滅茶苦茶な少女現る!
「気がつけば俺はネアに膝枕されていた」
「?」
「いや、なんでもないよ」
どうやら俺は知らずのうちに気絶してたみたいだ。流石に体が応えたのだろう。にしても、レベン。とんでもなく強かったな。人の心を操る奇術師。魔法を使ったのは最初のフィナにかけたリネクティブドレインだけ。残りの分身体や透明化する魔法は知っているがどれも長い詠唱があったはずだ。恐らくネアでさえ一節を読まないと発動できないほどの。分身体に関してはライみたく幻惑分身があるんじゃないかと思うが、あれはもともと幻想の物体にしか過ぎないのだ。それについてはライが異常なのだ。しかし、レベンは違った。あれは幻惑分身なんかじゃない。ましてや他の分身魔法なんかでもない。なにせ、どちらとも違う意志をもっていたのだから。それに、性格さえも違った。しかも、袴タイプの装甲化だったとしてもその防御力はさして変わりないがない。なのにあいつはそれをいとも簡単にその短刀を通したのだ。しかも深く。これを奇術と言わずしてなんと言おうか。俺は体のあちこちを確認するが動かすだけ激しい痛みが体中を襲う。
「ぐぁぅ!?」
そのせいで変な声が出てしまった。やはり相当なダメージが入ってたらしい。装甲化して痛みも多少は軽減されていたから気づきにくいが既に体中が傷だらけだ。血はネアが止めてくれたらしいが。ちなみにだがネアは治癒魔法が使えない。使えるとしても痛みを紛らわす魔法ぐらいだ。だから、治してもらうとするならアリシアかシェルさんに頼まなければならない。なので、こんな所でへばってはられないので頑張って起きることにした。俺は体に無理を聞かせネアの柔らかい膝枕から起き上がる。
「あまり無理はしないで」
「大丈夫だ、多少痛いが動けない事はないからな」
「ピリオド」
ネアは無理に起き上がるライに幻惑魔法をかける。それらは痛み紛らわすための魔法。しばらくの間、痛みに終止符をうつ。しかし、それも効力が切れれば激しい痛みがライを襲うだろう。その前にアリシアに治療してもらわなくては。
「よし、だいぶ動くようになったし行くか」
「んっ」
改めてネアの姿を見る。その手はおそらくライを治療するのについてしまった血が服や肌にあちこちついている。治癒魔法が使えなくてもネアは頑張ってライのことを治療したのだ。そんなネアの姿にライの顔は綻んでいた。そんなネアの汚れた手を取りライはアリシアたちの元へ向かうのだった。
「うむ、これで安静にしておけば大丈夫じゃ」
「だれ!?」
早速グラウたちの元へ戻ってきたライ達だが、そこには、頭にちっちゃい角?を生やした灰色の髪の子がいた。髪は何もいじっておらずそのままストレートに腰のあたりまで伸びている。服は簡素な白ワンピースだけ。肌は健康的な色をしていた。そして、その少女はそのクリムゾン色の瞳でライを睨む。しかも、そのロリ体型に見合わず古風な喋り方をしている。
「ほぅ、レベンをやるとはなかなかよのぉ、お主」
その瞳に一瞬ライはたじろぐ。その瞬間だけ何かが違う、威圧的なものを受けた気がしたから。それぐらい目の前の少女は何かを感じさせるものがあった。しかし、敵ではないのだろう。なにせ、ルナやアルガとレオの治療をしてくれたのか三人とも穏やかな寝息をたてている。アリシアはというと疲れているのか三人のそばで女の子座りをしたまま寝ている。
(あちゃー、治療してもらおうかと思ったけどちょっと無理そうだな)
そう、ライは頭をポリポリとかく。
アリシアの様子を見てライはアリシアに治療してもらうのを断念した。だって、疲れて寝ているところを起こすのはちょっと罪悪感があるからだ。ライは痛み覚悟で傷を放置するのだった。しかし、目の前の角のある少女はそれを見逃さなかった。
