いなんだよねぇ〜」
「ひぃぃぃ!」
姉のことになるたとんでもない狂気を感じさせるルナにライは精神的にだいぶ、いやかなり追い詰められるのだった。
あれから無事にソレーユをベッドに寝かしたあと二人してベランダに出る。
部屋の電気は全て切っており街中も暗い。おかげで見上げる夜空はとても綺麗に見える。
そういえば昨日も星を眺めてたっけ。最近は星を眺めるのが多くなったな。
時折一人の時でも不意に夜空を眺めてる時が多く、そのほとんどは無意識にみていることがあるんだよな。
「今日も星が綺麗だね」
「そうだな〜」
「えい!」
「うおっと!?」
ルナに曖昧な返事を返すと軽くタックルされた。
危うくベランダから落ちそうになるが踏みとどまる。
この子はちょくちょく殺しにくるから油断ならないな。
「意外だった?」
「なにがだ?」
「カオスのこと」
「あぁそれか、意外といえば意外だが理にかなってるのは確かだろう」
「カオスがしたことは周りから見れば確かに許されない。でも真実を知っている人達だけは彼女を責めない。私とお姉ちゃんがそうであるように」
ルナはそう言いながら両手に持っていたコーヒーの入ったマグカップを一つこちらに渡してくる。
俺は一言「ありがとう」と言ってそれを受け取り口につける。
ん〜、こんな日はブラックが体に染みる。
「勇者の末裔達を救うために勇者の村を滅ぼす、最初聞いた時は耳を疑ったよ」
誰もが知っている勇者に関しての確かな情報の一つ。
勇者がいた村は混沌龍ことカオスが一夜にして滅ぼしたということ。
それ故に、勇者はその日に全滅したと全世界の人達が知っている紛れもない事実話なのだ。
今でこそ勇者や魔王の存在は伝説話になってはいるがその村があったのだけは確かな事だった。
だからこそ、ソレーユがカオスと顔を合わせた時は少しばかし緊張したものだ。
何よりソレーユ自身がドラゴンに対して強い怒りを抱いていたからだ。
まぁ、結果は呆気のないものだったが。
ソレーユは特にカオスを責めることはなかったし、それはルナも一緒だった。
ソレーユはこの話題をする時に、前置きにも「私たちはカオスに滅ぼされたのではなく救われた」と言ったのだ。
それまでの勇者とその一族はそのあまりの力の強さゆえに迫害を受け、あまつさえ都合のいいように利用されていたと聞く。
まだ幼かったソレーユ達にはあまり実害と呼べるものは無かったらしいが彼女たちは勇者の村、フェデェルカが出れなかったらしい。
事実上は各国による監視ならぬ監禁だ。
そんな息詰まった勇者一族を【滅ぼした】と思わせることで解放したのがカオスというわけだ。
今でも勇者の一族はこの世界に散り散りなって密かに暮らしているらしい。
「それにそれをやった理由がなぁ」
「カオスちゃん曰く、それが最後のお願いだったから。って言ってたしね」
「まぁ本人がそう言うのだから間違いないんだろうけど」
カオスはそれ以上のことは何も喋らなかったみたいだしソレーユも聞いてない。
最後のお願い、それが誰にお願いされたものなのか。
伝承通りなら思いつく人物は一人、その時の現魔王だ。
カオスは他のドラゴンと違って勇者側ではなく魔王側についていたドラゴンとしても知られてる。
なら彼女にお願いができる人物がいるとするならば必然的に一人に絞られる。
「勇者はそれでいいとして、魔王側の人達はどうなったんだ?」
「魔王と言っても特に何かしてた感じはないらしいよ?ただ人の手に余る存在として疎まれてはいたみたいだけど。でもそれもカオスちゃんが勇者の村を滅ぼすのと同時に姿を消したみたいだけど」
「姿を消した?」
「そう、カオスちゃんが戻った時には家もお城も何もかも無くなってたみたい」
「それはまた不思議な」
「だから勇者も魔王もそれ以来、表に出てくることはなかったみたい」
「俺たちを除いては、か」
「確かに自分たちがその末裔とかだとは思えないもんね〜、全部全部御伽話みたいなものだし」
