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第75話:新エリアと黒き狼

蜂型の眷属を召喚したら

絶対にハチミツを生産したかった!

クラウンとクララ、クラリスを見送った俺は、メインルームへと戻り、眷属を増やそうとしていた


「さてと、見送りも終わったし、そろそろ眷属を増やしていこうかな?」


俺はメインルームの硬い石造りの玉座に座り、スキル『眷属召喚』の召喚可能眷属リストをモニターに映した


「今回は虫系魔物は召喚しないつもりだが、ただハチミツは欲しいから蜂型の魔物であるハニービーは召喚しよう」


砂糖の原料であるサトウキビが無い現状、甘味を作るには王都で買うしかないが、砂糖はまあまあ高価だ。

そのため、サトウキビを手に入れるまではハチミツで代用するつもりだ


「ハニービーの他は獣系魔物を召喚するか。獣系魔物を召喚するなら、やはり化け猫と妖狐は外せないだろう。あとは、魔狼も召喚しよう」


魔狼は進化させれば、狼の魔物で有名なケルベロスやオルトロス、フェンリルになる可能性がある。

やはり男の浪漫としては狼の魔物は絶対に欲しい所だ


「さてと、今回召喚するのはこれぐらいでいいかな?」


俺は召喚可能眷属リストに触れ、召喚する魔物を選択した


・ハニービー:10体

・化け猫:10体

・妖狐:10体

・魔狼:3体


召喚する魔物を選択し終え、最後、召喚可能眷属リストの下部にある"召喚する"を押した。

それを押した瞬間、メインルームの中央に魔法陣が浮かび上がり、選択した魔物が続々と魔法陣内に現れた


「みな、よく来てくれた!俺は北郷京、よろしく頼む!」


召喚された魔物たちはそれぞれ頷き、化け猫10体と妖狐10体、魔狼2体を一鬼やランスロットが修行している訓練所へと行くように命令した。

魔狼1体に関しては、ゾンビと融合させるため待機を命じた。

呼んでおいたゾンビ10体がここに来るまで時間がまだかかりそうなため、ゾンビたちが来るまで召喚したハニービーらが過ごしやすい新たなエリアを創ることに決めた


「さて、ハニービーには極上のハチミツをたくさん作ってもらいたいから、花がたくさん咲いている階層を創るから少し待っていてくれ」


俺は新たな階層を創造するためスキル『ダンジョンクリエイト』を発動した。

創る階層は二つ、ダンジョンとしての戦闘区域の『森林』と、養蜂場としての非戦闘区域の『森林』。

現在、このダンジョンにあるのは洞窟のみ。

洞窟が悪いというわけではないが、せっかく虫の魔物を召喚したのだから新たに森を創ってみてもいいだろう


イメージ

1階層:普通の迷宮(罠なし・魔物なし)

2階層:低致死率の罠迷宮

3階層:高致死率の罠迷宮

4階層:アンデットとゴブリンの迷宮(罠なし)

5階層:ボス部屋

6階層:森の迷宮(日当たりが良くかなり広い)

7階層:森の迷宮(日当たりは良いが魔物がいる)

8階層:森の迷宮(日当たりはまったくなく鬱蒼と植物が生え茂っている)

メインルーム


番外

訓練所(迷宮ではない)

繁殖所(迷宮ではない)

調理場(迷宮ではない)

草原(迷宮ではなく、村がある)

養蜂所(中央に花がたくさん咲いており、ハニービーの巣がある)


イメージ通りに、新たな階層を創った俺はハニービーらに養蜂所でハチミツを作るよう命じた。

命じられたハニービーらは養蜂所へと転移していき、それと入れ替わるようにゾンビ10体がメインルームへ到着した


「よし到着したな。今からお前らを融合させ、より強い魔物にさせる。部屋の中央に集まってくれ」


俺の命令通りにゾンビ10体と魔狼1体は部屋の中央に集合した。

集合したのを確認した俺は、スキル『眷属融合』を発動、眷属融合を実行した。

眷属融合を実行した瞬間、彼らの足元に魔法陣が浮かび上がる。

そして徐々に光を強めていき、やがてゾンビと魔狼の姿は強い光量により見えなくなる。

その後、ようやく光が消えるのと同時に魔法陣も消えた。

魔法陣が消えると、ゾンビと魔狼の代わりに1体の黒く大きな狼が立っていた。

俺はすぐさま、その狼を見つめながら、スキル『鑑定』を発動した


魂喰い(ソウルイーター)

レベル1

種族:魂喰い

攻撃力:1500

守備力:1200

魔力:800

スキル:『死者喰らい』『威嚇』『魔力耐性 上級』

魔法:なし


ゾンビを素材にしたため、腐敗している狼が来るかと思っていたが、予想外に魔狼がメインの姿の魔物となった。


「オハツニオメニカカリマス」


魂喰いから重低音の男性の声が響いた


「おっ!喋れるようになったのか!」


「ハイ。マオウサマノオカゲデ、コトバヲハッスルコトガデキルヨウニナリマシタ」


「魔王って、俺はただのダンジョンマスターだよ」


「イエ。ワタシニハワカリマス。アナタサマハ、マオウトナルウツワノモチヌシデアルコトヲ」


「まあ、魔王を目指しているけどね」


「ヤハリ。アナタサマニツカエルコトガデキルコト、ワタシハウレシクオモイマス」


「まあ、なんだ。これからよろしくな」


「ヨロシクオモイマス。マオウサマ」


こうして、俺を魔王と呼ぶ黒き狼が仲間になった














眷属


一鬼

ランスロット

東風

クラウン→→→王都イシュタリアへ

クレイゴーレム→→→ドワーフの村へ

スケルトンナイトリーダー

バンピールナイト

犬神

鬼・ランサー

鬼・アーチャー

鬼・アサシン

鬼・キャスター

コーカサスオオカブト

魂喰い


ゴブリン雄:1180体(+200)

ゴブリン雌:360体(+80)

スライム :  3匹

闇カラス : 10羽

スケルトン: 10体

化け猫  : 10体

妖狐   : 10体

魔狼   :  2体

ハニービー: 10体 



住民

クラリス→→→王都イシュタリアへ

クララ→→→王都イシュタリアへ

サンスネル→→→ドワーフの村へ

スローン→→→ドワーフの村へ

スインス→→→ドワーフの村へ

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