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第30話:家と母(未亡人)の力

今回は小エロが後半にありますので、あしからず

なんとかクララとクラリスに嫌われることを回避できたようだ


「じゃあ、とりあえず眷属に集まってもらっている草原エリアに行くとしようか。草原エリアは二人に住んでもらう予定の階層だよ」


「はい」


「ダンジョン内ならいつでも使える移動用転移魔法陣が俺にはあるから、それに乗って行こう」


俺はクララとクラリスを引き連れ、ダンジョン入口から中へ入り、移動用転移魔法陣を起動しそれに乗った。

魔法陣に乗ると、眩しすぎる程の光量の光が魔法陣から放たれる。

クララとクラリスはあまりの眩しさに目を塞いだ


「二人とも草原エリアに着いたよ」


光が治るとクララとクラリスは目を開けた


「え!もうですか?」


「はや~い!」


二人が目を開けると、見渡すかぎりの草原で、見る限り10本程度の木が生えている場所に立っていた


「わ~!!」


クララが目をキラキラさせながら走り出した


「あ!クララ危ないわよ!」


「すごいすごい!一瞬で草原に来ちゃった!・・・・いたっ」


「ん?」


「ひっ!」


「クララっ!?」


「けがはないか?」


「へ?」


「すまない。おどろかせてしまったな」


「紹介するよ。彼は一鬼。優しくて、このダンジョン最強の鬼だ」


「おれは一鬼。よろしく」


「凄い!鬼さんが喋って優しい!お母さん凄いよ!!」


「こらっ!まずぶつかったんだから謝りなさい!!申し訳ございません。私はクラリス。この子は娘のクララと申します。本日からこちらにお世話になります」


「ますたあからきいている。ますたあのたいせつなひとだと」


「ごめんなさい一鬼お兄ちゃん!」


「だいじょうぶだ。よろしくクララ」


一鬼はしゃがんでクララの頭を撫でた


「えへへへへ」


クララは頭を撫でられてご満悦のようだ


「ふたりはますたあのたいせつなひと。なら、おれらにとってもたいせつだから、おれらがまもる」


「ソウダ。フタリハマスターノタイセツナソンザイ。ワレラガマモルノハヒツゼン」


一鬼の後ろから幽霊騎士が現れた


「えっと、貴方は?」


「ショウカイガオクレタ。ワレハユウレイキシ、ナハマダモラエテイナイ」


「幽霊騎士様ですね。これから御迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いいたします」


「コチラコソ、ヨロシクタノム」


「よろしく!騎士様!」


「ウム」


そして、幽霊騎士もクララの頭を撫でた


「えへへへ」


『お久しぶりです二人とも。無事でよかった』


「この声はイージス様!お久しぶりでございます」


「あ!イージスさまだ!!」


『ふふっ、ごきげんようクララ。怪我がなくて本当によかった。もう安心してください。ここには、貴女たちを傷つける者はおりません。もし何かされそうになったら、すぐに言いなさい。我らで、その愚か者を処分致しますので』


