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争いの中で  作者: 嘘つき者
争いの日々
1/1

序章・雪の中の軍事基地

9/25日 一部おかしかったところを修正


 ~ 序章 冬の中の軍基地~


 ベッドの中、誰かが自分を呼ぶ声がする、気がする。

 う~んとうなって、考えた上げく、僕はベットに深く潜ることにした。

 とりあえず、眠い。

 ただ、その行為は長く続けれなかった。

 同僚が、バケツいっぱいの水をかけたのだ。

 僕が驚いて起き上がると、そいつはものすごく怒った顔で怒鳴った。


「おい、いつまで寝てんだよ!お前が寝てると俺が指揮官に怒られちまうんだぞ!!」


 僕は驚いて、そんなこと言われる筋合いはない!!ってなこと思いながらも、

 その同僚に水を掛けられた反動で変なことを聞いてしまった。


「・・・誰だっけ?」


 同僚は悲しみの表情を隠しきれずに、ただ怒った口調は崩さずに答えた。


「おい!マジかよ・・・。俺はなぁ、レイジ・アースだ!いい加減覚えろよな!

 ていうか早く支度しろよ!!」


 あぁそうだったとと思いつつ、自分は同僚(以降アース)の言った最後の部分の意味を聞くことにした。


「名前は思い出したよ。うん。なんの支度だっけ?」


 アースは呆れ返ったような顔をしたが、気にしないことがした。

 返事はすぐに帰ってきた。


「おまえなぁ・・・。自分の仕事も忘れたのか?」


 自分は即答した。


「うん。てか僕誰だっけ」


 アースは数秒固まった。うん。本当に固まった。

 それからアースが返事をしたのは、さらにそれから数秒経ってからだった。

 何がおかしかったんだろ?


「…おいおい。誰だコイツ軍に引き入れたやつ。まずお前の名前からだが、」


 といった時点で僕は答えた。


「レイ・アルア。16歳。レミアルガ国軍、対人外生物対策室の下っ端兵。やることは見回り、

 これであってるでしょ?」


 その返事が終わった瞬間アースはさっきよりもでかい声で怒鳴った。


「おい!わかってんじゃねーか!さっきからのはなんだったんだよ!!いいかげんにしry」


 言い終わる前に、僕は言った。


「そんなに怒ると禿げちゃうよ~?」


 アースは肩を怒りで震わせつつ、僕に言った。


「もういい、もういい!!とっとと支度して見回り行ってこぉおおおおい!!」


 僕はへいへい、と適当に返事をしたあとに支度して、なんとなく置いてあったパンをもって、見回りに出ることにした。

 外は、寒かった。



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