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第40話:クラウン

夜勤やら、マイクラやらで、まったく更新できていませんでしたが復活

一鬼率いる部隊が出発してから、すぐのこと


「やあ!」


「うおっ!!?」


いきなり背後から、誰かに声をかけられた


「久しぶりだね!魔のマスター君!」


背後に振り向くと、そこには赤と白のピエロの様な仮面を頭の側面に付けた銀髪の少年もしくは少女がいた。

俺がわかるのは『時空』を司るダンジョンマスターであるオクロック殿の眷属で、柔らかい手の持ち主であることぐらいだ


「あの時の・・・」


「今回、ダンジョンバトルの審判役に僕が選ばれてね!」


ダンジョンマスター同士の公式な戦いには審判がいることに驚きながらも、この子の柔らかい手の感触を思い出していた


「そうなのか・・・」


「ん?どうしたの魔スター君?」


「あ、ごめん。手を繋いだ時のことを思い出していて・・・」


「あはは!そんなに僕の手は気持ちよかったの?」


「ああ」


俺は真顔で答えた


「そんな真剣な顔で言われたら、さすがの僕も照れちゃうな」


彼?は耳をほんのり赤く染めながらも嬉しそうに喜んでいた


「そう言えば、名前とかあるのか?なんて呼べばいい?」


「あれ?名乗ってなかった?僕はクラウンって名前だよ!」


「クラウン、道化師か。格好にピッタリでいい名前だ」


「ありがとう!名前を褒められるのあまりないから嬉しいな」


クラウンの笑顔が愛おしい


「ちなみに性別は?」


俺はクラウンに迫って聞いた


「僕?僕は男だよ?ごめんね、期待に沿えなくて・・・」


クラウンは少し残念そうな顔をしながら苦笑いしていた


「もし女だったら、魔スター君といろいろできたのにね」


俺の中で何かが弾けた


「よし。今から寝室行こう!」


「へ?」


クラウンは鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしている


「だから、寝室に行こう!今すぐ!もういろいろ我慢の限界だから」


俺はクラウンの手を引き、メインルームに創った寝室に向かおうとした


「待って!待って!!僕、男の子なんだよ!」


「そうだな」


「そうだな、じゃなくて!僕は女の子のような顔だけど、本当に男の子なんだよ!!胸はないし、赤ちゃんだってつくれない!」


「女性にも胸がない人はいるぞ?赤ちゃんをつくれない女性だって大勢いる」


「そうだけど、なにより僕にはおち〇ち〇が付いているんだよ?」


「大丈夫!俺は男だろうが女だろうが、付いていようがいまいが、胸があろうがなかろうがまったく気にしない!!」


「えええっ!!!」


クラウンは可愛い顔を真っ赤にしながら狼狽していた


「はっきり言うぞ。俺はクラウン。君が欲しい。会った時から君が欲しかった!!」


「あっ・・・え・・・」


「てなわけで、クラウンを私にくださいませんか?オクロック殿」


「流石。『魔』を司るダンジョンマスターだ」


俺の目線の先、何もなかったはずの場所にオクロック殿が立っていた


「いつから気が付いていたんだね?」


「つい先ほどです。私がクラウンに告白した際、少しですが気配が感じられましたので」


「やはりあの時か。さすがの私も驚いてしまってね。一瞬、動揺してしまったのだ」


「で、どうでしょう。クラウンはいただけないでしょうか?」


俺は色々置き去りになっているクラウンへ視線を向けると、今だ現状を把握できていないのかクラウンは顔を真っ赤にしていた


「え、オクロック様、え?」


「そうであったな。ふむ、どうしたものか。クラウンはどうしたいのだ?」


「ぼっ、僕ですか!?」


「そうだ。流石にお主の意見も聞かないわけにはいくまい」


「僕は・・・・」


「彼のことが嫌いか?」


「・・・・いえ」


「そうであろうな。お主があんなにも表情を表に出すのは彼の前ぐらいであろうからな」


クラウンは文字通り顔から火を出しそうなくらい真っ赤にして俯いていた


「この先、彼にはお前が必要となるだろう。だからお主が行きたいのなら行きなさい。行って守ってあげなさい」


クラウンはオクロック殿の方から俺へと視線を移した


「・・・・・ほんとに僕がいいの?」


顔を真っ赤にし、うるうるした瞳で俺を見つめるクラウンは最高に可愛かった。

反則級の可愛さである


「ああ。クラウン、お前の身も心も全てほしい」


改めて、クラウンの手を握り言い放った


「・・・・・わかった」


クラウンは再度、オクロックへと向いた


「決まったようだな?」


「はい!僕は魔スター君の所に行きたいです!」


「うむ。京殿、どうかクラウンをよろしく頼むぞ」


「はい!!!」


俺はオクロック殿た堅く握手をした


「さて、私はそろそろ行くとしよう。審判役がこれでは不公平というもの。別の者を寄越すとしよう」


「オクロック殿、ありがとうございます」


「ではな」


オクロック殿はそう告げ、一瞬で姿と気配が消えた


「改めて、よろしくなクラウン」


「うん!魔スター君!!」


俺は眷属に改めてクラウンを紹介した


「よし。挨拶もこれぐらいにして、さっそく寝室に・・・」


『マスター。今はダンジョンバトルと王国の軍団がきているので・・・』


イージスに窘められてしまった


「そうだよ魔スター君!魔スター君のお相手はひと段落してから、してあげるから我慢して!」


恥ずかしそうなクラウンの表情で本当に我慢がヤバいが、今は忙しいのも事実だから我慢


「そうだな。よし!クラウンの体をいろいろ触りたいから、さっさと終わらせるか!」



眷属

一鬼

ランスロット

烏天狗

クラウン

クレイゴーレム

スケルトンナイトリーダー

バンピールナイト

ホブゴブリン・セイバー

ホブゴブリン・ランサー

ホブゴブリン・アーチャー

ホブゴブリン・アサシン

ホブゴブリン・キャスター


ゴブリン雄:315体

ゴブリン雌:100体

スライム :  3匹

闇カラス : 10羽

ゾンビ  : 10体

スケルトン: 10体


住民

クラリス

クララ

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