序章・雪の中の軍事基地
9/25日 一部おかしかったところを修正
~ 序章 冬の中の軍基地~
ベッドの中、誰かが自分を呼ぶ声がする、気がする。
う~んとうなって、考えた上げく、僕はベットに深く潜ることにした。
とりあえず、眠い。
ただ、その行為は長く続けれなかった。
同僚が、バケツいっぱいの水をかけたのだ。
僕が驚いて起き上がると、そいつはものすごく怒った顔で怒鳴った。
「おい、いつまで寝てんだよ!お前が寝てると俺が指揮官に怒られちまうんだぞ!!」
僕は驚いて、そんなこと言われる筋合いはない!!ってなこと思いながらも、
その同僚に水を掛けられた反動で変なことを聞いてしまった。
「・・・誰だっけ?」
同僚は悲しみの表情を隠しきれずに、ただ怒った口調は崩さずに答えた。
「おい!マジかよ・・・。俺はなぁ、レイジ・アースだ!いい加減覚えろよな!
ていうか早く支度しろよ!!」
あぁそうだったとと思いつつ、自分は同僚(以降アース)の言った最後の部分の意味を聞くことにした。
「名前は思い出したよ。うん。なんの支度だっけ?」
アースは呆れ返ったような顔をしたが、気にしないことがした。
返事はすぐに帰ってきた。
「おまえなぁ・・・。自分の仕事も忘れたのか?」
自分は即答した。
「うん。てか僕誰だっけ」
アースは数秒固まった。うん。本当に固まった。
それからアースが返事をしたのは、さらにそれから数秒経ってからだった。
何がおかしかったんだろ?
「…おいおい。誰だコイツ軍に引き入れたやつ。まずお前の名前からだが、」
といった時点で僕は答えた。
「レイ・アルア。16歳。レミアルガ国軍、対人外生物対策室の下っ端兵。やることは見回り、
これであってるでしょ?」
その返事が終わった瞬間アースはさっきよりもでかい声で怒鳴った。
「おい!わかってんじゃねーか!さっきからのはなんだったんだよ!!いいかげんにしry」
言い終わる前に、僕は言った。
「そんなに怒ると禿げちゃうよ~?」
アースは肩を怒りで震わせつつ、僕に言った。
「もういい、もういい!!とっとと支度して見回り行ってこぉおおおおい!!」
僕はへいへい、と適当に返事をしたあとに支度して、なんとなく置いてあったパンをもって、見回りに出ることにした。
外は、寒かった。