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滅茶苦茶なシスコン剣士の妹件  作者: 魔王
メインヒロインだったはずの勇者の末裔
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滅茶苦茶な勇者の末裔とテート?ソレーユ後編

あれからちょっとした尋問もとい拷問を受けた後、普通にデートを再開しちゃうからこの姉妹は怖い。何だかんだで夕暮れなのがもう怖い。半分記憶ないよ、俺。

「ライ」

「なんだ?」

そんな夕暮れを背に、ソレーユが俺に振り返る。ルナと違って喜怒哀楽が少ないがその顔はなんだか切なげに見えた。

「私を、ライの妹にして」

ソレーユはそんな爆弾発言を吹いた風のようにさらっと言った。

「へ?」

当然、思考回路が追いついてない俺は間抜けな声を出してフリーズ。

「いい?」

「よろしくないな」

俺はなんとかフリーズから解けて答える。

「どうして?年齢がライと一緒だから?」

「いや、そういう問題以前にソレーユは俺が守ってやるほど弱くないだろ」

「…」

「俺の妹たちは、まぁ個人的に守りたいって思う子もいるけど基本的には守ってやらなくちゃって思うからそうしてるだけだ。けど、ソレーユはリーナ達みたいに弱いわけじゃないだろ」

「女の子はいつでも弱いもの」

「それは単なる偏見だ。強い女もいる」

「私はそれに該当する?」

「少なくとも、俺の知ってるソレーユならな」

「変わった?」

「あぁ、姿形は変わらないが中は変わった」

「ライと一緒?」

「かもな」

「弱くなった?」

「それはよくわからんけど、まぁ、俺の妹になる前にソレーユはルナの姉だろ?」

「そうね」

「だったら守ってやれって。今まで放置してたんだろ?」

「…そうね」

ふっ、とソレーユが目を閉じる。まるで何かが決まったように。

ちょっとした静寂が二人を包む。それはまるで、何かを別れさせたかのように。望まない決断を踏ませたように。夕暮れは沈み夜の帳が二人を包む。

「教える。昨日、ライが聞きたかったことも全て」

「そうしてくれると助かるよ」

二人は街をでてフェバルの森に向かうのだった。



「やっぱり、森が落ち着く」

「そうか?」

フェバルの森、その中心部には少し開けた場所がある。と言っても木は所々生えてはいる。それも特大級のが。フェバルの森の中心に円状になって開けてるこの場所はフェバルリングという場所だ。唯一ここは魔物が入ってこれない場所なのだ。なぜなら、それは周りを囲む特大級の木々にある。魔物避けの匂いを出す特殊な木で人の嗅覚では感じられない、魔物にだけ有効な匂いを出すとか。そのせいかここだけは静かだ。いつの間にか空に登り出した、満月、いや少し欠けた月が照らし始める。まるで、月光浴でもしてるみたいに。

「まず、何から聞きたい?」

「なにから、ね。じゃあ、俺の気のせいかわからないがソレーユはなぜあの時の姿と変わってないんだ?」

「それはあなたに会ったから」

どゆこと?

「俺と、会ったから?」

「そう、正確には魔王の血族と会ってしまった」

「それが、原因なのか?」

「そう」

「わけがわからないんだが。なぜ、勇者一族は魔王一族のものと会うと姿形が変わらくなるんだ?」

「それが、あなたの、と言ってもわからないと思うけど先代魔王が私たち勇者一族にかけた呪いだから」

「呪い?」

「そう、魔王一族が勇者一族の寿命を止めた。正確には進む時間を」

「そんなことが出来たのか、先代魔王とやらは」

「えぇ、だから、私の父は二百年生きることが出来た」

「に、二百年って…」

そんな、人が進む時間を止めたから二百年も生きたなんてさらっと言ったけど相当なことだと思うぞ。

「じゃあ、ソレーユがあの頃と変わらないのは…」

「魔王一族と会ったことで呪いが発動した」

「じゃあ、ルナはどうなんだ?」

「あの子は別」

「別?」

ソレーユはそんな俺の普通の疑問に一度、空気を入れ替えるように息を吐く。そんな間があった後、ソレーユはなんともなしにいった。

「ルナには勇者としての力は継承されてない」

「え?」

「そのままの意味、流石にこれが理解できないほど馬鹿じゃない、よね?」

すげー人を疑うような目でソレーユがこっちを見てきたので自信満々に答えてやった。

「わからん」

「頭はまだまだあの頃と一緒、なのね」

すげーため息つかれた。

「つまり、ルナには私のような勇者としての力も呪いも、何も受け継いでないの。ルナにはかつて勇者が振るえた力を何一つとして出来ない。それに近いことさえも無理。出来るのは自分の剣をいつどこにいようと召喚できることだけ。それ以外はできないし、やれない」

