滅茶苦茶なエピローグIV
静まり返った夜の世界。
街を照らすのは街灯のみ。それでも街を、国を綺麗にその光は彩っていた。
そんな国を遠くから自慢の銀髪を風に靡かせながら眺める者がいた。
「我は結局どうすれば良かったのだ…」
そう口をついて出たのは悲痛な後悔だった。
「いずれチャンスは訪れますよ、リリナ様」
そんなポツリと木の枝に佇むリリナの横に仮面を脱いだレベンが立っていた。
「こんなこと、我は最初から望んでおらん」
「知っていますとも、貴方様の下僕になった時からずっと」
「我はなりたくて魔王の座についたのではない」
「えぇ、ですが運命は貴方様を選びました」
「ただ我は、普通にしていたかった」
「叶うのであれば私もそうさせてあげたかった」
「我は我が嫌いだ」
「ですがあの方は貴方様のことが大好きですよ」
「我は、我は…。うぐっ、ひっく…」
「大丈夫です、あの御方ならきっとあなたを迎えに来てくれますよ」
レベンは泣き始めたリリナにそう優しく言葉をかける。
その肩にはリリナが大事にしていた至って普通でどこか暖かい黒コートを被せて。
「だってあんなにも貴方様のことを大事に思っているのですから…」
レベンはリリナに被せた黒コートの元の主を思い出しそう言葉にした。
「早く迎えに来て下さいよ、貴方の大事な人はここに居るのですから…」
静寂の夜に煌めく星にまるで願うかのようにレベンはそうそっと呟いた。
そんな願いに応じたのか、それともここで泣く少女の涙を表そうとしたのか一筋の流れ星が暗い空を少しだけ彩ったのだった。
ふぅ〜、これでようやく一区切りだな!
これからもまた修正に付け加えをしてところどころ変わっていく部分が出ると思うがそこはまた暖かい目で見てくれると嬉しいぞ!
ということで、今日はこの辺でサラダバー!
ライ「ちょっと奥さん聞きました?まだ次の章の準備できてないんですってよ」
ルナ「えぇ!?次は私とお姉ちゃんのストーリーじゃないの!?」
アリシア「メインヒロインを放置とはどうゆうことだ!!」
リーナ「メインは、わたし」
ネア「私も、ね」
ティル「…」
グラウ「大変だな、あいつも」
フィナ「他人事に言うんじゃないわよ、タラシ」
グラウ「誤解だ」
フィナ「なにが誤解よ!もぅ!」
グラウ「俺は何もしていない」
フィナ「うるさいばか!」
リリナ「…」
レベン「これはぁ〜危機を感じますねぇ〜」
リリナ「うがぁぁ!!」
ー全員仲良く吹き飛びましたー
アリシア「次の章こそ出番ありますように!」
ネア「そう、ね。もう待てないかも、ね」
フィナ「てか早く私たちの話もだしたさいよバカ!」
ルナ「私達もだよ!?」
ソレーユ「とにもかくにも」
ライ「次章もよろしくな」
ルナ「お姉ちゃんだけずるい!?」
フィナ「無視するなぁぁ!」




