第4話:人間を簡単にやめました!
ブックマークが2つになってた!
頑張ったのが評価されてるみたいで嬉しいです!
もっと増やせるように頑張ります!!
『では、マスター。ダンジョンクリエイトについての説明を開始いたします』
すると目の前に、石造りの土台に置かれたバスケットボールぐらいの大きさの青く輝く宝石の塊が現れた
『こちらの宝石のような物がダンジョンコアでございます』
「これがダンジョンコア?青く輝いてて綺麗だ」
『この宝石を土台ごとダンジョンを造りたい場所に設置し、ダンジョンコアの表面にマスターの血液を一滴垂らすことによって、マスターがダンジョンの主として認証されます』
「それだけでいいの?」
『はい。いわゆるDNA認証装置みたいな物だと考えて下されば結構でございます』
「なるほど。中々簡単で助かるよ」
『では、実際に造ってみましょう。ダンジョンを造る場所はこちらの洞穴でよろしいですか?』
「ここで大丈夫だよ」
『かしこまりました。では先程申しました通りの手順でダンジョンを創造してみましょうか』
イージスに促された俺は、青く輝くダンジョンコアを洞穴の中央に位置する場所に土台ごと設置、そして運良くポケットに入れていたボールペンの先で指を刺した。
ボールペンを刺した箇所から血が出てきたのを確認し、血液をダンジョンコアに垂らした
「!?」
俺の血液をダンジョンコアに垂らした途端、ダンジョンコアから目を開いていられない程の光が放たれ、思わず手で目を覆った。
光は数秒で治り、目をゆっくりと開いてみると、そこは先程までの洞穴ではなく、石造りの大広間に変わっていた。
それに先程までは、外の景色が見えていたはずだが、今は外の景色は見れなくなっていた
『おめでとうございます。これでマスターは正式にダンジョンマスターとなられました。では、プロフィールをご確認くださいませ。マスターの種族名がダンジョンマスターへと変わっているかと思われます』
「わかった確認してみる。『プロフィール』!!」
プロフィール
北郷 京
レベル1
種族:ダンジョンマスター
攻撃力:100
守備力:100
魔力:無限
スキル:『鑑定』『隠蔽』『魔力無限』『ダンジョンクリエイト』『眷属召喚』『眷属融合』
使用魔法:『土魔法』『樹木魔法』『死霊魔法』『時魔法』
イージスの言う通り、俺の種族が人間からダンジョンマスターに変わっていた。
人間じゃなくなったわけだが、見た目とかは特に変わらないらしい。
それにスキル『ダンジョンクリエイト』を使ったおかげで、正式にスキル『眷属召喚』とスキル『眷属融合』の二つのスキルを手に入れることができた
『ご確認ありがとうございます。これまでの作業のなかでご質問はございますでしょうか?』
「この大広間はいったい何?」
『ご説明致します。こちらの空間はダンジョンのメインルームとなる場所でございます。この広間に通路を繋げていき、それがダンジョンとなります。ダンジョンコアもこの広間に設置されておりますので、ご確認下さいませ』
と言われたので、周りを見渡してみると、この石でできた大広間の中央部にポツンと石造りの土台が置かれており、その土台の上にダンジョンコアが設置されていた。
何かバランスが悪いような気がするが特に気にしないでおこう
『ではまず注意ですが、ダンジョンコアを一度起動してしまいますと場所を変更できなくなります。あと何かご質問はございますか?』
「・・・案外重要なことを後からさらっと言われても。まあ、何となるか。質問も今のところ大丈夫だ。聞くことができたら、その時に確認するよ」
『かしこまりました。もし何かございましたら、いつでも聞いてください』
「わかった。ありがとう」
『・・・いいえ、貴方様のサポートの為に私は存在しておりますので御礼の言葉は不要でございます』
イージスと喋っていて思うが、イージスって本当にAIなのかな?
AIっぽくないというか、何だか普通に人と話をしているような気もしてくる
『・・・・ごほん。では、次の作業に入りますがよろしいでしょうか?』
「ん?ああ、いいよ。頼む」
『かしこまりました。では次の作業ですが、ダンジョンの創造と眷属召喚について説明いたします』