「それでも確かに俺たちはその一族だと確証できるものがある」
「お姉ちゃんはドラゴン従えちゃうしね。しかもそのドラゴン、ユグドラシルさんから直々に言われてるとなったらね」
そしてその勇者であるソレーユが俺の事を魔王と呼んだのならそれもまた事実だということだ。
「まぁ、ゆっくり考えて行けばいいんじゃないかな?」
「ん?」
「二人とも行き詰まってるように感じたから。だからそういうのはその時になったら考えればいいんじゃないかなって」
「ルナにしてはやけに曖昧だな」
ルナはクスクスと「そうだね」といって俺に目を合わせる。そんな真っ直ぐな瞳にライは相変わらず綺麗だなーと感じてしまう。
月夜を浴びてキラキラと輝く彼女はまるでどこかのお姫様みたいだった。
「要はさ、みんなこうして食事だってするんだから今を楽しく生きれればいいんじゃないかな?」
「ふむ」
「勇者とか魔王とか、争ってたのだってもう昔の話でしょ?」
「ふむふむ」
「だから…」
ルナはそこで一度言葉を区切り俺をじーっと見つめる。
そこで少し小悪魔っぽくニヤってしたと思ったら手を掴まれ思いっきり引っ張られる。
そのままソレーユのいるベッドに押し倒されてしまう。
「うお!?」
俺を押し倒した後、ルナもソレーユを挟むようにして反対側の方にダイブする。
「つまりはこういう事だよ!」
「いや、訳分からんしソレーユが起きるぞ」
「大丈夫だよ、お姉ちゃん一度寝たら何しても起きないから」
そう言いながら姉のほっぺをつんつんするルナ。
ルナの言った通りソレーユも起きる気配がない。
逆にここまでして起きないとなると不安になるな。
試しにライもほっぺをつんつんしようとするがルナに牽制されてしまった。
さっきのこともあってかルナの顔が般若になっていた。
でもこれはダメで同じベッドで寝るのはいいのか、判断基準がよく分からん。
「ほら、ライも寝るよ!明日は休みだけど夜更かしはダメなんだから」
「わかったわかった、もう何もしたりしないからルナも寝ろ。ルナこそ夜更かしはお肌の天敵だぞ」
「むぅーそれぐらい分かってるもん」
ちょっと膨れたルナは姉に毛布を掛けてやり自分もまた毛布を被る。
「じゃあおやすみ、ライ」
「おやすみ」
ライもルナから渡された毛布を被って仲良し姉妹を背にして眠りにつくのだった。
先週は更新できずにすみませんでしたァァ!
なんか懐かしいな…
ということで久しぶりだな皆の者ー元気にしてるかー!
書いていたら終わりが見えず、更には仕事が忙しくなるという言い訳だけさせておくれ?
そのかわり!今日のは少し長くなってますので!それで堪忍してもらえれば!
それともう1つ、先に言っておこうと思うのだが年末年始は仕事で潰れるためその間の更新はお休み致します。時間があれば書いていこうとは思いますが多分難しいと思うので!
誠に勝手ながら申し訳ありません
とまぁ、我の話はこの辺で!
それでは皆の者、サラダバー!
ルナ「この前、お姉ちゃんが寝てたので顔に落書きされたら怒られました」
ライ「勇気あるなぁ」
ソレーユ「次やったら森に吊るす」
ルナ「ぴえん」
ティル「怖いもの知らずなのも考えものね」
ルナ「むむぅ、ライとティルちゃんはお姉ちゃんの何かを知ってるな?」
ライ「一時期は一緒に暮らしてたからな」
ティル「そうね、その時の怖いもの知らずなおバカさんこの子だっけど」
ソレーユ「私は何もしてない」
ライ「いや、してたぞ?」
ソレーユ「ぷい」
ティル「またそうやって可愛くそっぽ向かない」
ルナ「いいなぁいいなぁ、今度お姉ちゃんの話聞かせてよ」
ライ「お、いいぞ。今度いっぱい聞かせてでででで…」
ソレーユ「余計なことは言わなくていい」
ライ「あの分かったんでほっぺつねるのやめてくれまへん?
」
ソレーユ「ぷい」
ティル「それしてれば許されるとでも?」
ソレーユ「次回」
ルナ「滅茶苦茶ご立腹なマイシスター」
ライ「次も見てくれよな」




