第16話:男子、三日会わざれば刮目して見よ
こんなスキルが欲しいなぁ
今後もどんどんスキルを登場させていきますので、
よろしくお願い致します。
ダンジョンから1日ぐらいしか経っていないが、ダンジョンに入るなり久しぶりな感覚になる。
連れてきたアンデットらはダンジョン内で自由にさせている
「そういえばゴブリンたちは?訓練の成果は出たかな?まあ、1日と半日しか経ってないのに、成果も何もないか」
「それなのですが、これはマスターが直接見た方がよろしいかと。今は訓練所にて鍛練をしております」
「わかった。だけど、鍛練中に離れてよかったのか?サボってたりしないか?」
「それについてはご安心ください。彼らは優秀で安心して離れられます。それにリーダーもおりますので」
「そうか!それはよかった。それにリーダーが入れば大丈夫か」
クレイと何気ない会話をしながら訓練所に到着したが、目の前の光景に絶句した
「・・・・・・ん?」
「どうしましたかマスター?」
「いや、何か訓練所に見知らぬゴブリン?がいるのだが?てか、あれ本当にゴブリンか?」
「言いたいことはわかります。ここのゴブリンは成長速度が普通ではありません。私も今朝、彼らを見て唖然としました」
ダンジョンを出発した時はヒョロヒョロのガリガリ、筋肉なんてまったくない生物だったのに、視線の先には、ガチムチな筋肉モリモリのゴブリンがたくさんいた
『どうやら、ここのダンジョンに実った果物はかなりの栄養があるようで、1日3食の生活であのようなあり得ない結果に』
「マスター、驚くのはまだ早いですよ」
「なんだ!?まだ何かあるのか?見るのが恐いのだが?」
鍛練をしている一際大きいゴブリンが近づいてくる。
ゴブリン?いや他のゴブリンとは体格が違う。
こういう時はスキル『鑑定』を使うに限る
「スキル『鑑定』発動!」
近づくゴブリンを見ると『ホブゴブリン』という鑑定の結果が出た
「ホブゴブリン?」
「気づきましたか?彼はリーダーですよ?1日で進化してしまいました」
「リーダー!!?」
「ま・すた・・おかえ・・り・なさい・・ませ」
度肝を抜かれた
1日半で喋れるようになりやがった!
『一応申しますが、どんなに頑張っても普通は喋れません。現に今は彼しか話すことができません』
「ま・すた・・どう・・し・まし・・た?」
「ああ、リーダー何でもないよ。見間違えて驚いてしまったよ!進化するまで頑張ったんだな!!凄いぞ!」
「う・れし・い・ま・すた・に・・ほめ・ら・・れた」
『マスター、たぶんですが、彼は進化したことによって脳が大きくなり、喋れるようになったのかと。それに進化したことによってなのか、元々持っていたのかわかりませんが、スキルを獲得しておりました』
「本当か!?凄いな!スキル持ちのゴブリンだったのか!わかった。すぐに確認してみよう」
ホブゴブリン・リーダー
レベル15
種族:ホブゴブリン
攻撃力:850
守備力:700
魔力:10
スキル:『小鬼統率』『急成長』『魔力耐性 下級』
使用魔法:なし
これは凄い。
1日半でレベルが15も上がるとか、何と闘えばそうなるんだ?
それに攻撃力が高い。
え?レベル15だとそのくらいの攻撃力になるのか?
俺のプロフィールと比べてみるか。
そういえば、ダンジョンを出てから一度も見ていなかった
北郷 京
レベル10
種族:ダンジョンマスター
攻撃力:250
守備力:200
魔力 :無限
スキル:『鑑定』『隠蔽』『魔力無限』『ダンジョンクリエイト』『眷属召喚』『眷属融合』『アイテム収納』
使用魔法:『土魔法』『樹木魔法』『死霊魔法』『時魔法』『鉄魔法』
「・・・・・」
攻撃力、守備力共に約200!
500ぐらい行くかと思ったのに、だけど使える魔法は増えてる
『マスター、リーダーと比べてはいけませんよ?リーダーはスキルと努力であのステータスになりましたので。それにマスターも鍛えればあれぐらいすぐですよ!』
「イージス様、それを言ってはいけません」
『え?』
「・・・・・」
凄く負けた気分である
「そ、それはそうと、ゾンビの中に王都の騎士だった男がいたから、今からそいつを媒体に眷属を召喚してみようと思うんだ!」
『お、王都の騎士ですか?それはなかなか強い眷属を召喚できそうですね』
「なるほど。訓練所入り口に立っているゾンビがそうですね?中々な剣をお持ちの様だ」
「そうだ。やつからどんな魔物を召喚できるか楽しみで楽しみで。おいゾンビ剣士ちょっと来てくれ!」
ゾンビ剣士に頼んで俺らのところにまで来てもらった
眷属
ホブゴブリン・リーダー:1体
ゴブリン雄:50匹(生まれたため)
ゴブリン雌:11匹(生まれたため)
スライム : 3匹
闇カラス :10羽
クレイゴーレム:1体
ゾンビ剣士:1体
ゾンビ :20体
スケルトン:10体




