第6話:ダンジョンマスター、そして、はじめまして
一回書いて投稿しようとしたら、間違って消してしまった・・・
泣ける
眷属召喚
異世界ダンジョンものでは定番のゴブリンとか召喚できるのか?
『続きまして、スキル「眷属召喚」についてご説明させていただきます。まず、スキル「眷属召喚」を発動してみてください』
「発動すれば良いのか、わかった」
イージスに促されるままスキルを発動した。
すると、目の前に現在召喚できる魔物の種族名の一覧が表示された
①ゴブリン
②スライム
③闇カラス
表示された魔物を確認してみると、3種類の魔物しか表示されていない。
予想外に少ないが、漫画やアニメではレベルアップをすることによって、召喚できる魔物が増えるはずだが、この世界でもそうなのだろうか
『発動して頂き、ありがとうございます。只今、表示されている魔物が、マスターが現在召喚することができる魔物でございます。種族についての詳細や攻撃力守備力などは魔物の名前の横に記載されております』
ゴブリン
攻撃力:150
守備力:120
魔力:5
備考:肌が緑色の小鬼型の魔物。
繁殖力が強く雌ならどんな種族とでも繁殖することができるが、頭は悪く、ずる賢いため人間からは嫌われる存在。
寿命は約10年と言われており、人間より成長が早い
スライム
攻撃力:100
守備力:200
魔力:0
備考:身体が水分でできているゼリーのような魔物。
熱にとても弱いが物理攻撃だと核を狙わないと倒せない。
どんなものでも取り込み消化するため、掃除に便利
闇カラス
攻撃力:160
守備力:130
魔力:0
備考:カラスのような魔物。
目が紅く、普通のカラスと比べて視力が良いので、夜でも行動することができる。
主に監視に適している
俺、ゴブリンより弱いだが?
俺の場合、魔力が無限なだけの普通の人間と変わらない
『確認は終わりましたでしょうか?』
「もう大丈夫だよ。ただ、召喚ができる魔物が3種類だけって少なくない?これって今後増えていくの?」
『それについてはご安心くださいませ。召喚できる魔物の種類はマスターが他のダンジョンマスターを倒すかダンジョンコアを破壊すれば、そのダンジョンで召喚可能な魔物が手に入りますので』
「ふむ・・・レベルアップとかでは増えないという事か?」
『いいえ。レベルアップで増えることは増えますが、不規則でどのくらい増えるのか、いつ増えるのかも不明でございます』
「そうか、わかった。じゃあ確認だが、この世界にはダンジョンマスターはどのくらいいるのかわかっているのか?」
『現在、確認されているダンジョンの数は108つ。つまり、108人のダンジョンマスターがいるということでございます』
「!?」
予想外に多いな、108つもダンジョンがあるのか。
『ひとつ訂正を。確認されていると申しましたが、人類が認知しているダンジョンは多くありません。ダンジョンマスターの中にはひっそりと隠れているような方もおりますので、ダンジョン全てが認知されている訳ではございません』
なるほど、ダンジョンマスターの中には穏健派もいるということか
『さらに、ダンジョンマスターはひとつの種族の魔物に特化しておりますので、そのため、他の魔物を召喚するため、別なダンジョンを襲います』
「ん?つまり?」
『わかりやすく言いますと、他のダンジョンも貴方様同様召喚できる魔物が少なく、召喚できる魔物を増やすため他のダンジョンマスターを消滅させることで眷属を増やしているという事です』
「・・・・ダンジョンマスター内は弱肉強食なんだね」
『左様でございます』
弱肉強食ということだから、召喚する魔物の数も考えないとな。
あと、魔物を鍛えることも考えないとダメか。
場所はダンジョン創造で広い空間を造れば大丈夫だが、まずはどのくらいの魔物を召喚できるのか把握しないといけない
「イージス先生質問!」
『はい京君?なんでしょう?』
「魔物を召喚する際は上限などはありますか?あと、やり方はどうすれば?」
『はい。魔物は基本上限はございません。ただし、魔力を消費して召喚いたしますが、スキル「魔力無限」の京君には関係ないことですので大丈夫です。また、召喚のやり方は、召喚魔物一覧が記載されているページに記入できる箇所がございますので、そちらに記入して頂くと召喚されます。他には何か質問はありますか?』
時々、来るイージス先生。
声だけなのにマジ最高
「今のところは大丈夫です!実際に召喚してみます」
さてさて、どのくらい召喚しようかな
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召喚した結果はこちら
①ゴブリン雄 40匹
②ゴブリン雌 10匹
③スライム 3匹
④闇ガラス 10羽
ゴブリンは勝手に繁殖してくれるからありがたい。
どうせなら、訓練所のほかに繁殖部屋でも創造してみよう。
あと、トイレも必要だな、ダンジョン内が糞尿まみれになるのは流石に避けたい。
まあ、糞尿を利用したトラップもあってもいいかもな。
それにしても、ゴブリン可愛いな。
それも雌のゴブリンも中々・・・
「とりあえず、ここに集まってくれ!」
「ゴブ!」
意思疎通もできている。
これは鍛えるのも、勉強を教えるのも楽かもな
「今日からダンジョンマスターになった北郷京だ!これから長い付き合いになると思うがよろしくな!」
挨拶は大事だ。
挨拶に人間も魔物も関係ない
ダンジョンマスター108人は多いな~
だけど、全員出せるように頑張ります