「にしても、ずいぶん傷だらけじゃのう。みせてみよ、治療してくれるわ」
「いやいや!だから誰だよ!」
いまだに正体のわからない少女に俺はそういう。そんな俺の反応に少女はない胸を張って自慢げにこう答えた。
「妾はカオスじゃ!」
「カオス?」
そのワードできになったことが一つ。周りを見渡すがいない。どこにもあの混沌龍の姿が見当たらないのだ。あんなデカ物がそうそう消えれるわけない。というか、最初に気づくべきだったのだが。というより、ライは一つの推測が頭をよぎった。推測というかたぶん確実に…。
「まさかお前、混沌龍なのか?」
「いかにも、お主ら人間の間ではそう呼ばれていたものだ」
何の悪びれもなくそうカオスは答えた。
「まじか」
あまりの急展開というか予想外の事態にびっくりする。そこに、横からグラウとフィナがやってくる。そしてライはグラウのある一部分をみてほんのちょっとだけはにかむ。グラウの手の甲。その部分には翡翠色にほんのり輝く刻印が刻まれていた。それはきっと、フィナの刻印だろう。つまり、グラウはフィナと無事仲直りしたということだろう。そのことに気づかれたのがグラウは気恥ずかしかったのか、頭を掻きながら俺達の元まで来る。
「おまえ大丈夫かよ、その傷」
「正直めっちゃ痛い」
「だよな。カオス、頼めるか?」
「うむ、主の命ならば仕方あるまい?大人しく妾に治療されるのだ」
そういってカオスはライのもとへジリジリと寄ってくる。
「あ、主って…」
「どういう関係?」
ライがカオスとグラウの関係に多少驚き、そこにすかさずネアがグラウに問う。というか、なぜかネアがちょっと積極的。
「えっと、それはだな…」
グラウはどう説明したものか困ってまた頭をかき出す。というか、さっきからフィナさんがカオスを睨みつけてるんだが。それもグラウの腕に密着したまま。カオスもカオスでフィナを睨みつけてくる。
「まぁ、話せば長くなるんだが。実はな…」
そうグラウは前置きしてことの成り行きを話し始めた。
〜数十分前〜
「三人とも無事なのか?」
「平気よ。二人はそうたいした怪我はしてないわ。けど、レオは致命傷を外したとはいえしばらくは動けないわ」
「うむ!命に別状はないぞ!」
「そうか」
そのことが聞けてグラウは心底ほっとする。ルナは大事な親友だ。万が一があったらと思うとグラウも心配だ。それに
「なんで…」
未だにわからなかった。そうグラウはレオを見る。何故あの時、レオはそのボロボロな体を張ってまで俺を助けたのか。レオもアリシアとフィナの治療を受けて今では穏やかな寝息をたてている。不可思議だった。今まで俺を敵視していたレオがグラウを助けたことが。それは、起きてから聞き出すことにしよう。そんなことを考えていたグラウに、不意に謎の雄叫びが襲った。
「グルァァァァアア!!」
「なっ!?」
その雄叫びは誰のものか。そんなのはもう分かりきっている。後ろを振り返ればそこには首だけを起こし空に向かって吠える混沌龍の姿があった。グラウは即座に改善魔法で魔王の朱蒼劍を生成する。しかし、混沌龍の場所に一筋の光の柱が空高く突き刺さった。一瞬の閃光にグラウやフィナは目をやられる。グラウはまずいと思い全神経をフル稼働させて辺り一帯の気配を探る。そしてそれは、驚愕せざる得なかった。混沌龍の気配が消えたのだ。いや、正確には気配はある。が、先程のような、強いていうなら混沌龍ほどの大きい気配じゃない。なんというか、人間と同じくらいの気配。やがて、視力が回復してきて目の前の光景をみる。そこには、少女がいた。灰色の髪をした美少女が。白いワンピースだけを身にまとって。しかし、その美少女は人間とは程遠い姿だった。その頭には同じく、小さい角が生えており腰の後ろあたりでは尻尾らしきものがみえる。それも、混沌龍の尻尾と同じような…。これにはフィナも動揺してどうしたらいいのか分からなかった。それはグラウも同じだった。そんなグラウ達にそのドラゴンのような少女は近づき、これまた急展開なセリフを吐くのだった。
