無茶苦茶なダブルデート!!
「くっ」
「まさかここまでだっとはな」
俺とグラウは肩を上下に揺らしてぜぇはぁしていた。要するに滅茶苦茶スタミナ切れ。それはなぜか。それはライ達の目の前に原因はあった。
「お兄ちゃん!はやく!次あれがやりたーい!」
「グラウ、私もあれがやりたいわ!」
そう言って女神様たちは走って目的地までいった。
「いやぁ、ここ選んだのは失敗だったか?」
「はぁはぁ、とりあえずいくぞ」
「だな」
そう言って俺は苦笑いしながらグラウと一緒にアリシアたちが向かったジェットスカイワーチャーという乗り物、アトラクションの場所に向かうのだった。そう、ここはデートスポットでも旅行スポットでも有名なクラッツセイント王国の人気NO1のテーマパーク。クラントパーク。そのアトラクションは百を超えて、敷地の広さはなんと!一日かけないと歩き回れないレベル。つまり、その中の百を超えたアトラクションを全部遊ぶとすると普通に一週間はかかる。しかし、現在ライ達はその三分の一をすでにコンプしているのだった。それはなぜか。アリシアとフィナのペースが早いことが主に原因であり、そしてそれこそがライ達が疲れている原因である。
「「きゃー!」」
「「ぎゃーー!!」」
そしていまは、42番目のアトラクション、ジェットスカイワーチャーを4人とも(2人白目)は楽しんでいるのだった。ジェットスカイワーチャーとは簡単に言うとレールのないジェットコースターである。ただの恐怖である。ちなみにだが、本日このテーマパークは休日だったのだが急遽、女神様が来るということで従業員を総勢緊急集合させて全力で女神様達をもてなしているのだった。もう顔がにっこにこである。スマイル100%である。しかし、そんな彼らも女神様のハイスペースに苦笑いでおり、それについていくライ達には哀愁漂う目で見ていた。なぜならこのテーマパーク、半分以上がほぼ絶叫系というアトラクションで埋め尽くされているから。
~数時間後~
「も、ぅ、むり…」
「うぐっ、ぅ」
ライとグラウは完全にダウンしていた。顔を真っ青にして。流石にこれ以上はやばいと思ったのかアリシアとフィナは一旦休憩を挟むことにした。それぞれがベンチに座り暮れていく夕焼けを見ながら和む。夕焼け側からして右のベンチがライとアリシア、左のベンチにグラウとフィナが座っていた。
「うぷっ」
「大丈夫?お兄ちゃん」
「なんとかな。にしても、ライガルの修行よりもきつく感じたな…」
それほどまでにくるものがあったのだ。
「あぅ」
アリシアは少し凹んでしまう。そんなアリシアの頭を撫でる。
「楽しかったか?」
「うん!楽しかった!」
しかし、そんな表情も一瞬で消え去り、満面の笑みでそう答える。その答えにライは満足する。
「それはよかった」
「ねぇ、お兄ちゃん」
「ん?」
「今度は二人きりがいい」
「うーん、そうだな。アリシアといる時は大抵誰かがいたからな。今度は二人きりででかけようか」
「うん!」
そう、ライとアリシアは今度の二人きりのデートの話に入るのだった。
「ね、ねぇグラウ」
「なんだ?」
「グラウは今日、その、楽しかった?」
そう、不安そうにフィナがグラウは上目遣いに見つめる。自分だけがはしゃいでてグラウは楽しくなかったんじゃないのか。そんな不安からくる感情を孕んだ瞳で。グラウはそれに正直に答える。
「楽しかったよ。お前とまた、こうして遊べるなんて夢にも思わなかっかたが」
「そ、そう」
その答えにフィナはほっとする。しかし、その後は二人共ずっと沈黙したままだった。近くにライ達がいるとはいえベンチの距離はそこそこある。ほぼほぼ二人きりみたいなものだ。今日、初めて二人きりになってフィナはグラウに何を聞けばいいのか、なんて言葉をかけたらいいのか。昔は出来ていた当たり前のことが出来なくて歯がゆい気持ちになる。グラウもグラウで今の自分は何てフィナに喋りかければいいのかさえわからなくなっていた。そんな気まずい空気が二人の間で漂う。実質、フィナは頑張って話しかけようとするがそれが出たり引っ込んだりしている。最終的に二人共暮れゆく夕日を見ることにした。夕日は今にも沈みそうなところまで行っており反対側の空が暗くなっていた。
その反対側の空に
暗さが誰よりも合うような
奇妙な格好をした
仮面を貼り付けたようなにやけ顔をした
とても異質な者がいた。
その異形に気づくものは誰もいなかった。
ふはは!久しぶりだな人間共。ちょっと一日早いプラス短いがゆるしてたもう!バイトと学校でほぼ家に帰ったら深夜で書く暇がないないのだ!この六月はシフトをミスって休みがないのだ!
( ゜∀゜)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
わらいごとじゃないんだよ!?という我のに悲痛。バイトが決まったその月が休み無しとかどんなブラックだよ!とも思ったが自業自得であるな。みんなもバイトする時はちゃんと土日どちらかを早めに終わらすか休日にしないと体が持たんぞ!(経験談)
ちなみに明日も今日中に学校が終わったら即効で家に帰って書くから!間に合わせれるように頑張るから!たぶん今日ぐらいに短いけど!読んでくれると嬉しいぞ!ということで、毎回読んでくださってる皆様方、ありがとうございます!ふはは!ということでまた明日に出せれたらな!さらばだ!人間共!




