第23話:パーティーへ招待
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2時間後
外で遊んでいるクララを呼び戻した
「さて、そろそろ帰るとするかな」
「あ、帰ってしまうのですか京様?」
「うん。俺の帰りを待つ仲間が心配するだろうからね」
「そうですか。あの、また、来てくださいますか?」
「もちろん。クラリスに会いに来るよ」
「え~、京お兄ちゃん!わたしには会いに来てくれないの?」
「もちろんクララにも会いに来るよ!」
「うん!今度来たら、いっぱい遊んでね?」
「わかった。約束だ」
クララとクラリス、村長らに挨拶をして村を後にした
「ねえクララ?妹か弟ほしいかしら?」
「うん!妹がほしい!」
「ふふふ。妹ね?楽しみにしてなさい」
そんな会話を二人は北郷が帰ったあとにするのであった
「《土魔法アースクリエイト》」
俺は村の外で、行きと同様《土魔法アースクリエイト》を使用し馬車を創り帰路に着いた。
ダンジョンに到着すると、ホブゴブリン・リーダーと幽霊騎士、クレイゴーレムが出迎えてくれた
「おかえりなさいませマスター」
「・・おか・え・・り」
「オカエリナサイマセ、ワガアルジ」
「みんなただいま」
『ただいま戻りました。こちらは何ともありませんでしたか?』
「はい。まったく問題ありませんでしたよ」
『そうですか、よかった』
「そちらはどうでしたか?」
『こちらはいろいろありましたね。歩きながらお話しましょう』
ダンジョンを出た後、何があったのか三人に説明しながら、俺はダンジョン内へと戻り床についた
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翌日の朝
俺がこの世界に来て、まだ三日、忙しすぎて一週間は経っているような感じがするが、やっとのんびりとした日常を送ることができていた
「やっと落ち着いて、ダンジョン創造できるなぁ」
俺は草原エリアの少し斜面の所で、寝転がり空の流れる雲を眺めながらまったりしている。
その傍には、クレイゴーレム、ホブゴブリン・リーダー、幽霊騎士もいる
『そうですね。こちらに来てからというもの、忙しかったですからね』
「そうです。マスターには無理をしてほしくはないですね」
「・・むり・よくな・・・い」
「ソウデスゾアルジ」
「うんうん!不老な人生なんだから、ゆっくりやらないとね!」
「「「!!?」」」
聞きなれない声が俺らの後ろから聞こえ、急ぎ声のする方へと顔を向けた。
顔を向けた先には、赤と白のまるでピエロのような仮面を顔につけた子供が立っていた。
こいつはヤバイ。
俺は内心、そう感じとり冷や汗が頬を伝っているのがわかる。
そして俺以外のリーダーや幽霊騎士らも圧倒的な力の差を感じ動けずにいた
「・・・・何者だ?」
「僕はとある方からの使者だよ?109人目のダンジョンマスターをパーティーにお連れしろと仰せつかったんだ!」
「パーティー?」
「そう!異例の109人目のマスターを歓迎しようってパーティーなんだ!」
「そういう建前はいらん。本音を言ってくれ」
「あはは!勘がいいね?そうだよ!今のは建前。本当は109人目のダンジョンマスターの力を試すための恒例行事みたいなパーティーなんだ!」
「嫌なパーティーだな?」
「嫌でも来てもらうよ?あ、眷属はダンジョンでお留守番、パーティーには君だけ来てもらうからね?」
拒否権はなし。
溢れる魔力とオーラでわかるが、例え全員で反抗しても数秒で全滅させられるだろう。
ならば俺がとる行動は一つ
「・・・・・わかった。そのパーティー出席させてもらうよ」
「マスター!!」
「みんなはここで留守を頼む」
『いけません!危険過ぎます!!』
「イージス。ここは逆らわない方が身の為なんだ。俺は戻ってくるから安心してくれ」
『しかし・・・』
「マスターの言う通りです。ここは逆らわず、マスターが戻ってくるのを祈ることしか出来ません」
『・・・・』
「話はついたのかな?それじゃあ行こうか!どこでもいいから僕に掴まって!」
俺はそう言われ、この仮面の少年もしくは少女の手を握った
「・・・・どこかって言ったけど、まさか僕の手を握ってくるとは思わなかったよ」
「少しでもテンションを上げたくてね」
「クスッ、中々面白いね君?」
「・・・・嫌なら止めるけど?」
「嫌じゃないから、そのままでいいよ。じゃあ、行くよ」
そういうと、目の前が急に暗転したと思ったら、立派なお城の前に俺は立っていた
「改めて、我が主『時空』を司るダンジョンマスターが主催のパーティーへようこそ!!」
眷属
ホブゴブリン・リーダー
幽霊騎士
クレイゴーレム
ゴブリン雄:75匹(生まれたため)
ゴブリン雌:20匹(生まれたため)
スライム : 3匹
闇カラス :10羽
ゾンビ :20体
スケルトン:10体