「ああ。おれらでうまれたことをこうかいさせてやる」


「ウム。ダカラ、アンシンセヨ」


「ありがとうございます。ありがとうございます!」


「貴女たちはマスターの宝。私たちで守るのは当然のことですよ」


「え・・・・」


「これは失礼を。私はクレイゴーレム。クレイとお呼びください」


「京お兄ちゃんじゃないの?」


「はい。私はマスターに瓜二つに創っていただいたゴーレムです。基本はこの執事服をきておりますので、わかりやすいかと」


「じゃあクレイお兄ちゃんだね!よろしくね!」


「私からも、よろしくお願いしますクレイ様」


「よろしくお願いいたします」


「自己紹介はある程度終わったね?これから二人の家を造りたいけど、何か希望ある?」


「え!おうちをつくってくれるの!」


「勿論。このダンジョンで暮らしてもらうのに、家がないとかありえないからね」


「やった~!ん~と、私ね暖炉がほしい!暖炉があれば冬も寒くないもん」


「こらっ、我が儘言わないの!」


「だって~」


「暖炉ね。あとは?お風呂はどんなのがいいかな?」


「お、お風呂ですか?」


「うん。お風呂だよ」


「お風呂に入れるのですか!!?」


「そ、そんなに驚くことなのか?」


『マスター。この世界では、お風呂というのは基本貴族しか入れないものなのですよ』


「そうなの?」


「そうです!」


「まあ、外の常識なんて気にしない気にしない。うちはうち、よそはよそ。このダンジョン内の常識は一家に1個はお風呂ありが常識だから」


「・・・・・」


クラリスは口は開けたまま放心しているように固まっていた


「お風呂楽しみ!!一回入ってみたかったの!!京お兄ちゃんありがとう!」


クララの期待MAXキラキラ眼差しが炸裂した


「わあ、プレッシャーだぁ」


「京様どうかお風呂お願いします!!」


クララの次はクラリスからの期待MAXキラキラ眼差し攻撃が炸裂


「わかったわかった!立派なお風呂造るから、そんなキラキラした眼差しはやめて~」


暖炉とお風呂を備えた家。

クララとクラリスにこんなにも期待されては失敗するわけにはいかない。

俺は適当な場所に懐に入っていた木の実を一つ地面へと植えた


「《樹木魔法ツリークリエイト》」


すると、植えた場所から芽が出たかと思ったら、勢いよく太い樹木に成長し、その樹木がメキメキと音を鳴らしながら、あっという間に二階建ての一軒家へとなった


「すご~い!!あっという間におうちができちゃった!!」


「こんな立派な家を、京様!誠にありがとうございます!!」


「これで一応、完成のはずだけど、不備があるかもしれないから確認してみようか」


「うん!!」


俺とクララ、クラリスは確認のため完成した木造の家の中へと入った。

樹木魔法で創ったことにより、ドアやテーブルなどといった家具やお風呂や壁や床はすべて木製である。

しかし暖炉は樹木魔法では創れない、というより火事になる可能性があるから樹木魔法では暖炉は創らない。

なので、樹木魔法では創れない暖炉やお風呂の床に関しては《土魔法アースクリエイト》を併用して、この家を創り上げた


「あっ!!暖炉がある!お母さん暖炉あるよ!!これで冬は寒くないね?」


「そうね。それにしてもこんな立派な暖炉を創ってくださりありがとうございます京様」


「これぐらいたいしたことないよ。あ、薪とか、力仕事はうちの眷属に言ってくれれば手伝ってくれるから大丈夫だよ。あと、樹木魔法で創った家だから、火事には気をつけてね」


クラリスは満面の笑みを浮かべて嬉しそうにしてくれている


「これで驚いてたらダメだよ?メインはお風呂!さあ、お風呂を見に行こう!」


「うん!」


返事をしたクララは、俺の手を握って急かすように引っ張る


「ここがお風呂だよ!その名も檜風呂!!」


「おお~!」


「大人二人入っても窮屈にはならないから、これでクラリスと一緒に入っても大丈夫」


俺はクラリスの耳へボソッと小さく言った


「・・・・もう」


クラリスは顔を赤らめていたが、嬉しそうだ


「私も一緒に入る~!」


どうやらクララにも聞こえていたようだ


「いいぞ!一人も二人も関係ない!」


「・・・・・京様?クララにも?」


「俺は可愛い女の子も、綺麗なお姉さんも、艶かしい熟女も、来るもの拒わず!!」


「・・・・クララ、少しお外に行ってなさい。京様にお話があるの」


クラリスから凄いオーラを感じ見てみると、笑顔を作っていたが、目が笑っていなかった


「うん・・・・皆と遊んでくる!!」


クララは母の圧力に負け、早々と去っていった


「では京様」


「はっ、はい!!」


「クララにそういった感情が向かないよう、ここで搾り取らせて頂きますので」


「お、俺は負けない!!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

3時間後


欲求不満の未亡人には勝てなかった


「くっ!今の所はクララには手を出さないでおこう!だが、必ずクララは貰う!絶対に親子丼にするんだ!!」


「まだ言いますか?わかりました。私も娘のために本気でやりましょう」


「ひっ!もう勘弁してくれ~」


俺はカラカラのミイラ状態になり気絶したのは、クララが家から外に出てから5時間後だった







眷属

一鬼

幽霊騎士

クレイゴーレム


ゴブリン雄:170匹

ゴブリン雌: 60匹

スライム :  3匹

闇カラス : 10羽

ゾンビ  : 20体

スケルトン: 10体

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