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第74話:いざ、買い物へ

今まで、食べ物についてあまり詳しく書いてきませんでしたが、これからは詳しく書いて行こうと思います!

クレイ、サンスネル、スローン、スインスの4人がドワーフが住んでいると言われている村へ出発したのを見送った後、俺はメインルームへ戻ると、そこにクラリスが待っていた


「京様、少しよろしいでしょうか?」


「どうしたの、クラリス?」


「実はクレイ様に任せてほしいと言った手前、大変言いにくいのですが・・・・」


「大丈夫だよ、どうした?」


「はい。前々から思っておりましたが、食材が少なすぎます」


「え~と、在庫が少ないってこと?」


「いえ、在庫は沢山あります。私が言っているのは種類のことです」


「ああ、なるほど」


「在庫にあるのは、外で狩ってきた魔獣の肉に、草原で実らせたアプーの実やレンジの実、あとは私の村で採れたイモや山菜類」


もしかして、クラリス怒っている?


「クレイ様が美味しく調理してくださいますが、さすがに飽きます」


「だよね」


「ですので、食材をもっと増やしたいのです」


クラリスの言っていることは妥当だ。

どんなに美味しく調理しても、同じ食材を使っていたら飽きもする。

だが、調達したいがここから王都まで距離もある、

どうしたものか考えていると、クラウンがその可愛い顔で、俺の顔を覗き込んできた


「話は聞かせてもらったよ!魔スター君!!」


「ク、クラウン!」


「ぼくの魔法なら、王都イシュタリアまで、すぐに行けるよ!」


「そうだけど、いいのか?」


「良いに決まっているよ!だって魔スター君のお願いなんだし!それに・・・・」


「それに?」


「ぼくも流石に飽きちゃったから!!!」


「なるほど」


クラウンは恥ずかしそうに、少し笑った


「じゃあ、お願いするよ!行くのはクラウンと俺・・・・」


「いえ、京様はここに残ってください。買い物は私が行って参ります」


「クラリスが?」


「はい。私なら栄養面のことも考えて買えますので」


「そうだね!クラリスさんが行った方がいいかも!」


「だけど・・・・」


「大丈夫!買った物は、すぐにこっちに転送するから、荷物持ちもいらないし!」


「それにクララが久しぶりに行きたいと言っていたので、行かせてあげたいんです!」


クラリスとクララは以前、王都イシュタリアに行ったことがあるようで、久しぶりに行きたいらしい。

護衛はクラウンがいれば大丈夫だろうし、3人に買い物は任せよう


「わかった。3人で行っておいで」


「ありがとうございます!京様!」


「クララとクラリスのこと頼んだよクラウン」


「まっかせて!!」


「そうだ。買い物に行くなら、一つ頼みたいことがあるんだ」


「頼み?」


クラウンがその可愛い顔を可愛く傾げる


「王都イシュタリアで一番おいしいお酒を買ってきてほしいんだ」


「お酒ですか?京様が飲まれるのですか?」


「俺?違う違う!俺はあまりお酒は飲まないんだ」


「なら誰用でしょうか?」


「ドワーフ用だよ」


「ドワーフ?」


「ドワーフってお酒が好きらしいからね。クレイたちに手土産を持たせてなかったと思ってね」


何事にも手土産は必要だ。

ましてや、このダンジョンに来てもらうよう頼むのだから、好印象を与えておきたい


「なるほど!じゃあ、お酒はぼくが買って、クレイたちに届ければいいんだね?」


「頼める?」


「大丈夫だよ!まかせて!」


「ありがとう。よろしくね」


「では、私はクララを連れてきますね」


クラリスはクララを呼びに、転送用の魔法陣に乗り、自宅へと戻っていった


「なら、待ってるの暇だし、ぼくもクラリスさんについて行こうかな!」


クラウンは魔法陣に乗るまでもなく、俺の目の前から一瞬にして姿を消した。

そして数分後、俺はダンジョン入口でクラリスらを待っていると、遅れてクラリスたちがやってきた


「京様、お待たせいたしました」


「おまたせ!魔スター君!」


「京お兄ちゃん!本当に王都に行ってきていいの!!」


クララは凄く嬉しそうにはしゃいでいる


「ああ。お母さんとクラウンの言う事、しっかり聞くんだぞ?」


「うん!」


「あいさつは済んだし、そろそろ行こうか!」


「うん!!」


「よろしくお願いしますクラウン様」


「あ、忘れてた!お金渡してない!!」


俺は異空間に手を突っ込み、そこから金貨が1枚を取り出した


「これで足りるかな?」


俺は金貨をクラリスへ渡すと、受け取ったクラリスは驚いた顔をする


「金貨!?多すぎます京様!!!銅貨や銀貨で十分です!!」


「いや、そうしたいが手元に白金貨と金貨しかなくてね」


「わ、わかりました。申し訳ございませんがクラウン様、私だと不安ですので預かってもらってもよろしいでしょうか?」


「いいよ!」


「あ、それなら悪いけど両替してきてくれないか?」


俺はクラウンに白金貨1枚を渡した


「白金貨!!?は、初めて見ました・・・」


「両替ね!了解!」


「お母さん!クラウンお姉ちゃん!早く行こう!!」


クララがクラリスの服を引っ張って、せかしていた


「はいはい。では、行って参ります京様」


「いってきます京お兄ちゃん!」


「いってらっしゃい」


「じゃあ行くよ!《空間魔法ディメンション・ゲート》!」


ダンジョン入口の地面に赤い魔法陣が浮かび上がり、魔法陣の中央から赤い扉が現れる。

そしてその扉が開き、クララ、クラリスが扉を潜り抜ける


「じゃあ、行ってくるね!!」


最後にクラウンが扉を潜り抜けると、扉はギィーっと音を立てながら閉まり、魔法陣ごと消えた


眷属


一鬼

ランスロット

東風

クラウン→→→王都イシュタリアへ

クレイゴーレム→→→ドワーフの村へ

スケルトンナイトリーダー

バンピールナイト

犬神

鬼・ランサー

鬼・アーチャー

鬼・アサシン

鬼・キャスター

コーカサスオオカブト


ゴブリン雄:1180体(+200)

ゴブリン雌:360体(+80)

スライム :  3匹

闇カラス : 10羽

ゾンビ  : 10体

スケルトン: 10体


住民

クラリス→→→王都イシュタリアへ

クララ→→→王都イシュタリアへ

サンスネル→→→ドワーフの村へ

スローン→→→ドワーフの村へ

スインス→→→ドワーフの村へ

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