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第78話:買い物《美の結晶》

自分はファッションに疎すぎるから、ファッション関係は検索しながら頑張って書いてます!


※投稿予約を28日の10時にしようとしたら、間違って27日の10時にしてしまった!過去に予約してしまいました

「両替も終わったし、次は食料でも買いに行こうか?」


クラウン、クララ、クラリスら3人は次にどこへ向かうか話し合っている最中であった


「いえ、ここから近いバッカス酒店に行った方がいいかと思いますよ?それにクラウン様のおかげで時間は沢山ありますので、焦ることもありません」


そうダンジョンを出発したのが朝9時、イシュタリア両替店に入ったのが朝9時30分ぐらいであるため、今現在は10時30分過ぎである

最初の目的である市場もまだ開いたばかり

なら現在いるイシュタリア両替店から近い、バッカス酒店へ先に行き、あとは買い物に興じればよいだけである


「そうだね!行ったり来たりも大変だからね!クララちゃんもそれでいい?」


「うん!わたしもそれでだいじょうぶだよ!」


「決まったね!それじゃあ、近くにあるバッカス酒店へ出発!」


「しゅっぱつ!!」


クラウンが右手を上げて、掛け声を出すと、クララも同じように右手を上げて、かわいく『出発』と言って歩き出そうとした


「と、その前に服屋によっても大丈夫かな?」


イシュタリア両替店の横に服屋があった

ここに到着してから気が付いていた

そしてクララもチラチラと服屋を何回も見ていたのをクラウンは気が付いていた


「私は大丈夫ですよ」


クラリスはチラッとクララを見た

クララは少し俯いていた


「クララちゃんは?」


「わたしはここでまってるね。・・・・綺麗なお洋服をみたらほしくなっちゃうから」


クララはさっきまでの声とは真逆の元気がない声で答えた


「それはだめだよ!」


「え?」


クララは俯いていた顔を上げ、クラウンを見た


「だって、それだとクララちゃんにお洋服を買ってあげられないし!」


「お洋服・・買ってくれるの?」


「うん!二人に服を買うために行くんだからさ!」


「あ、やったぁああぁあ!!!」


クラウンの言葉を聞いたクララは宝石のようにキラキラした笑顔で喜んでいる


「ありがとうございます、クラウン様」


「魔スター君からも買ってあげてって言われてたからね!」


「それでも、あの子があんなにも喜んでいるのはクラウン様のおかげです」


「もう・・・大丈夫って言ってるのに、照れるなぁ」


クラウンは照れているのか、顔を少し赤くして、頬を掻いていた


「お母さん!クラウンお姉ちゃん!はやくはやく!」


クララは二人に声を掛けて服屋に走っていった

クララを追うようにクラリスとクラウンも走って服屋へと入っていった


「こんにちわぁ!」


クララは服屋に入ると元気よく挨拶をした

その声を聞いて、店のなかから野太い声で返事が返ってきた


「はぁ~い」


野太い声と共に現れた人物を見たクラウンとクラリスは思わず固まってしまった

なぜなら、店の中から出てきたのは、背が高く、スキンヘッド、がっしりと筋肉がついた青ひげの男性だった

だが、それだけならまだよい

その青ひげの男性は真っ赤な口紅をしており、がっしりした大胸筋が見える燃えるような赤いドレスを着ていたのだ


「あら~ん?可愛いお嬢ちゃんねぇ?」


男?はクララと同じ目線になるように膝を曲げた


「こんにちは、お嬢ちゃん。今日はどうしたのかしら?」


「こんにちわぁ!今日はお洋服を買いに来たんだよ!」


クララは彼?の姿を見ても、物怖じせず元気よく答えた


「そうなのねぇん。ここは王都イシュタリア一の服屋『美の結晶』、そして私は店長のローズよ。よろしくねぇん」


「わたしはクララっていいます!よろしくねローズお兄ちゃん!」


「よろしくねクララちゃん。それと、私のことは『お兄ちゃん』ではなく『お姉ちゃん』と呼んでねぇん」


「わかったぁ!よろしくねローズお姉ちゃん!!」


「うふふ、かわいいわねぇ」


ローズはそう言うとクララの頭を撫でた

そこへローズの格好をみて固まっていたクラリスとクラウンがやっと言葉を発せた


「あ、あの・・・」


「あらん?ごめんなさいねん。貴女はクララちゃんのお母さんかしら?」


「はい。クラリスと申します。娘が大変失礼なことを・・・」


「うふふ、いいのよぉ。子供はこのぐらい元気じゃないとね。それと、そちらの方は?」


ローズはクラウンの方をじっと見つめていた


「ぼくはクラウンって言うんだ!よろしくね!」


「よろしくねクラウンちゃん。貴女、人間じゃないわね?」


「そうだよ!よく気が付いたね!」


「うふふ。これでも少し前までは冒険者をしてたのよ」


「どうりで!すごくつよいなって思ったよ!」


「貴女ほどじゃないわ」


クラウンとローズの両方から異様なまでのオーラが放たれている

そこへクララがローズの服を引っ張った


「ローズお姉ちゃん、クラウンお姉ちゃんは悪い魔物じゃないよ!」


「そうです。クラウン様は他の魔物と違って良い方ですので安心してください」


