滅茶苦茶なプロローグ Ⅱ
二章開幕!
何の変哲もない毎日、そんな平和な日に一通の手紙がここ、ラフェルナ王国に舞い込んだ。その内容とは。
「な!これはホント!?」
ラフェルナ王国女神、フィナ。この周辺の女神の中でかつてわがまま風の女神という二つ名がついている、とんでもなく我が道をゆく女神がいた。そんな風の女神ことフェナは魔女騎士が現れたと聞いたクラッツセイント王国に精鋭兵を偵察にいかしていたのだ。その兵士からの報せの手紙だった。そして、それを受け取った本人。女神のフィナはそこに書かれていた報せに目を疑った。それ故にフィナは聞き返した。先程、偵察にいかしていた兵士の一人が帰ってきたと聞き、即効で城に呼び戻した。そして、目の前の偵察兵は頭を下げ恭しく報告するのだった。
「はっ!自分、確かにこの目で確認してきました」
少なからず嘘を言ってるようには見えない。しかし、この報せに書いてあることは王国どころか魔女達の帝国すら動きかねない事だ。これは一度、確認しに行くしかない。思い立ったら即行動である。
「オルラガ、精鋭兵を集めなさい。クラッツセイント王国に向かうわよ!」
「御意!」
フィナは傍らにいた女神近衛兵隊長のオルラガにそう命令し玉座から立ち上がる。
「あすの明朝、クラッツセイント王国に向けて出発する!」
☆
「うっ…」
「お?どうしたグラウ?」
「いや、なんか寒気がしただけだ」
「珍しいな。まぁ、まだ春だしそんなもんか」
俺達は市場を歩き回っていた。今日は神休日で珍しく俺とグラウはとある行きつけの喫茶店に向かっていた。何故かというと、グラウがなにやら相談事があるらしい…。ということで、リーナ、アリシア、ネアは大人しくお留守番である。なんか、城が家になってきて感覚がおかしくなったのか、人の順応能力って怖いわー。とりま、そんな喫茶店までの道のりの途中である。
「相談事ってなんなの?」
「それは…」
グラウが口篭る。そして、困ったように頭を悩ましている。こんな顔するグラウは初めてだ。そんなグラウを俺はからかう。のだが、いつものような蔑んだようなツッコミはなく、ずっと何か考え込んでる。流石に俺も心配になって喫茶店についたら真摯に聞いてやるつもりだ。そうして、俺達はとある喫茶店にむかうのだった。
☆
「アリシア様、大変ですぞ!」
グーデンは慌ててアリシアに舞い込んできた手紙の内容を伝えるのだった。それにアリシアは
「この手紙はどこからきましたか?」
大人バージョンで対応していた。よほど深刻な問題なのだろう。その手紙をずっと睨みつけて困った顔をしている。そして、グーテンはアリシアの問いに
「空から」
そう答えた。空から。空から手紙なんて普通は考えられない。一人の人物を覗いては。ラフェルナ王国の主、女神フェナ。彼女はわがままを突き通す風の女神として有名だった。こういう手紙の送り方をするのは彼女を除いて他にいないのだ。しかし、それは数年前までの話。彼女はふと、静かになったのだ。その事を周りの女神達は喜んでいたが、今日、こうして手紙が届いた。手紙の内容は
「クラッツセイント王国におじゃまする」
アリシアが手紙の内容を復唱する。そう、手紙に書かれたいたのはたったそれだけ。何のために来るかの理由なんて何も書いてない。これはまた、滅茶苦茶な嵐が来る予兆にしか過ぎなかった。
久しぶりだな人間共!ということで、いつも読んで下さってる皆様、ありがとうございます!
いやね、ぶっちゃけたこというと昨日一昨日とアクセス数が一桁でちょっとしんみりしてた我がいたのよ、まぁ1章終わったからしゃーないかなんておもってたのだよ、そして、今日キャラ設定の説明を簡単に書いてだしたのだが、我も驚いた。一桁だったのが一瞬にして100超すんだもん、驚きと嬉しさが混じって変な声でたよ我……。嬉しいんだけどね!ということで、無事ガバガバなまま1章がおわり2章へgo!キャラ説を見てくれた人はわかると思うが主人公は3人、ライとグラウ、ライガルのストーリーをそれぞれ考えておるぞ、いつだすかはわからぬが……。ライのストーリーが落ち着き次第だな。というこでほんと、読んでくれてる皆様のおかげでなんとか続けれてます、ありがとうございます!そして、これからもよろしくお願いします!というこで人間共!また水曜にな!