表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
66/210

第59話:主力

扁桃炎がきつかった・・・

「どうだ?こいつらは強いだろう?」


一鬼が連れてきた5人の鬼たちはそれぞれ修行に戻らせたが、鬼・セイバーのみ残ってもらっていた


「かなり良いね。これなら次のダンジョン戦にも出せる。ただ今回の『虫』とのダンジョン戦にはセイバーのみ出てもらうつもりだ」


「私だけですか?」


「ああ。『虫』戦には魔法を得意とする眷属を起用するつもりだ。つまり炎魔法が使えるお前には是非活躍してもらいたい」


『虫』を司るダンジョンマスターとの戦いには魔法を中心に。

『淫』を司るダンジョンマスターとの戦いには力と技を中心に戦うつもりだ


「それでしたら、サンスネル殿も戦いに参加させた方がよいかと」


「なぜ?」


「サンスネル殿は私以上の炎使いになるお方だからです。数日ですが共に食事をし、鍛錬に励みました。彼の実力はわかっております」


セイバーは紅い瞳で俺を真っすぐと見据える


「・・・・わかった。アサシン、悪いけどサンスネルを呼んできてくれ」


「かしこまりました」


命を受けたアサシンは音もなく影の中に潜り、サンスネルを呼びに姿を消す。

そしてアサシンが消えてから5分もたたない間にサンスネルはメインルームに戻ってきた


「お待たせいたしました。京殿」


「悪いなサンスネル」


「いえ大丈夫ですよ。それでどうしたのですか?」


「今回の戦い、やはりサンスネルにも参加してもらおうと思ってな」


「本当ですか!?」


「ああ」


「急に何故?」


「セイバーが魔法ならお前も連れて行った方がいいと言ってきてな」


「セイバー殿が・・・」


「そうだ。両方ではないが、『虫』戦には出てほしい。頼む」


「わかりました。お役に立てるかわかりませんが共に戦わせて頂きます!」


「よろしく頼む」


これで主力が決まった。

『虫』戦はランスロット、東風、セイバー、サンスネルを。

『淫』戦は一鬼、ランスロット、犬神、スケルトンナイト・リーダーで戦ってもらう予定だ


ランスロットには悪いけど、どちらの戦いにも出てもらうつもりだが、ランスロットなら喜びそうだ


「マスター。私以外の鬼たちはどうすればよろしいでしょうか?」


「そうだな。セイバーは『虫』戦の主力。他はそれぞれサポートに徹してもらうかな」


「かしこまりました」


「悪いな」


俺は、仲間と共に戦えずにがっかりしているセイバーに謝る


「いえ!これも兵法。しかたがありません」


兵法なのか?

いつか5人と共に戦わせてやりたい。

セイバーは他の4人に俺が伝えたことを伝えに別階層へと転移して行った。

そこへセイバーと入れ替わるように、スケルトンナイト・リーダーとバンピール・ナイトが姿を見せる


「京殿、少しお時間よろしいでしょうか?」


「うん?どうした?」


「はい。わたくしめは『淫』との戦いの主力です。しかし彼女は?」


ナイト・リーダーは妹であるバンピール・ナイトへ視線を向ける


「彼女は強いです。どうか彼女にも戦いの場を設けてはもらえないでしょうか」


ナイト・リーダーは深く頭を下げる。

バンピール・ナイトを見てみると、うっすらとだが目が充血しているのが見て取れた。

主力に入れてもらえずに泣いていたのだ


「俺も戦場に出してあげたいのは山々だが、レベルが・・・・」


俺が言いかけた瞬間


「ワレラカラモタノメナイダロウカ?」


ランスロットの声で遮られた。

前方を見てみると、元からいた一鬼の横にランスロットと東風が立っていた


「おれからも頼む」


「・・・・・私からも」


ランスロットに続き、一鬼と東風からも頼まれてしまった


「・・・・・」


俺は無言で、どうするか決めあぐねていた


『でしたら、もう一度ナイト・リーダーとバンピール・ナイトを鑑定してみてはどうでしょうか?』


イージスの声がメインルーム内に響く


「イージスもか、わかった。二人をもう一度鑑定してみよう」


俺はナイト・リーダーとバンピール・ナイトを交互に見つめ、スキル『鑑定』を発動する


スケルトンナイトリーダー

レベル20

種族:スケルトンナイト

攻撃力:1900

守備力:1500

魔力 :1200

スキル:『切味向上』『アンデット指揮』『※闇属性付与』

魔法 :なし


※闇属性付与:持っている武器、道具に闇のオーラを纏わせるスキル


バンピールナイト

レベル18

種族:バンピール

攻撃力:1500

守備力:1400

魔力 :2000

スキル:『切味向上』『アンデット指揮』『血液魔法強化』

魔法 :『血液魔法』


おいおい、こいつらを召喚してからまだ数日ぐらいしか経っていないはずなのにレベル上がりすぎでは?


「我ら兄妹はランスロット殿に鍛錬を見てもらっており、何回も一騎打ちもしてもらっております。そして時折、一鬼殿と東風殿にもお相手をしてもらっております」


一鬼、ランスロット、東風の3人に修行をつけてもらっていたら、このぐらいのレベルにもなるか


「わかった。バンピール・ナイト、お前には『虫』戦に出てもらう」


「マ、マスターのお願いならしょうがないわね!!」


バンピール・ナイトは顔を背けていたが、喜んでいるのは見てわかる

眷属


一鬼

ランスロット

東風

クラウン

クレイゴーレム

スケルトンナイトリーダー

バンピールナイト

犬神

鬼・セイバー

鬼・ランサー

鬼・アーチャー

鬼・アサシン

鬼・キャスター


ゴブリン雄:280体(+100)

ゴブリン雌:140体(+20)

スライム :  3匹

闇カラス : 10羽

ゾンビ  : 10体

スケルトン: 10体


住民

クラリス

クララ

サンスネル

スローン

スインス

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