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第49話:王都イシュタリア

49話にしてやっと国家が出てきました

イシュール王国王都イシュタリア

王都イシュタリアは王城を中心に、町が広がり、その周りを円形に城壁が囲っている城塞都市である。

城壁の外には草木があまり生えておらず土や岩が見えている【イシュタリア平原】が広がっている。

さらに城壁からは見えないが、平原を何日か歩けば草木が生え茂った【イシュタリア草原】が広がっており、それを越えると魔物が多く住み着いており、あまり光が差し込まず暗い【黒き森】がある。

ちなみに黒き森は、ダンジョンがある岩山の周りにある森林のことを示す


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

サンスネル 視点


北郷をはじめ、ランスロットとクラウンがダンジョンにて話し合いをしている同時刻


同期であり、共に黒い鎧を身に纏っていたランスロットと言う魔物から見逃されたスローンとスインスと一緒に王都イシュタリアの中心にある王城の玉座の間にて、イシュール王国の王であるイシュール五世とその妃イシュタル、騎士団総団長のイカロスへと軍を向かわせたことへの直談判をしていた


「なぜ軍を送ったのですか!彼らは普通の魔物ではございません!!前回だってこちら側の不手際で・・・」


「そうです。騎士団の中にいた愚か者共の責任です」


「・・・・・です」


私と共にスローンとスインスが1万人という大軍をあの場所へ進軍させたことを王と騎士団総団長へ非難するが、それを王イシュール五世は目を閉じ玉座に座りながら静かに聞いていた


「何を言っているのだ貴様ら!!魔物は全て滅ぼす!それが我らイシュール王国騎士のモットーだというのを忘れたか!!!」


王の横に立っている銀の鎧を身に着けた色黒の屈強な男イカロスが我ら三人へと怒鳴りつける


「ですが!!」


「ですがも何も無いわ!!!!第一、平民上がりの分際で口を出そうなどおこがましいにも程があるわ!!敵を知っているのがお前らのみだから呼んだのだ!お前らはこちらの質問にだけ答えておればよいわ!!!!」


私は反論しようと声を上げたが、イカロスが言葉を遮った


「平民出身なのはどうでもいいことでしょう!!」


「口答えをするか貴様!!!」


イカロスは自分の腰に付いている剣に手をかけた

それを見た自分も剣に手をかけた


「落ち着け!サンスネル!!」


私が剣に手をかけたのを見たスローンは自分を止めようと声を荒げる。

すると、今まで4人の話し合いを黙って聞いていたイシュール五世は口を開いた


「サンスネルといったな」


「はっ!!」


私は膝を折り、王へ平伏した


「お主は平民の出と聞くが誠か」


「本当です!!」


「そうか。イカロスは貴族だ。お主は知っていることを答えれば、お主の無礼も不問としよう。だが、答えず、このまま無礼な物言いを続けるのならば、お主らとその家族らを処刑してもよいのだぞ?」


イシュール五世は玉座のひじ掛けに肘をのせ、頬杖を付きながら我ら3人を見下す


「それは・・・・」


私が口ごもると、後方の扉が勢いよく開かれた


「大変です!!!」


騎士が一人、慌てて入ってきた


「貴様!!王の御膳ぞ!!弁えよ!!!!」


イカロスが一喝するが


「よい。どうした」


イシュール五世がイカロスの言葉を遮り、騎士へと尋ねる


「はっ!!ダンジョンへと進軍した一万の軍ですが・・・」


騎士が膝を折り、私と同じよう平伏しながら口ごもっている


「続けよ。ダンジョンを攻略したのか?」


イシュール五世が追及する


「ぜ、全滅いたしました!!!」


騎士の言葉に、その場にいた者すべての表情が凍り付いた


「な、何を言っている!!!我が軍が全滅だと?ふざけるな!!!どういうことか説明しろ!!!」


イカロスは激怒しながらも状況を把握しようとしている


「て、敵は大鬼(オーガ)率いるゴブリンの軍勢約200体。各々が統率された騎士のように戦っておりまして、全滅させるまで時間がかかっておりました。ですが、多勢に無勢。残り6体まで減らせることができたのですが・・・」


「なんだ!それからどうなった!!!」


「突如、空に巨大な魔法陣が現れ、その後巨大な岩が空から落ちてきまして、戦場は大爆発。生き残りはゼロです・・・」


騎士が力なく報告するとイシュール五世は顔を右手で覆った


「なんということだ」


とイシュール五世は嘆いている


「それで残った魔物どもは?」


「それが、生き延びたようです」


「なんだと!!?」


イカロスは驚愕している


「いったいどうやって・・・・」


イカロスは困惑しながら呟いたときだった


「説明する気にはならないな」


何処からともなく声が響く


「!!!!?」


その場にいた我らを含めた騎士たちは王と妃を守るかのように剣を構えた









眷属


一鬼

ランスロット

東風

クラウン

クレイゴーレム

スケルトンナイトリーダー

バンピールナイト

犬神

ホブゴブリン・セイバー

ホブゴブリン・ランサー

ホブゴブリン・アーチャー

ホブゴブリン・アサシン

ホブゴブリン・キャスター


ゴブリン雄:180体(+80)

ゴブリン雌:120体(+20)

スライム :  3匹

闇カラス : 10羽

ゾンビ  : 10体

スケルトン: 10体


住民

クラリス

クララ

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