「ずっと探していたぞ、我が主よ」
果たしてそれは誰に向けて言った言葉なのか。グラウには分からなかった、のではなく分かりたくなかった。なぜなら、その少女はグラウの目の前まで来て真っ直ぐに目を見据えて言ったから。グラウに。精霊といい、この少女といい。正直、グラウの今日のキャパシティは絶賛オーバヒート中である。
「は…?」
あげく、絞り出して出た言葉がグラウに似つかわしくないようなものだった。そんなグラウの表情に目の前の美少女はそのクリムゾン色の瞳をパチくりさせる。そしてなにか分かったのか手をつきグラウに向けて爆弾発言を落とす。
「妾はカオスじゃ、御主人。御主人のペットじゃぞ?いやしかし、この姿だと奴隷という言い方も…」
など、最後らへんはなにか不吉なことをブツブツとカオスはつぶやいていた。そんな中、ピキッと空気が裂くような音が、というか裂けてる。間違いなく。目には見えないけどなんか風の吹き方がさっきと変わって激しい。というか冷たい。
「ぐ、ぐ、グラウ!その子は誰よ!」
「いや、俺に聞かれても…」
流石に身に覚えのないグラウにはなんとも言えなかった。というか、今の発言を聞いたフィナは既に怒りが頂点に達していた。風を身にまといながらカオスと名乗った少女に近づく。
「あんたは一体何者なのよ!急に出てきて、ぐ、グラウのペットだとか!」
「先程も名乗ったであろう?妾はカオス。汝等からはさっきまで混沌龍とよばれていたかの?」
「なっ!?」
「!?」
その、まぁ、だいたい予想はできていたけど改めてそんな真実を言われて二人ともたじろぐ。というか、どうしろと。しかし、聞く事は出来た。グラウはフィナを自分の後ろに、守れるようにしてカオスに質問する。
「そうだとして、一体何を…」
「何もこうも、言ったであろう?妾はお主に絶対の忠誠を誓うと」
そうグラウを指さしてカオスは答える。未だにその意味が分からないグラウであるがそれでも聞く事は沢山あった。
「それについてはよく分からないが、お前には聞きたいことがある」
「なんじゃ?主のご要望には何でも答えるぞ。包み隠さずにな」
「なら聞くが。なぜ、必要以上にフィナを狙った」
「うーむ、それはのぅ…」
カオスは困ったように頬をかく。グラウとフィナを交互に見て、やがてその理由を吐いた。
「嫉妬、じゃよ」
「嫉妬?」
「そうじゃ、お主と初めてあったあの夜に妾の勘が告げていた。妾が仕えるべき存在がここにいたとな」
「仕えるべき?」
「そうじゃよ。けれど、主には既にそやつがいた。妾の入る余地などなかった。じゃから、そやつをたおそうとおもった」
「それで…」
「じゃが、それは見事に打ち砕かれてしもうた。主様にな。じゃから、最後の秘策をとったまでじゃ」
「?」
最後の秘策とは?と、グラウは警戒するが目の前のカオスは真摯にそのクリムゾン色の瞳でグラウ見つめるだけだった。そして。
「妾を、主の傍に置いてはくれないだろうか?」
「なっ」
「こうして頼み込むことが妾の最後の秘策じゃよ」
「なんで、俺なんだ?」
「それは主があの方に似ておるからじゃな」
「あの方って言うのは、誰のことを言ってるんだ?」
「ふむ、あのお方はもうこの世におらんよ。妾が仕えるべき唯一の存在であったあのお方はな」
「だから、そいつは…」
「ふむ、それについては主が妾を傍に置いてくれるのならば話さなくもない」
カオスはイジワルっぽくその顔をほころばせる。何が彼女をそこまでさせるのかグラウにはわからなかった。カオスがいうには、俺とカオスが仕えていた人が似ているからとしか。
