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第22話:クラリス

初めて時魔法を使いますが、魔法名をどっかの金髪吸血鬼が使う≪ザ・ワールド≫にしたかったですが、諦めました。

あと、巨乳は正義です。これは世界の心理

《土魔法アースクリエイト》で創った馬車に乗り、約30分もしないうちにアルソン村へ到着すると、すぐ村長が走ってきた


「おお!魔法使い様!こんな夜にいかがなさいましたか?」


「ああ、実は・・・・」


俺の後ろからクララがひょっこりと顔を出した


「クララ!?お主どこに行ってたのだ!探したのだぞ!!」


「ただいまです!京お兄ちゃんを探してたの!」


「ま、魔法使い様になんて畏れ多いことを!!?」


「いいんだ。俺が許可したんだ」


「さ、左様でしたか」


「それより早くお兄ちゃん!家はこっち!!」


「わかったわかった。じゃあ、村長またあとで」


「そういうことでしたか。どうかあの子の母をお救いください魔法使い様」


「やるだけやってみるさ」


クララを追い、村に入る俺へ村長は頭を下げていた。

家の外にいる人は全員俺を知っているらしく、手を振って挨拶してくれたり、子供たちは近づいてきて話しかけてきてくれた。


「京お兄ちゃんここだよ!」


子供たちと話しながら歩いているとクララの声が響いた。

子供たちも事情を知ってか家の方に帰っていった


「・・・お母さんただいま」


「クララ!!クララなの!?どこに行ってたの!!!心配したでしょ!!」


どうやら、お母さんには内緒にしてきたようだ


「う・・・・ごめんなさい。でも・・・」


「でもではありません!いったいどれだけ心配したか!」


「失礼。お母さまが怒る理由も仕方がないですが、クララも貴女を思ってのことです。どうか叱らないであげてください」


「え?あなたは?」


「お母さん!わたし見つけたよ!みんなが言ってた魔法使い様を見つけたの!!」


「魔法使い様?」


「みんなからはそう言われておりますね。私は北郷 京。しがない魔法使いです」


「その魔法使い様がどうして?」


「実は貴女の娘さんにお母さんを助けて欲しいと言われまして。酷い火傷をしているそうで、どうか私にお姿を見せていただいてもよろしいでしょうか?」


「それは、あまり気分のいいものではございませんよ?」


「安心してどうか」


「・・・・わかりました」


今まで天幕でシルエットしか見えていなかったが、やっと姿をみることができた。

歳は30ぐらいの茶髪ロングの巨乳。

火傷はクララが言っていた通り、顔を含め右半身満遍なく火傷していた


「ふむ、なるほど」


「どう?お母さん治る?」


クララは母が治るかどうか心配しているようだ


「これは、どう思うイージス?」


『そうですね、不幸中の幸いと言いましょうか』


「だ、誰もいないのに声が!?」


「大丈夫だよお母さん!この声はイージス様だよ。京お兄ちゃんの仲間だって!」


「そうなの?」


「やっぱりイージスもそう思う?」


『はい』


「どういうことでしょうか?」


「いや実は、俺は治癒魔法をまだ使えない身でして」


「え!?じゃあ、お母さん治らないの?」


クララが今にも泣きそうな顔で聞いてきた


「そんなことは言ってないぞ?」


「え?」


「火傷をしたのは1ヶ月前って言ってたよね?」


「う、うん」


「ならギリギリ大丈夫だな。《時魔法ザ・リターン》!!」


クララのお母さんの座っている場所に魔法陣が現れた。

そして魔法陣が光始め、その中に座っているクララの母の皮膚がゆっくりと再生していく。

いや、時が巻き戻るの方が正しい言い方だろう。

そして数分で、彼女の火傷の傷や痕、痩せこけていた顔や身体、ボロボロの肌、艶を失った髪は何もなかったかのように、別人かと思わされる程の美女となった。

どうやらクララの母は火傷をする前は相当な美女だったみたいだ


「これでよし」


「あ、お母さんが、お母さんが治った!!お母さん!!!」


「きゃっ!」


クララはあまりの喜びで、お母さんの胸に飛び込みえんえんと泣き崩れてしまった。

俺もあの胸に飛び込みたいけど、さすがに今は空気を読んでやめよう


「お見苦しい姿をお見せいたしました」


やっと二人は泣き止むと、俺へ謝罪した


「いやいや、大好きなお母さんが治ったのだから、仕方がないよ」


「ありがとうございます!本当にありがとうございます!」


「大丈夫ですよ」


「なんてお礼をしたらいいか。お金もございません。ど、どうか!どうか娘だけは!私なら何でもいたしますので、どうか娘だけは!!」


どうやらクララを奴隷にされるんじゃないかと勘違いしているようだ


「最初から俺の目当ては貴女でしたから、それでいいですよ?」


「え?」


「綺麗な翠色の瞳、ふくよかな包んでくれそうな豊満な胸。失礼ですが旦那さんは?」


「夫は、私が火傷をおい、醜くなった私とクララを捨て、どこかへ行ってしまいました」


「なるほど。では今は、誰もいないということでよろしいかな?」


「は、はい!」


「なら今日から貴女は俺の女です。それでこの件は決着です。今回はイージスもいいね?」


『・・・・まあ、ゴブリンよりは幾分か良いですが』


よし、イージスの許可も得た。

やろう。

もうね、あの胸を見てからムラムラが治らなくて大変だった


「クララちょっといいかな?俺は君のお母さんと話があるから、俺が呼ぶまで外で遊んできてくれないか?イージスはクララを見ててくれ」


『・・・・わかりました』


イージスは俺の考えていることを何となくわかったのか拗ねたような声で返事をした


「わかった!お外で遊んでくるね!」


クララはそういうと外に走っていった。

そして、この家に残ったのは、俺とクララのお母さんのみとなった


「では。えっと、お名前は?」


「はい。私はクラリスと言います。京様にご満足して頂けるかわかりませんが頑張らせていただきます」


クラリスは俺の求めていることがわかったらしい


「クラリス、病み上がりなんだから無理しなくていいからね?」


俺とクラリスはその言葉を最後に寝室へと入った。

その後、クラリスの家から獣のような凄い声が聞こえたという噂が出たが、まあ、気にしない気にしない






眷属

ホブゴブリン・リーダー

幽霊騎士

クレイゴーレム


ゴブリン雄:50匹

ゴブリン雌:11匹

スライム : 3匹

闇カラス :10羽

ゾンビ  :20体

スケルトン:10体

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― 新着の感想 ―
[一言] 右半身が腕もくっつくということは、少なくともⅡ度熱傷。これが右半身及び右顔面の熱傷であることから、 5の法則で熱傷面積は50%と推定できる。 このとき、Burn index(熱傷指数)は1/…
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