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第27話:一鬼

評価人数が5人になっていました!ありがとうございます!!


そしてやっと、主人公の2つ名と眷属に名前を与えることができます。よかった・・・

『風』を司るダンジョンマスターとの戦いが終わり、異空間から戻ってきた俺らの元に、『時空』を司るダンジョンマスターであるオクロックが訪れた


「お見事。まさか、あそこまで圧倒的に勝つとは思わなかった」


「ありがとうございます。オクロック殿」


「それにしても驚いたよ。まさか君は複数の種類の魔法を使えるとはね」


「ウェンディも言っていたのですが、魔法は基本1人1種類だとか?」


「うむ。基本は1種類。多くて2種類だな」


「2種類ですか?ちなみにオクロック殿はどちらです?」


「私か?私は2種類だ。時魔法と空間魔法を使う」


「時魔法は自分も使えますが、空間魔法は持ってないですね」


「なんと!?時魔法も使えるのか!いや、すまない。あまりのことに驚いてしまった」


「そんなに驚くとは思わなかったですよ」


「ふむ、どうやら、どんなに凄い事か知らなんだか。まあよい。しかし、一つ忠告しておこう。自分が使える魔法は隠しておくことだ。使える魔法が知れ渡ることにより、狙われることもある。ゆめゆめ忘れるでないぞ?」


「心配してくれるのですね?ありがとうございます」


「うむ。君に期待しているからな」


「期待ですか?」


「いや、失言だった。忘れてくれ」


「??」


「それでは私は帰るとしよう。今後も頑張りたまえ『魔』を司るダンジョンマスター殿」


「え?」


オクロック殿はそういうと、俺が瞬きをした瞬間、姿が消えていた。

オクロック殿は俺を『魔』を司るダンジョンマスターって言ってたよな?

『魔』を司るダンジョンマスターか、中々かっこいい二つ名だ


「・・かえって・いった・か・?」


「ああ、上には上がいる。今の俺らだと束になっても勝てない」


「・・・ああ」


「クヤシイデスガイツカカナラズ、アノツヨサニテガトドクヨウニシタイデス」


「そうだな・・・それにしてもどうしたイージス?ずっと黙っているが?」


『申し訳ございませんマスター。今はまだ彼らに私の存在を知られるわけには・・・』


「どういうこと?」


『・・・・・申し訳ございません』


「・・・・いいよ。イージスが話したくないなら話さなくて。話したくなったら教えてね?」


『・・・ありがとうございますマスター』


「そういえば烏天狗はどうした?」


『彼女でしたら、クレイがこのダンジョンを案内しております』


「わかった。烏天狗が戻ってきたらステータスを確認してみよう」


『風』を司るダンジョンマスターであるウェンディを倒したことにより召喚することができた烏天狗。

いったいどのくらいの力を秘めているのか、確認するのが凄く楽しみである


「おかえり」


「ただいま戻りました」


「・・・・・」


「マスターの前ですよ?挨拶ぐらいしなさい」


「・・・・ただいま」


「それにその仮面を外したらどうです?無礼ですよ」


「・・・・・」


クレイは烏天狗を窘めるが、烏天狗はそっぽを向いてしまった


「申し訳ございませんマスター。どうやら気難しい方みたいでして・・・」


「別に大丈夫だよ。それに無理に能面を外そうとしなくていい。何か理由があるみたいだし」


「かしこまりましたマスター」


「烏天狗も気にしなくていいからね?」


「・・・・・・ありがとう」


ボソッと小さくお礼を言ってくれた。

どうやら別に悪い子ではないようだが、自分から能面を外すのを待つとするさ


「それより、烏天狗のステータスを知りたいんだ。ちょっと見てもいいかな?」


烏天狗はコクンと頷いた


「ありがとう」


俺はお礼を言い、スキル『鑑定』を使用し、烏天狗のステータスを見た


烏天狗

レベル1

種族:天狗

攻撃力:160

守備力:100

魔力 :500

スキル:『体重軽量化』『空気抵抗軽量』『風魔法強化』『視点共有 鳥』

魔法 :『風魔法』


魔力多くないか?

幽霊騎士より多い、それにスキルが4つもある


「うん、これは確実に強くなるわ。レベル1でスキル4つある。それに魔力も幽霊騎士より高いし、ウェンディを倒してよかった本当に」


「ホウ!ワレヨリマリョクガタカイノカ」


「ああ。それにこのスキルだとスピード重視だな。うちにはパワータイプしかいないから烏天狗が来てくれて本当によかったよ!」


「・・・・・ありがとう」


『そうですね。軽量化のスキルは飛行スピードを上げるのにぴったりのスキルです。それに視点共有は鳥の眷属の視点を自分も見ることができるスキルですね』


「うちには闇カラスもいるし、新しく召喚できる魔物に鳥の魔物もいるから情報収集には便利なスキルだな」


「・・・・・」


「どうしたリーダー?なんかソワソワしてるけど」


「・・すま・な・・い・・どうして・・も・たた・・かって・みたい」


「ム!リーダーヨ!ヌケガケハユルサンゾ!!」


「あはは!そういうと思ったよ。だけど、今日はダメだ」


「・・・なぜ・だ?」


「今からやりたいことがあるんだ」


「ヤリタイコト?」


「今日、『風』のダンジョンマスターを倒すことができた。それをできたのはリーダー、お前が相手の眷属を全員倒してくれたから、俺は彼女に集中できたんだ。だから、リーダーに褒美をあげようと思う。名前という褒美だ」


「!!?」


「嫌か?」


「そんな・・わけ・あるも・・のか!!」


「リーダーお前に名前を授ける。一番の鬼と書いて『一鬼(ひとつき)』。受け取ってくれるか一鬼?」


「ああ・・・ああ!」


「今後も俺の横で俺を助けてくれよ一鬼?」


「ああ!!」


一鬼は泣きながら、何度も頷いていた


「そんじゃあ、『風』のダンジョンマスター撃破と一鬼の新たな名前、新たな仲間を祝って、今から宴だやろうども!!」


どっかの麦わら帽子が似合う海賊のセリフだ




眷属

一鬼

幽霊騎士

クレイゴーレム

烏天狗


ゴブリン雄:75匹

ゴブリン雌:20匹

スライム : 3匹

闇カラス :10羽

ゾンビ  :20体

スケルトン:10体

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