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第62話:「虫」VS「魔」Ⅱ

闇と影の区別がつきにくい

視点は再び東風らへと移り変わる


「それにしても凄いですね。辺り一面が焼け野原になってしまいましたよ」


サンスネルは緊張が少し解消したのか東風に話し掛けていた


「・・・・何呑気なこと言ってるの?あなたもこのレベルまで行くのよ?」


「・・・・先は長いですね」


「ダガ、シュウレントジッセンヲツメバイツカカナラズコノレベルマデトウタツデキルダロウ」


東風とサンスネルの会話にランスロットも加わった


「頑張ります!」


「まったく呑気なものね。今は戦いの真っ最中なのよ?」


バンピール・ナイトが至極全うなことを言った


「・・・・そうは言っても、全然敵が来ないんだもの」


それはそうだ

先程のゴキブリを殲滅してから10分以上歩いているのに敵が来ない


「ソウデモナイミタイダ。アレヲミロ」


ランスロットは東風、サンスネル、バンピール・ナイトへ告げた

ランスロットが指を指す方向をむいてみると、背丈は小学低学年ぐらいではあるが、姿形は蟻の兵隊が二足歩行で何百と迫ってきた。

これこそ軍隊アリである


「うわあ・・・きっつ」


蟻の軍勢を見たバンピール・ナイトが明らかに顔をしかめた


「ツギハワレガヤロウ」


ランスロットが一歩前へ出た


「《闇魔法 漆黒の沼》」


ランスロットは膝を折り、地面に手をつくと触れた箇所から影のようなものが広がり始めた

だが、影にしては色が濃く、まるで墨汁のような黒さである

それが徐々に広がっていき、遂に蟻の軍勢の足元まで広がった

しかし、蟻の軍勢はそれを気にするような素振りは一切せず、こちらへ向かってきた

だが蟻の軍勢は徐々に闇の中に沈み始めた

蟻の軍勢はもがいているが、抵抗虚しく底なし沼の如くほとんどの蟻は沈んでしまった


「スコシノコッタカ」


ほとんどの蟻は闇に飲み込まれたが、10体ほどが残り、持っている槍を構え始めた

だがその時、蟻らの足元に魔法陣が赤く光浮かんだ


「《血液魔法ブラッドニードル》」


声があたりに響いた

その瞬間、蟻たちが苦しみ始め、蟻らの身体の中から血で創られた太い針のようなものが何本と突き出た

その魔法によって残っていた蟻はすべて死んでしまった


「まったく・・・・どうせなら全員やってほしかったわね」


バンピール・ナイトがため息まじりに呟いた


「スマナイナ」


ランスロットは謝った


「ま、まあ今回は許してあげるわ」


バンピール・ナイトは黒い髪を弄りながらそっぽを向いた


「・・・・素直じゃないわね」


「な!お姉さま!?」


東風の言葉にバンピール・ナイトは顔を赤くして驚いた

そこへ今まで黙っていたセイバーが口を開いた


「お三方、お話し中申し訳ないですが、強そうなのが来ましたよ」


セイバーが向いている方向を3人が見ると一体の魔物が立っていた

6本の腕にはそれぞれ違う武器を持った巨大な蟻

さきの蟻とは比べ物にならないぐらいの大きさとプレッシャーを放っている


「よもや我が軍が全滅するとは思わなかったぞ」



眷属


一鬼

ランスロット

東風

クラウン

クレイゴーレム

スケルトンナイトリーダー

バンピールナイト

犬神

鬼・セイバー

鬼・ランサー

鬼・アーチャー

鬼・アサシン

鬼・キャスター


ゴブリン雄:980体(+700)

ゴブリン雌:280体(+140)

スライム :  3匹

闇カラス : 10羽

ゾンビ  : 10体

スケルトン: 10体


住民


クラリス

クララ

サンスネル

スローン

スインス

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