「ふん!あんたなんか私たちの傍に入る余裕なんてないのよ!」
フィナはついに我慢出来ずにカオスに食って掛かる。カオスもそれにキッと反応するが、グラウの手前それは抑える。さっきまで命を狙っていたのに…。
「頼む、妾は主のいうことを何でも聞く。じゃから、どうか妾を主の傍に、もう一人は嫌なんじゃ…」
そう、カオスは頭を下げグラウに懇願する。頭を下げていてよく見えないが雫が落ちるのをグラウは見逃さなかった。さすがに、それがなんなのかフィナもわかったのかたじろぐ。グラウもどうすればいいのかわからなかった。ただ一つ、もしコイツをそばに置くとしても、最後に聞かなければならないことがある。それは、童話として語り継がれてしまった過去の世界のことを。
「お前は、本当にあのフェデルマを壊滅させたのか」
「…うむ、あれは全て妾がやった。怒りの赴くままに蹂躙した」
カオスは嘘つくことなく、正直にそう喋った。グラウはその言葉に何も思わなかったわけではないが言葉にしにくい感情が沸き立った。そして知った。けど、これで決めることは出来た。
「なら、お前はその罪を償うんだ。俺が何かを言えたわけじゃない。むしろこれは筋違いかもしれない。だが、もう今は亡きフェデルマの人々の、伝説として語り継がれてきた人たちの思いを背負え」
「それが主の命ならば。妾は妾のしてきた罪を償おう」
「そして、それを俺に証明しろ。そのためにお前は俺のそばにいさせてやる」
そこでカオスが頭を上げる。その顔は、涙で濡れていた。クリムゾン色の瞳に似合わない透明で綺麗な雫がカオスの頬をつたっていた。
「グラウ!?」
そんなまさかのグラウの決断にフィナは驚く。しかし、グラウの目は本気だった。そんなグラウの表情にフィナは言葉が詰まる。
「それに、お前はフィナに傷をつけた」
それは、時が過ぎた今でも決して消えることのなかったフィナの胸の傷跡。カオスにやられた深く出来た傷だ。治癒魔法でさえ治すことの出来なかった。
「だから、お前は俺が管理する。もう誰も傷つけさせないために」
「どうか、妾を傍で縛っておいておくれ。妾の主様よ」
「あぁ、もうお前は俺の物だ。勝手なことは許さない」
何でこんなことになったのだろうか。言った後にグラウは後悔した。しかし、見捨てることが出来なかったのもまた事実。グラウの心が反応したのだ。一人という言葉に。今では、グラウの周りにはライやルナ、ライガルや他にもたくさんの友達がいる。しかし、この国に来た当初はずっと一人だった。誰かを頼ることも出来ず、周りのすべてが敵に見えてしまう。それ故に孤独だった。今では一人でもなんともないが昔のグラウにそれはきつ過ぎた。自分の知らない国で誰も知らないこの街で、どうやって生きていけばよかったのか。それさえも、あの時のグラウにとっては辛いものだった。そして、目の前のカオスも。一人、だったのだろう。ずっと。その気持ちを知っていたから。グラウはいってしまったのだろう。フィナはグラウの決断に不服ではあるが文句はいってこない。つまり、少なからず俺の判断を受け入れてくれたのだろう。カオスはカオスでそれで良かったのか泣き崩れている。それほど一人が辛かったのだろう。さっきまで死闘を繰り広げていた相手なのに。今ではすっかりそんな気さえどこ吹く風だ。そんなカオスの姿にグラウは昔、ライに言われた言葉を思い出す。
(真剣にぶつかった敵は心の友だ。それが例え、命を懸けて戦った相手だとしてもな)
そんなことを笑いながら手を差し伸べてきたライの顔を今でも覚えている。その時俺が、最後はやりすぎだろって苦笑したことも。けど、その言葉はなんとなくわかる気がした。現に俺は、カオスを受け入れたのだから。フィナはカオスを見てられなくなったのか慰めている。そんな微笑ましい姿にグラウははにかむのだった。
