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第39話:5体のホブゴブリン

バーサーカーとライダーは後ほど・・・

翌日


『獣』のダンジョンマスターであるレオパルトとの闘いの当日。

闘いまでに時間があることもあり、草原エリアでまったりと空を流れる雲を寝転びながら眺めていた。ダンジョン内なのに、空や雲、太陽があるのは不思議ではあるが、そういうものだと割り切っている。そんな俺の元へ烏天狗が慌ててやって来た


「・・・マスター!大変!!」


「どうしたそんなに慌てて??」


「・・・今、イシュール王国の王都イシュタリア方面に偵察に行っている闇カラスから連絡があって・・」


「うん」


「・・・・・・ここに1万の兵士が向かって来てるようなの」


「!!?」


俺はあまりのことに立ち上がり驚愕した


『・・・マスターどうしましょうか』


イージスの声が震えているような感じがした


「・・・・・とりあえず、皆を呼んできてくれないか」


『わかりました』


イージスに幹部眷属である一鬼、ランスロット、スケルトンナイトリーダー、バンピールナイトを草原エリアに来るよう伝えてもらった


『お待たせしましたマスター』


「ますたー!!このダンジョンに大軍がむかってきているというのは本当か?」


『道中、ある程度は説明しておきました』


「助かる。でだ、一鬼が言っている通り、イシュール王国王都イシュタリアから1万の兵士がここに向かって来ているらしい」


「アノサンニンカ?」


「かもしれないし、違うかもしれない。今は、なんでかよりどうするかが大事だ」


「・・・・・戦う?」


「・・・・・」


「ますたー」


俺がどうするかで悩んでいると一鬼が俺の名を呼んだ


「ますたー。おれに行かせてくれ」


「一鬼?」


「最近、まったく戦えなくて退屈だったんだ。それにおれと、おれが率いる部隊は今回のダンジョン戦は出ない。なら、手の空いているおれらがやるのがいいはずだ」


一鬼が言う部隊とは、一鬼が隊長とした鬼族で構成された部隊だったはずだが、メンバーは一鬼以外は知らない


「だが1万だぞ!こっちはお前と数百匹程度のゴブリンだけだ・・・・」


「ますたー、おれをしんじろ!!ますたーが一番初めに名を授けたおれをしんじてまかせてくれ!!」


「一鬼・・・」


「それにおれが鍛えている部隊はそこらのゴブリンと一緒にしてもらっては困る」


「というと?」


「部隊に5体ほど優秀なやつがいる。報告はしていなかったが、ホブゴブリンに進化している」


「本当か?」


「ああ。今、呼んでくるから、少し待っててくれ」


「わかった」


一鬼はその5体を呼びに、ここから去ろうとした瞬間、一鬼の影から一体の雌のホブゴブリンが顔を出した


「一鬼様。既に彼らをここに呼んでおりますのでご安心を」


「アサシンか。たすかる」


「一鬼、彼女がさっき言っていた?」


「ああ。こいつはホブゴブリン・アサシン」


「よろしくお願いしますマスター」


「よろしくホブゴブリン・アサシン」


「長いのでアサシンとお呼びください」


「わかった。改めてよろしくなアサシン」


その後間も無くして、4体のホブゴブリンが草原エリアへとやって来る


「お待たせしました一鬼様」


「大丈夫だ。ますたー、こいつらが残りの4体だ。前にいるのがホブゴブリン・セイバー。部隊の副隊長を任せている」


「お待たせしてしまい申し訳ございませんマスター。私が一鬼様率いる部隊の副隊長を務めておりますホブゴブリン・セイバーでございます。セイバーとお呼びください」


丁寧な挨拶をしたのは、3人の前に立つ姿勢の良い、刀を手に持ったホブゴブリンだった


「後ろの3体を紹介させていただいても?」


「頼む」


「ありがとうございます。では左から、槍を持っているのがホブゴブリン・ランサー。真ん中の弓を持っているのがホブゴブリン・アーチャー。右の杖を持っているのがホブゴブリン・キャスターでございます」


「はじめましてだな、よろしく」


俺が紹介された3人に挨拶をすると


「はじめましてじゃないっすよ?」


とランサーが答えた


「そうですよマスター。私たちは既にあなたに会っております」


とアーチャーが静かに言った


「・・・・・・・・・うん」


キャスターは烏天狗以上に寡黙な女性らしい


「ううん?もしかして俺が最初に召喚したゴブリンたちか?」


「はい。一鬼様と同時期に召喚された者たちでございます。遅くなりましたが、やっと貴方様のお役に立てる日が来ました」


「セイバー・・・」


「ますたー。俺とこいつらで軍とあたる。だからますたーは『獣』のダンジョンマスターに集中してくれ」


「だが、いや最初に召喚したお前らを信用しないのはおかしいことだな。わかった、任せていいか?」


「まかせろ」


「俺らもさっさとダンジョン戦を終わらせる。それまで死ぬなよ」


「あんしんしろ。ここで死ぬつもりはない。それと、今回はてきをみなごろしにしても大丈夫か?」


「ああ、手加減無用だ。人間たちに俺らの恐ろしさをみせてやれ」


「りょうかい」


「かしこまりました」


一鬼は幹部専用移動用転移魔法陣で一足先にダンジョン入口へ転移する。

それに続き、セイバー率いる5体のホブゴブリンは草原エリアにある固定された転移魔法陣へと走って向かい、ダンジョン入口へと転移した


「頼んだぞみんな」




眷属

一鬼

ランスロット

烏天狗

クレイゴーレム

スケルトンナイトリーダー

バンピールナイト

ホブゴブリン・セイバー

ホブゴブリン・ランサー

ホブゴブリン・アーチャー

ホブゴブリン・アサシン

ホブゴブリン・キャスター


ゴブリン雄:315体

ゴブリン雌:100体

スライム :  3匹

闇カラス : 10羽

ゾンビ  : 10体

スケルトン: 10体


住民

クラリス

クララ

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