クララとクラリスはクラウンが良い魔物と擁護した

それを聞いたローズは少し困惑した表情をした


「京お兄ちゃんの所の魔物はみんな優しいんだよ!」


「ちょっと待ってクララちゃん。それはどういうこと?」


クララの一言でローズはさきより困惑した


『京お兄ちゃんの所の魔物ってことはダンジョンマスターってことよね?でもみんな優しい?どういうこと?まさか洗脳?』


ローズが考えこんでいるとクラウンがローズの思考を遮った


「言っとくけど二人は洗脳とかはされてないよ!」


「え?」


「彼が二人にそんなことするとかまずないね!」


「・・・・・」


「もしあれなら、彼に会わせてあげようか?」


「!?」


「今は買い物の最中だから、今すぐは無理だし、彼に聞いてみないとわからないけど、どうする?聞いてみる?」


「・・・・ええ。あなた達が彼がどんな人なのか会ってみたいわ」


「うん!」


ローズの返事にクラウンは頷き、クララとクラリスのほうをむいた


「二人とも!彼女が魔スター君に会いたいっていうから、ちょっと魔スター君に聞いてくるから、ここで待っててもらっていい?」


「わかりました」


「うん!わかった!」


「じゃあ、行ってくるからローズさん二人をよろしくね!」


「ええ、わかったわ」


ローズは太い腕を胸のまえで組んで、クラウンの問いに了承した


「すぐ戻ってくるね!《空間魔法 ディメンションテレポート》!」


そういうと、クラウンは3人の目の前から消えた


「行ったわね?二人とも、待ってるの退屈でしょ?二人に合いそうな服を選んであげるわ」


「ほんと!やった!」


「お願いしますローズ様」


「ちょっと『様』なんて柄じゃないわよ!呼び捨てでいいわよ」


「それではローズさん、よろしくお願いします」


「うふふ。さあ、今より綺麗にしてあげるわ!こっちにいらっしゃい!」


ローズはクララとクラリスを連れて、店の奥に入っていった


・・

・・・


数分後


「ただいま!戻ってきたよ!」


ダンジョンへ戻っていたクラウンが戻ってきた


「おかえり!クラウンお姉ちゃん!」


「ただいま!ぼくが行ってる間に、もっとかわいくなったね!」


そうクラウンがダンジョンに戻っている間に、クララとクラリスはローズに洋服を選んでもらっていた

クララは白とピンクを強調したフリルの洋服、いわゆるロリータ服だ

クラリスは袖が白、他は青を強調したリネンドレスである


「えへへ!」


「二人の姿見たら、魔スター君喜ぶね!」


「あら?戻ってきたのね?どうだったかしら?」


ローズが店の奥から顔を出した


「うん!魔スター君も会ってみたいって!」


「本当?うれしいわ」


「さっきも言ったけど、買い物の途中だから、終わってからでもいい?」


「もちろんよ!私も準備したいから」


「了解!じゃあ、買い物が終わったらこの店にまた寄るね!」


「ええわかったわ」


「じゃあ、二人のお洋服のお会計お願いするよ!」


「あら?別にいいわよん!二人と友達になれたんだから」


「だめだよ!払わないと魔スター君に怒られちゃう!」


「なんで?」


「魔スター君いわく、『しっかりとした物にはそれ相応の支払いをしないといけない』って」


「あら!良いこというのね?わかったわ、お会計は金貨3枚よん」


それを聞いて、クララは固まってしまった


「金貨3枚ね!はい!」


クラウンは何もない空間に亀裂を作り、その中へ手を突っ込んだ

そして中から、両替した金貨の袋を取り出し、中から金貨3枚を取りローズへ渡した


「クラウン様!それは・・・」


「ん?ああ、魔スター君からで『二人の洋服とかは両替したお金から出して大丈夫だよ』って」


「本当ですか?ありがとうございます」


「それじゃあ、行こうか!」


「はい!」


「うん!」


「ローズさん!じゃあ、また後で!」


「ええ。準備して待ってるわ」


クラウン、クララ、クラリスはローズと挨拶し、酒店へむかった


















眷属


一鬼

ランスロット

東風

クラウン→→→王都イシュタリアへ

クレイゴーレム→→→ドワーフの村へ

スケルトンナイトリーダー

バンピールナイト

犬神

鬼・ランサー

鬼・アーチャー

鬼・アサシン

鬼・キャスター

コーカサスオオカブト

魂喰い


ゴブリン雄:1180体(+200)

ゴブリン雌:360体(+80)

スライム :  3匹

闇カラス : 10羽

スケルトン: 10体

化け猫  : 10体

妖狐   : 10体

魔狼   :  2体

ハニービー: 10体 


住民

クラリス→→→王都イシュタリアへ

クララ→→→王都イシュタリアへ

サンスネル→→→ドワーフの村へ

スローン→→→ドワーフの村へ

スインス→→→ドワーフの村へ


所有金額

9998万シュール


所有貨幣

石貨 :0枚

銅貨 :500枚

銀貨 :50枚

大銀貨:10枚

金貨 :97枚

大金貨:10枚

白銀貨: 8枚

白金貨: 9枚

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