「という事があってな」
「なるほー。つまりはもう敵意はないんだな」
「あぁ、だから、こいつのことは見逃してい欲しい」
そう、グラウはライに頭を下げた。そんなグラウに俺はカオスに治療されながら答えるのだった。
「俺はさして気にしてないって、それに今も治療してくれてるしな。これは、グラウが選んだことだ。俺がなにか言えることなんてない。お前がそう決めたんならそれが正しいんだと思うぜ」
「…ありがとう」
グラウはライに礼を言う。まぁ、とりあえず謎の少女のことも分かったことだし。
「これにてホントに一件落着だな」
そういってライは地面に寝転ぶ。遠くから「女神様ぁぁぁぁぁああ!!!」と叫ぶグーデンの声と大量の足音が聞こえる。恐らくグーデンが救援に駆けつけてくれたんだろう。その中には女神近衛兵の他に十二彗も混じっていた。大人数でみんなこちらに向かって走ってくる。その光景に俺とグラウは顔お互いに見やり笑う。
こうして、本当の意味でそれぞれの宴は終幕したのだった。
無茶苦茶お久しぶりだな人間共!ということで、毎回読んでんくださってる皆様方、本当にありがとうございます!
というか、ほんとにすまぬーー!!
まさか千葉に殺されるとは思うてなかったのだ、復活するのに1ヶ月は時を要してしもうて本当にすまぬ!皆様方の寛大な心で(以下略
※要約 派遣バイトでリゾートホテルの方に行ったわいいがあまりの疲労にかけなかった。(言い訳
なのだ!
はぁぁ、めっちゃしんどかった。腰が死ぬかと思ったぞ!ちなみにそのあいだのいやしはリゼロのレムちゃんだぞ!というか、今回のリゼロの最新話でヴィルヘルムさんが白鯨を討ち取ったところ見た時思わず我泣いてしまったぞ。すごくジーンときた。というか、映画やってもいいレベルだと我は思うぞ!
とりま!今回はほんとに長い間、更新出来なくてすみませんでした!次からはちゃんと水曜に出せるように頑張るので読者の皆様方、これからもヨロシクお願いします!ではまたな!人間共!
ライ「いやぁ、リゼロよかった」
ルナ「なんでライも見てんの!?」
グラウ「ヴィルヘルム…(憧れ)」
ルナ「グラウ君まで!?」
アリシア「作者の代わりに私がどけ座するぞ!」
ティル「それいつのネタよ」
リーナ「じゃ、サービス?」
ネア「メイド?」
ティル「なんでそうなるのよ…」
カオス「早く妾もメインヒロインとやらになりたいのじゃ」
レベン「ここではむーりぃー」
カオス「(無言のブレス)」
レベン「しーぬぅー」
カオス「というか適当じゃな!」
レベン「そうでぇすねぇ」
カオス「しかも、妾のブレスを受けて平然と生きておるし」
レベン「わたしでぇーすからねぇ」
カオス「お主、あの怠惰怠惰言ってるキャラになってみたらどうじゃ」
レベン「どちらかというとぉ、どこぞの領主の方がぁあってませんかねぇ?しゃべり方的にぃ」
カオス「はっ、お主はあそこまでイケメンじゃなかろう」
レベン「傷つきますねぇ」
フィナ「むぅ」
カオス「むぅ」
グラウ「二人ともどうかしたのか?」
フィナ「私の出番ってこれだけじゃないわよね?
カオス「妾の出番ってこれだけじゃなかろうな?
グラウ「さぁな」
カオス・フィナ「むぅ」
ライ「やっと終わったな、次のエピローグで最後だな」
アリシア「うむ!」
リーナ「でも、まだ、おわり、じゃ、ない」
ネア「その通り、ね」
ティル「それはエピローグが終わってからのお楽しみね」
グラウ・フィナ「次回」
カオス「エピローグ」
ライ・ネア「次も見てね」
ルナ「エピローグはいう必要あったのかな…?」
グラウ「気にするな」