「やれない?」

「あなたを殺すこと」

「俺を?けど普通に刺されたけど?肩とか肩とか肩とか」

「心臓は絶対に刺せない、ルナにはね」

「ソレーユは?」

「刺せるけど、試す?」

そんな馬鹿な疑問に応えるようにソレーユはシュレディンガーを取り出した。

「いや、遠慮するわ!」

ライは慌ててお断りするのだった。

「まぁ、なんだろうな。色々と疑問はあるんだが…」

「聞いてくれたら答える」

「そう言ってもらえて非常に助かるけど…」

これ俺、詰んだんじゃね?さっきからソレーユはシュレディンガーをしまう気配がない。それに、周りの空気が。正確には俺とソレーユの空間だけが異常に圧迫されている。木々のざわめきがまるで本当に唸っているかのように見える。そのなかで、どうしても勘違いと思いたいことが一つ。ソレーユから、殺気が感じられる。それも明確に、俺に向けて。

「他に、聞きたいことは?」

ソレーユはほぼ無表情に近い顔色でそう首を傾げる。

「じゃあさ、何でここで話し合うことにしたんだ?場所ならいくらでもあったろ?」

「さっき言った。森の方が落ち着く」

「それは、ユグドラシルもいるからか?」

『気づいておったか』

俺達の頭上、そこに途端と現れたユグドラシル。ユグドラシルはソレーユのところに降りて後ろで佇む。

「そう、気づいてたのね」

「ちょっと前にな」

『前とは違うということかのぅ』

ソレーユそんなライに提案した。シュレディンガーを構えて。

「ライ、お昼の試合の続きをやらない?」

「ご遠慮しときたいんですが?」

「なら、あの時の約束をここで使うわ」

「なんのこと?」

「忘れた、なんて言わせない」

「あいあい、忘れてませんよ。けど、その使い方はちょっと卑怯なんじゃない?」

「こうでもしないと、ライは逃げる」

「仰る通りです」

ソレーユは一度深呼吸をしてライに向けていう。

「最後のデート、付き合って」

「嫌なデートだな」

俺はそんなソレーユに一言返してやった。心の底から、この終わり方は嫌だと思ったから。

そう来るだろうと思ってたよ。ここに来た時に。だから、一つだけ付箋は打たせてもらったぞ。

はぁ、この一月二月、クッソ忙しい我だ!

もう正直、もう出ないんじゃないか?って思ってる人の方が多いと思うがだす!

ということで、いつも読んでくださってる皆様方、本当にありがとうございます!そして、ごめんなさい!一月そうそう遅らせすぎなのわかってます!すみませんでしたァァァ!!

ということで、一つおしらせだ!

滅茶シス!はいつも水曜日の18時にだして(いたかはもう不明)のだが今度からは日曜日の18時にだすことにしたぞ!なので!今後ともよろしくお願いします!



ライ「この一月二月はオンパレードなんだとさ」

ルナ「なにの?」

グラウ「コンテストとテストと卒展があるんだと」

ソレーユ「盛りだくさん」

ライ「企画から考えないといけないんだと」

ルナ「それより私たちのプロットを考えて欲しい」

グラウ「全くだな」

ソレーユ「まぁ、次からは遅れないようにだすこと」

ライ「遅れたらその分どこか空いてる日にバーって書いて補填するとか」

ルナ「しないとか!」

グラウ「それだめだろ」

ソレーユ「とにかく、頑張れ」


ということで!一月そうそうやっちまいましたが皆様方、どうか、どうか広い心でお願いします!


ルナ「ていうか、なんでそういって月曜に出すの?」

ライ「忘れてたって」

ルナ「ばか!」


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