表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
86/139

第79話:買い物《バッカス酒店》

今回はお酒メインのお話ですが、イメージは中世

だけど、ガラス製のワインボトルが世に出たのは17世紀だから中世とは言えない

だが、どうしても王都イシュタリアの酒店にはワインボトルを用意したかった

ローズがいる服屋『美の結晶』を出たクラウン、クララ、クラリスは本命のバッカス酒店へむかった

服屋『美の結晶』から歩いて数分歩いた場所にバッカス酒店があった


「酒店に着いたね!どうするクララちゃん?外で待ってる?」


「そうね、クララには少し早いわね。私と一緒に外で待ってましょうか?」


「わたしは大丈夫だよ!一緒に入ろ!」


クラウンとクラリスは互いの顔を見た


「わかった!じゃあ中に入ろ!」


「そうですね。でも、少しでも具合が悪くなったら言うのよ?」


「うん!!」


3人は揃って店に入った

店の中は、見渡す限りの酒、酒、酒である

真正面も、両側の壁にも、二階に行く階段にも、ショーケースがありその中には色々な形のワインボトルが飾ってあった


「こんにちは!」


クラウンが挨拶をすると、整理中の筋肉ムキムキの白髪のじいさんが手を止め、3人のほうをむいた


「あ?客か!!バッカス酒店によく来たな!俺は店長のバッカスってんだ!」


バッカスは大声で自己紹介をしてこちらへ近づいた


「イシュタリア両替店のカモミールさんから聞いてきました!」


「カモミールの野郎から?それで?どんな酒を探してるんだ?」


「このイシュタリアで一番おいしいお酒を買えるのはここだと聞いてきたんだけど?」


「一番うまい酒?・・・むぅ、それは少し難しい注文だな」


「難しい?」


「ああ。酒ってのは好みが分かれるもんだ。甘口に辛口、濃醇に淡麗、いろいろある。飲むのはそこの姉ちゃんか?」


バッカスはクラリスへ聞いた


「いえ、私はお酒は嗜む程度でございます」


「んじゃ、そっちの仮面の嬢ちゃんか?」


「ぼく?ぼくはあまりお酒は好きじゃないんだ!」


「まさか、そっちの嬢ちゃんか?すまねえが子供には酒を売らねえようにしてんだ」


「あはは!さすがにクララちゃんは飲まないよ!」


「あん?なら、誰が飲むんだ?」


「ドワーフの方に飲んでもらうつもりなんです」


「ドワーフか?なるほどな、今の言い方だとドワーフの客人か何かか?」


「いえ、近々ドワーフの村に行くのですが、手土産をと思いまして」



「ドワーフか・・・なら、あれだな。ちょっと待ってな」


そういうと、バッカスは二階に上がって行った

少しほど待っていると、大きな樽を抱えたバッカスが降りてきた


「待たせたな」


バッカスはクラリスらの前にドンっと大樽を置いた


「これは?」


「これはここイシュタリアの酒造倉で造られた超一流なラガーだ」


「ラガーですか?」


「ドワーフらはワインなんて一切飲まん。やつらは朝昼夜年がら年中ラガーを浴びるほど飲んでやがる。このビールならやつらを喜ばせられるだろうよ」


「わかった!ちなみにお値段は?」


「ああ。値段は金貨5枚だ」


「わかった!それって1つしかないの?」


「あ?あるにはあるけどよ・・・」


バッカスは取りに行くのが面倒なのか、売るのを渋っている

それを見たクラウンが金貨が入った袋から金貨10枚を出し、バッカスへ渡した


「はい!」


「ちっ・・・少し待ってろ」


バッカスは金貨10枚を受け取ると、小さく舌打ちをして、もう一度2階へ上がっていった


「なんですかあれは?こちらは客だというのにあの態度・・・」


「そうだね!」


クラウンとクラリスが話していると、バッカスが大樽を担いで2階から降りてきて、置いてある大樽の横に並ぶように担いでいる大樽を置いた


「ほらよ。これでいいか?」


「うん!ありがとう!」


「大きなお世話だが、持てるのか?」


「ん?大丈夫だよ!それっ!」


クラウンは大樽を軽々と持ち上げた


「!?」


さらにクラウンは空間に亀裂を創り、そこへ大樽を入れた


「・・・・」


バッカスは驚いているのかクラウンのことをじっと見ていた


「さて!魔スター君のおつかいも済んだし、商店区に行って早く買い物しちゃおうか!」


クラウンは先程から怖い顔でじっと見ているバッカスを無視し、クララとクラリスに話し掛けた


「わかりました。行きましょうか」


「うん!はやく行こう!!」


3人は店を出た


「・・・まいどあり」


後からバッカスの声が聞こえた

クラウンは外に出て、バッカスに聞こえないか確かめた上でクララとクラリスに言った


「彼もぼくが魔物って気がついたみたいだね。悪意と言うか嫌悪感というか、ちょっとあれだったから、早くでちゃった!ごめんね?」


「大丈夫ですよ。確かにクラウン様を見る目に悪意が混じっていましたし」


「うん!ちょっとこわかったね!」


「面倒事は嫌だから早く行こうか!」


「はい!」


3人は早々とバッカス酒店を後にした

そして、食料を買うため、貴族区を出て、商店区へと向かった






眷属


一鬼

ランスロット

東風

クラウン→→→王都イシュタリアへ

クレイゴーレム→→→ドワーフの村へ

スケルトンナイトリーダー

バンピールナイト

犬神

鬼・ランサー

鬼・アーチャー

鬼・アサシン

鬼・キャスター

コーカサスオオカブト

魂喰い


ゴブリン雄:1180体(+200)

ゴブリン雌:360体(+80)

スライム :  3匹

闇カラス : 10羽

スケルトン: 10体

化け猫  : 10体

妖狐   : 10体

魔狼   :  2体

ハニービー: 10体 


住民

クラリス→→→王都イシュタリアへ

クララ→→→王都イシュタリアへ

サンスネル→→→ドワーフの村へ

スローン→→→ドワーフの村へ

スインス→→→ドワーフの村へ


所有金額

9988万シュール


所有貨幣

石貨 :0枚

銅貨 :500枚

銀貨 :50枚

大銀貨:10枚

金貨 :87枚

大金貨:10枚

白銀貨: 8枚

白金貨: 9枚

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