第169話:炎鬼
翌日の朝
ダンジョンコアが置いてあるメインルームにて、二尾の妖狐と約束の7、8、10階層に魔獣型魔物を召喚していた
「よし。これでとりあえずダンジョン内の防衛は大丈夫だろう」
『おはようございますマスター』
「あ、おはようイージス」
『早朝からの眷属召喚お疲れ様でございます』
「ありがとう。当面はこの状態でいこうと思うけどどうかな?」
『以前より、攻略が難しくなっておりますので大丈夫かと』
「うん、これで一安心だ」
『それにしても珍しいですね、草原エリアには本日は行かないのですか?』
イージスの言う通り、いつもは起きたらすぐ草原エリアに行くのだが、今日は何故かメインルームにいた
「いや、眷属召喚も一通り終えたから、草原エリアに行くよ」
俺は玉座から立ち上がり伸びをした。
玉座は硬く、太っている自分からしたら数分で尻が痛くなる。
伸びが終わり、軽くストレッチをしてから移動用転移魔法陣で草原エリアに移動した
「あ、おはようございますマスター!」
「おはよう紅」
移動してきた途端、紅から挨拶をされたため声のする方を向くと、そこには紅なんだが今までの紅の姿とは少し違う姿の紅がそこに立っていた
「紅、進化した?」
「そうなんです!昨日のマンティアの形をした銀色のゴーレムを倒したからだと思います!」
立つ姿は、以前と同じ細くも筋肉がしっかりついている細マッチョ。
だが、以前と違うのは背の高さだ。
以前は170ぐらいの背丈だったのが今では190はあると思えるほどの背の高さになっている
「なのでマスター、自分がどのような進化をしたのか鑑定をお願い致します!」
「よし良いぞ。では失礼して、スキル『鑑定』」
紅の願いを叶えるため、スキル『鑑定』を発動した
紅
レベル64
種族:炎鬼
攻撃力:6300
守備力:5200
魔力 :3150
スキル:『切味向上』『鬼族統率』『炎魔法強化』『魔王の眷属』『熱耐性 上級』『高熱の鎧』『炎魔法魔力消費減』『灼熱沸騰』
ユニークスキル:『獄炎』
魔法:『炎魔法』
「どうですか?マスター」
「結構レベル上がってる。64になっているし、種族も炎鬼になってる、スキルも増えているな」
「本当ですか!凄く嬉しいです」
「ちょっと待って、よくわからないスキルが二つあるからイージスに聞いてみる」
『どのスキルのご説明を所望でしょうか?』
「イージス様、おはようございます!」
『おはようございます紅様。炎鬼に進化おめでとうございます』
「ありがとうございますイージス様」
「イージス、スキル『高熱の鎧』と『灼熱沸騰』について教えて」
『かしこまりました。まずはスキル「高熱の鎧」ですが、こちらのスキルは紅様の体温を高熱になるまで上昇させ、触れた者に火傷を負わせるスキルでございます』
「物理技を主軸にしている相手にはもってこいなスキルですね」
『続きましてスキル「灼熱沸騰」は、紅様が手のひらで触れたものの水分を蒸発させるスキルでございます。なお、このスキルは水分を含んでいれば生き物ではなくても蒸発させれます』
「それは中々、危険なスキルですね・・」
イージスの説明を聞いた紅は両手のひらをマジマジと見つめている
『ご安心を。「高熱の鎧」、「灼熱沸騰」のどちらも紅様の意思で発動致しますので、味方が負傷することはありません』
「本当ですか!よかった、それが心配でしたので・・・」
「それで紅、このあとはどうするんだ?」
「このあとは訓練所でもっと強くなるよう修業する予定です」
「訓練所に行く前に、ちょっと寄ってほしい所があるんだが」
「どこでしょうか?」
「剣の家だ」
「剣殿の家ですか?」
「そうだ。進化もしたし、これを機に紅専用の刀を打ってもらえ」
「私専用の刀・・・」
「お前のその刀もだいぶガタが来てそうだからな」
「わかりました!剣殿に専用の刀を打ってもらいに行って参ります!!」
紅は自分専用の刀を手に入れれると知り、子供のようにはしゃぎながら移動用転移魔法陣に乗って消えていった
眷族
一鬼
ランスロット
東風
クラウン
紅
ホ・ワイト
カーミラ
クレイゴーレム
犬神
鬼・ランサー
鬼・アーチャー
鬼・アサシン
鬼・キャスター
コーカサスオオカブト
魂喰い
剣
ユキ
ハイインキュバス
魔鉱角牛
平家蜘蛛
花魁蜘蛛
泥田坊
二尾の妖狐
毒羽大鴉
キラー・ビークイーン
住民
クラリス
クララ
サンスネル
スローン
スインス
アリソン
イヴァンナ
メア
ニア
シルフィー
ローズ
所有金額
2億2408万4千700シュール
所有貨幣
石貨 : 0枚
銅貨 :500枚
銀貨 : 47枚
大銀貨: 5枚
金貨 :578枚(+500)
大金貨:203枚(+200)
白銀貨: 8枚
白金貨: 19枚(+10)
金塊:250個




