勇者編
★プロローグ★
なぜだ? なぜ・・私はここいる? 記憶がない? 周りをみてもまったく覚えのない風景
「ここは、いったいどこなんだ?」思わず声に出してしまった!
おもったより大きな声を出していたみたいで、周りにいた人々がこっちをみてきた。
「ネーデル王国ですよ、勇者さま」 幼い少年のかわいい声が回りに響いた。
「ネーデル?」私は顔に手をかぶせながらつぶやいた・・
まったく聞いたことのない名前だ・・私の様子を見て不思議そうに少年は顔を近づけてきた。
「勇者さま?」
「うわ」おもわず、のけぞってしまった。
「近すぎだってびっくりした!てか、ゆ・・勇者ってだれ?」明らかに動揺してしまっている・・
「なにをいっているんですか~あなたですよ。先ほど魔王を倒し世界を救った。アイリ様」少年はテレながらも力づよくさけんだ
その声を聞いてた周りの人たちがいっせいに歓声をあげた
その中で自分だけが取り残された感覚に襲われていた。
なぜ私はここにいる?・・・
「さあアイリ様。今日は魔王をたおした記念のパーティですよ、王様がお待ちですのでお城のほうに向かいましょ」
少年は元気良く手をひっぱていく、私は何も覚えていないがしばらくしたら思い出すだろと思った(根拠はないけど・・)
生まれついての楽観主義?ポジティブみたいのがあるみたいだ、覚えてないけど
かわいい男の子に手を引っ張られ歩いているシュチュエーションも気分がいいのでこのままでいよう
でもある程度は思い出そうと引っ張られながら必死に思い出そう・・
「う~ん・・」「う~ん・・」目をつぶりながら記憶を搾り出そうとした。だめだ、全然おもいだせない・・もういいや・・いつか思い出すだろう(笑)
「さあアイリ様もうすぐで着きますよ」目の前には思いっきりファンタジーの世界の城が見えてきた 「おおなんか、ものすごい大きい・・」これが第一印象だった
城の門をくぐると同時に周りからの拍手と音楽が聞こえてきた。まさにパレード状態だった。
城の奥にどんどん引っ張れて行く・・どんどん・・どんどん・・いったいどこまでいくのか?そろそろ不安になってきたので問いかけてみた「あの・・」と同時に
「着きました。王様の部屋です。」見ると、とても大きな装飾がいっぱいの悪趣味なドアがあった。
「王様。勇者様をお連れしました。」少年はりりしくもしっかりした声でさけんだ。
すると悪趣味なドアが静かに開いていく。中に入ると大きな椅子に座っている王様というのがいた。見た感じ年齢は私と一緒ぐらいだ、王様というからにはトランプの絵札のような感じがしていたのだが・・
「勇者か・・此度の働きまことに立派だったぞ。」王様とやらはえらそうにいった。
「勇者よ・・では魔王の力を・・・れ・・のか?」ききとれない?「ど・・・う・・た」なんかぼーっとしてきた。やばい倒れそうだ・・「勇者様」気を失いながら少年の叫び声をきいていた。
目覚ましのけたたましい爆音が響いたが、無意識に目覚ましを止めていた。ボーっとしながら時計を見た「7時か・・」まだ余裕があるな・・
私の名は城山アイリ14才ごくありふれた普通の中学生、両親は共働きで妹がひとりいる普通の生活を送っている。特に考えることもなく時間だけが流れていくという・・
「いってきま~す」7時45分に学校に向かういつもどおりの時間、いつもどおりの登校道、いつもどおりの日常をおくっている。
「おはよう」と同時に背中をたたかれた。私の唯一の親友というか腐れ縁の山下ミサキだ、幼稚園の頃から一緒で親も友達同士のほとんど親戚みたいな関係だ
「ミサキ、おはよう」と小さな声で答えた
「なんだ?元気ないな~」ミサキは心配そうにこっちを見た。
私は今日の夢がおもいっきり気になっていた。あまり覚えていないがリアル感が、ものすごくある不思議な夢だった。それが朝から気になって考えて登校していたのだ。
「今日は夢見が悪かったみたい。」実際あまり寝ていない感じがしていた、昨日は早く寝たのだが
ものすごく疲れた感じがする、気のせいかもしれないが・・




