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第25話:ダンジョン戦

ダンジョンマスター同士の戦い

予定では108回は戦いますので、あしからず!

『風』を司るダンジョンマスターとの戦いが今、始まった。

ダンジョンにいるため外の様子はわからないが、恐らくダンジョンの外はオクロック殿が言っていた異空間なのだろう


「さて、『風』のダンジョンマスターはどんな魔物を持っているのかな?」


「ワガアルジ、ホントウニリーダーノミでヨロシイノカ?」


「まあ、リーダーが危なくなったら、その時は幽霊騎士に頼むよ。それに、今回、我慢してもらうのだから、この埋め合わせは必ずするから待っていてくれ」


「ショウチシタ」


幽霊騎士は戦いが好きだ。

初のダンジョンマスターとの戦い、戦闘好きの幽霊騎士は戦いたかったはず、我慢してもらったからにはいずれ何かと戦うときは幽霊騎士を任せよう


「あ、マスター。自分は戦いより、マスターのお世話に力を入れたいので、戦闘は自分以外でお願いします」


クレイゴーレムは俺と瓜二つの容姿だが、性格はどうやら俺に似ないで穏やかなようだ


ブー ブー ブー


ダンジョン内の警報が鳴り響いた。ら

どうやら、『風』のダンジョンマスターの眷属がダンジョンに侵入したようだ


「さて、相手の魔物は何だろう?」


『ただいま侵入した魔物を確認致します』


侵入した魔物はイージスが確認してくれている


『お待たせ致しました。確認した結果、ダンジョンに侵入したのは、鎌鼬、大鷲、天狗のようです』


風を操る魔物と鳥の魔物か。

数は約20体ずつ、計60体はいるだろうか。

今回の戦いでリーダーはどこまでレベルアップするか楽しみである


ーーーーーーーーーーーーーーー

4時間後


暇だ。

誰もリーダーがいる5階層に来ない、あまりにも暇だからリーダーを一端戻して、皆で昼食をとった。

昼食をとっている間に誰か来るかと期待していたが、誰も5階層に来ない


「それにしても誰も来ないな?今どこにいるんだろうか」


『では見てみますか?』


「え?そんなこと出来るの?」


『はい、可能ですよ』


イージスの言葉と同時に俺の目と鼻の先に宙を浮くモニターが現れた


「これはまるで俺のスキル『ダンジョンクリエイト』の操作モニターに似ているな」


『当然です。これはマスターのスキルの能力の一つなのですから』


「そうなのか、中々に便利な機能だ。どれ、奴らが何処にいるか観てみようか」


モニターで、『風』を司るダンジョンマスターのウェンディがどうなってるか見てみよう


『ちょっと!このダンジョンどうなってるのよ!全然攻略できないじゃないの!!』


絶句した。

まだ1階層も攻略出来ていない。

こうなれば仕方がない


「あー、テステス。聞こえてますか?」


『この声は!!この卑怯者!出てきなさい!!正々堂々戦え!!!』


「何回ありがちな台詞を言えば言いんだよ?それと、何で俺が出ないといけないんだよ?」


『うるさい!いいから来なさいよ!!』


「いや行かないから。まあ、このままだと明日になりそうだから、仕方がない5階層あるところを2階層に変更してやるから、さっさとその迷宮攻略してこい」


『馬鹿にして!!すぐに行ってやるから、首を洗って待ってなさい!!!』


通信を止め、『風』のダンジョンマスターのため階層を入れ換えた


「てな訳だから、頼むぞリーダー?」


「・・・了・・解」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1時間後


2階層に変更したリーダーがいるボス部屋にやっと魔物が侵入した。

それにしても最初はかなりの数の魔物がダンジョンに侵入したはずなのに、2階層にたどり着いたのは10体程度。

それにウェンディはいまだ来ていない


「・・それ・じゃ・いって・くる」


「頼む」


リーダーがボス部屋へと戻っていった


「・・・まっ・てた・・ぞ」


リーダーは風の魔物らへ告げるが、有無を言わさず風の魔物は襲ってくる


「ふんっ!!」


リーダーは両手で金棒を握り力一杯振り払うと、魔物らは簡単に頭や顔が潰れてしまい、あっという間にボス部屋に来た魔物は全て死に消滅した


「・・・・つまら・・ん」


リーダーは詰まらなそうに呟いた。

すると、『風』のダンジョンマスターであるウェンディと、他の魔物とは雰囲気が違う3体の魔物がボス部屋へ入ってきた


「やっとついたわ!!まったくなんてダンジョンよ!!」


「・・・・・・」


「あら?ホブゴブリンじゃない?あの気持ち悪いゴミみたいなダンジョンマスターはこんな魔物を従えているのね・・・っ!」


ウェンディが言い終わる前に、彼女は誰かに突き飛ばされた

見ると、傍にいた男性の天狗が顔が潰れて死んでいた


「あ・・・」


「おれの・・悪口はい・・い、だが・・・ますた・・・を悪く・・いう・やつは・・殺す!」


「たかが、ゴブリン風情が!《風魔法ウィングカッター》!!」


ウェンディの手から大きな風の刃が飛び出し、リーダーを襲う


「残念そうはさせない。《土魔法アースクリエイト》!!」


リーダーの目の前に3枚の分厚い壁ができ、風の刃を防いだ


「ます・・た!!」


「この礼儀がなってない女は俺がやるから、リーダーは残りの魔物を頼む」


「・・・了・・解」


「はあ?私のネームドモンスターが簡単に殺られるわけないでしょ!」


「ネームドモンスター?」


「なに?そんなことも知らないの?ネームドモンスターってのは、魔物に名前をつけることで、ダンジョンマスターの魔力を多く与えた強力な眷属のことよ」


「へぇ~、なるほど」


「ま、これから消えるやつには関係ないけどね」


「いやいや、消えるのはそっちだろ?」


「はあ?」


「まあいい。リーダーそっちは任せた!」


「ま・かせ・・ろ!!」


今ここに、ラストバトルが始まる













眷属

ホブゴブリン・リーダー

幽霊騎士

クレイゴーレム


ゴブリン雄:75匹

ゴブリン雌:20匹

スライム : 3匹

闇カラス :10羽

ゾンビ  :20体

スケルトン:10体

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