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第24話:時空のダンジョンマスターと風のダンジョンマスター

やっとダンジョンマスターが物語に出てくるようになりましたが、ダンジョンマスターの名前は、それぞれが司るダンジョンに由来した名前にしました!


時空のダンジョンマスター

この仮面の少年?の能力からして、テレポート系か時間停止系の魔法を得意とするダンジョンマスターか


「もう少しで、僕のマスターが迎いにくるみたいだから、ここで待っていよう?」


「そうだな」


「・・・・・それはそうと、僕の手は繋いでみてどうだった?」


「うん。中々、ドキドキしたね!」


「あはは!やっぱり変わってるね?変わってるっていわれるでしょ?」


「まあ、よく言われるね」


「でも、僕も初めて手を繋いだから、少しドキドキした!」


背が低く、声はまるで少女

手も柔らかく、中々よかった

なんだかんだで、仲良く喋っていると、城の門が開き、中からモノクルを片目に着けた中年の男が歩いてきた


「我が城へようこそ。我が名はオクロック。時空を司るダンジョンマスターだ」


「これはご丁寧な挨拶痛み入る。私の名は京。異世界から来たダンジョンマスターです」


「・・・・やはり。異世界からの来訪者であったか」


「えぇ、まだ来たばかりで右も左もわからない若輩者ですが」


「ダンジョンマスターにしては中々の礼節をお持ちですな?」


「いえいえ、これが普通ですよ」


「そんな方を外に立たせてしまい申し訳ない。我が城へどうぞ」


時空を司るダンジョンマスター オクロック

見た目とは裏腹に今までにない気配を感じ、冷や汗が首を流れた。

そして、仮面の少年?はいつの間にか消えていて少しがっかりしたのは内緒だ


・・

・・・


城に入ってから数分、パーティー会場だろうか?

かなり広い場所に着いた。

会場にはオクロック殿の眷属であろう魔物と一人の少女が待っていた


「待っていたわよ?時空のダンジョンマスター?」


「これはこれは申し訳ない。風のダンジョンマスター殿」


薄緑の髪をした少女はどうやら、風を司るダンジョンマスターらしい。

それにしても馬鹿なのか礼節を知らないのか目上の者への礼儀がなっていない


「で?こいつが例の109番目のダンジョンマスター?オークみたいな気持ち悪い顔ね。せっかくの料理が不味くなるわ」


ありがちな台詞だな。

言われ過ぎて何も感じないわ


「お初にお目にかかります。私は京。異世界から来たダンジョンマスターです」


「うわ~、オークが礼儀を知っているとか世も末ね。で、こいつを殺せばいいわけよね?」


「?それはどういう意味でしょう?」


「これは申し訳ない。説明不足でしたな。今回のパーティーは、君と此方の風のダンジョンマスターであるウェンディの勝負の場。この世界に109番目のダンジョンマスターはいらないと決まってね。新人通しで戦ってもらうことにしたのだよ」


「新人?」


「ふむ?君はダンジョンマスターについて、どの程度知っているかな?」


「ダンジョンマスターは108人いて、私で109人目ということぐらいしか」


「そうか・・・・君はこの世界に来て、まだ数日と言っていたな。ダンジョンマスターはこの世界に現在109人いるが、元々は私を含め10人しかいなかっかのだ」


「10人?」


「そう。この世界は10人のダンジョンマスターが支配していた。ある日、序列1位のダンジョンマスターがあまりにも退屈だったため、ダンジョンマスターを98人造った。それを気に、ダンジョンマスター同士を戦わせ、残り10人になったら、新しいダンジョンマスターを作り直すというのを繰り返し行ってきた。今回も108人のダンジョンマスターを造った矢先に、君が異世界からやって来て、ダンジョンマスターになってしまった。1位は几帳面だから、109人いるのは気に入らない。だから、序列108位のウェンディと殺し合いをしてもらうことになったのだ」


「なるほど。わかりやすい説明をありがとうございます。お陰で、ダンジョンマスターが何なのか少しはわかりました。それに散々な態度をとっている、こちらのお嬢ちゃんは序列108位の最弱マスターってこともわかりました」


「は?なにあんた?喧嘩うってんの?」


「あまり喋らない方がいいですよ?学がないってわかってしまう」


「・・・・もういいわかった。殺す!」


簡単なダンジョンマスターだこと。

少し煽っただけで、苛ついてくれたよ


「オクロック殿。早速、彼女と戦いたいのですが、どうすれば?」


「うむ。一度各ダンジョンに戻ってもらい、ダンジョンごと我が造りし空間に移動してもらう。開始は1時間後だ」


「わかりました。作戦も考えたいので、一足先にダンジョンに戻らせて頂きます。それに、彼女の馬鹿面を見ていると、こちらまで馬鹿になってしまいそうだ」


「!?」


オクロック殿にダンジョンへ送ってもらう間際、風のダンジョンマスター ウェンディはまるで鬼のような顔になっており、俺を睨んでいた


・・

・・・


ダンジョンに送ってもらい、俺はイージス、ホブゴブリン・リーダー、幽霊騎士、クレイゴーレムを呼び、今までの出来事を教え、作戦を練り始めた。


「今回、相手は頭が悪い。それならば、今まで通りのダンジョン階層で良いと思う。それに、新しく罠無しのゾンビとスケルトンが徘徊している階層を1つほど造ってみた。これでいけると思う」


『仮にも相手はダンジョンマスター。油断してはいけません!』


「大丈夫。油断も隙も見せないよ。それに今回、メインはリーダー、お前だ」


「・お・・れ?」


「ああ、ダンジョンマスターの眷属が相手だ。リーダーがやれば、かなりの経験値が貰えるだろう。そしたら、多分だが進化するはず」


「・・しん・か!」


「そうだ。5階層には、迷宮を突破してきた風の魔物を倒せるよう訓練所よりももっと広い場所を用意したから、リーダーにはそこで準備していてくれ」


「わかっ・・た!!」


リーダーは新しく出来た5階層に走っていった。


ちなみに現在のダンジョン内装はこうだ。


1階層:普通の迷宮(罠なし・魔物なし)

2階層:低致死率の罠迷宮

3階層:高致死率の罠迷宮

4階層:アンデットの迷宮(罠なし)

5階層:ボス部屋

メインルーム


番外

訓練所・繁殖所(迷宮ではない)

草原(迷宮ではない)


1時間後

オクロック殿の声がダンジョンに響きわたり、ダンジョンマスター同士の戦いが始まった

眷属

ホブゴブリン・リーダー

幽霊騎士

クレイゴーレム


ゴブリン雄:75匹

ゴブリン雌:20匹

スライム : 3匹

闇カラス :10羽

ゾンビ  :20体

スケルトン:10体

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