表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
96/197

第89話:ドワーフの村へ

俺とローズが握手を交わした、ちょうどその時

サンスネルらはドワーフの村に辿り着いていた。

当初は3、4日かかると言っていたが、クラウンがドワーフへの手土産を彼らに渡すため、合流したことにより、予定を大幅に繰り上げることができたのだ。

つまり、クラウンの能力でドワーフの村へ移動したと言うことだ。


「それにしても、クラウン殿のお陰でこんなにも早く村へ着くことができました。ありがとうございます」


「大丈夫!大丈夫!ぼくも早く、石窯を造ってもらって、美味しいもの食べたいから!」


「そうですね。石窯があれば料理の幅が広がりますから、自分も石窯を使うのが楽しみです」


ここはドワーフの村の入り口

クレイ、サンスネル、クラウンはスローンとスインスを待っていた。

彼ら二人は、村に入っていいかの許可を取るため、ドワーフの村長の家へ行っていた。


待つこと数分

スローンとスインスが戻ってきた


「待たせたな。一応、村長には挨拶してきた」


「ありがとうございます。本当なら、自分が行かないといけなかったのに」


「いや、それは構わない。ただ・・・」


「ただ?」


スローンとスインスは顔を曇らせていた


「ただ、村には入って構わないが、住人を連れて行くのを許可してもらえなかった」


「あぁやっぱりね!」


スローンの言葉にクラウンが反応した


「やっぱりとは?」


「彼らドワーフって、仲間同士だと本当に仲良くって、まるで家族みたいなんだ!逆に余所者にはかなり厳しいんだよ!」


クラウンの言葉にスローンが頷いた


「ああ。村長も同じ事を言っていた。家族を余所者に渡す馬鹿が何処にいるって言われた」


「なるほど・・・それは困りました」


「・・・ただ」


クレイが困っていると、スインスが何かを言い始めた


「・・・ただ、村の離れにいるあいつなら連れて行っていいと村長は言っていた」


「お?スインス、今日はやけに喋るな?」


「・・・・ふんっ」


「村の離れ・・・ですか?」


「ああ。場所は聞いてある。場所は・・」


「南東かな?」


スローンの言葉を遮るようにクラウンが言葉を放った


「!!」


「やっぱりね!南東だと思ったよ!」


「クラウン殿、何故、南東だとわかったのですか?」


「うん!だって、南東から強い気配が二つするからね!」


「強い気配・・・二人とも、村長からは何か聞いていないか?」


サンスネルが気を引き締めたような顔をして、スローンとスインスに強い気配の者の情報を聞いた


「言っていたぞ」


「何て言っていた?」


「化け物夫婦だとさ」


「・・・なるほど、わかりました。どっちみち、石窯を造れる職人を探していたわけですし、化け物だろうが構いません。会ってみましょう」


クレイの言葉に全員頷き、家兼工房がある離れへと向かい始めた。


ーーーーーーーーー


ドワーフの村の入り口から南東へ歩いて30分

一件のレンガ造りの家が見えてきた。


「あれですか」


「そのようですね」


「みんな、ストップ!どうやらお出迎えみたいだよ!」


クラウンの言葉を聞き、クレイの前にサンスネル、スローン、スインスが立ち、剣に手を当てた。

様子を伺っていると、ドアが開き、中から黒髪の女性が出てきた。


「いらっしゃいませ。何か御用でしょうか?」


家から出てきた女性は、人間ではない。

だが、魔族でも亜人でも獣人でもない。

というより、生物ですらない。

姿形は人間なのだが、耳や手足が生身ではなく機械で出来ていた。

よくよく見ると顔も人間に似せてはいるが完全にアンドロイドである。


「返答がありませんね?では敵ですか?」


その言葉と同時にアンドロイドの女性は瞳を青から赤に切り替え、右手を此方に向けてきた。

その掌には、丸い水晶のような物がはめられており、その水晶が光り始めた


「ごめんごめん!ぼくら、石窯を造れる職人を探していて、ドワーフの村の村長さんから、ここの事を聞いてきたんだ!」


クラウンが咄嗟の判断で、アンドロイドの女性に説明をした


「かしこまりました。ではお客様でございますね、中へお入りください」


そう言うと、アンドロイドの女性は手を下ろし、家へと招き入れてくれた。

彼女の瞳は既に赤から青へと切り替わっていた。


「今、主人を呼んで参りますので、おかけになってお待ちください」


家に入るなり、彼女は主人を呼んでくると言って、何処かへ歩いて行った。


「ふぅ、危なかったね!」


「助かりました。クラウン殿」


「大丈夫だよ!」


「いえ。クラウン殿がいなかったら自分らは死んでいたでしょう。本当にありがとうございます」


サンスネルはクラウンへ頭を下げた


「気にしない気にしない!けど、まさか『機械』を司る魔物がいるとは思わなかったよ!」


「!!?」


クラウン以外のメンバーがクラウンの言葉に驚愕な表情をした。

話によると、『機械』を司るダンジョンマスターは、クラウンの前の主人である『時空』を司るダンジョンマスターのオクロックと同等の力を持ち、配下の魔物はロボットやアンドロイドといった機械仕掛けが大半らしい


「・・・主人を呼んでくるってことはまさか」


「残念だが、あんたらの想像している方ではない」


「「「!!?」」」


全員が声がする方を見るとそこには人間のような男性が立っていた

眷族


一鬼

ランスロット

東風

クラウン→→→ドワーフの村へ

クレイゴーレム→→→ドワーフの村へ

スケルトンナイトリーダー

バンピールナイト

犬神

鬼・ランサー

鬼・アーチャー

鬼・アサシン

鬼・キャスター

コーカサスオオカブト

魂喰い



ゴブリン雄:1180体(+200)

ゴブリン雌:360体(+80)

スライム :  3匹

闇カラス : 10羽

スケルトン: 10体

化け猫  : 10体

妖狐   : 10体

魔狼   :  2体

ハニービー: 10体 


住民

クラリス

クララ

サンスネル→→→ドワーフの村へ

スローン→→→ドワーフの村へ

スインス→→→ドワーフの村へ

アリソン

イヴァンナ

メア

ニア

シルフィー

ローズ


所有金額

9913万4千700シュール


所有貨幣

石貨 :0枚

銅貨 :500枚

銀貨 :47枚

大銀貨: 5枚

金貨 :83枚

大金貨: 3枚

白銀貨: 8枚

白金貨: 9枚

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