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第152話:雷牛頭鬼と泥の巨人

「兄貴!驚かせないでほしいっす!!」


「そうですよ、紅兄さん!!!」


ランサーとアーチャーは私の首が偽マンティアに切り落とされたと勘違いしたようで顔を真っ青にしていた


「すまない二人とも。だが、私は無事だ、安心して・・・」


私は言い終わる前に、まるで爆発音のような轟音があたりに響き、音のした方へ振り向いた


「なんだ!今の音は!?」


視線の先には、どんな衝撃を与えても壊れることのない金棒、魔装『不壊』を振り下ろしていた一鬼様と、泥の身体に大きな空洞が出来ているミストカーフがいた


ーーーーーーーーーーーーーーー

数分前  一鬼 視点


「紅の方も気になるが、今はお前を倒すことに集中しよう」


おれはチラッと紅を見たのち、すぐにミストカーフとミストカーフの心臓部に融合しているアイロックへと睨みつけた


「まさかと思うが、貴様程度の存在が我と我が主人アイロック様に勝てると思っているのか?」


ミストカーフは嘲笑いながら、まるで虫を踏み潰すような感じで、おれを踏み潰そうと巨大な足を持ち上げ、そして踏み下ろす


「ああ、思っている」


おれはミストカーフの巨大な足を避けるため、ユニークスキル『疾風迅雷』を発動し、高速に近い速さで後方に下がる


「はっ!思っている割には逃げるしか出来ないか」


「行くぞ」


おれは『疾風迅雷』の効果が切れる前にミストカーフの心臓部、すなわち『塑』を司るダンジョンマスターであるアイロックに音速に近い速さで近づき、手に持っている魔装『不壊』を大きく振りかぶり、アイロック目掛け振り下ろすのと同時に、もう一つのユニークスキル『雷皇一墜』を発動した


「吹っ飛べ!!『雷皇一墜』!!!!!!」


ユニークスキル『雷皇一墜』が発動した瞬間、おれの体に帯電している雷を魔装『不壊』を通し放電、まるで落雷を思わせる衝撃と音が響き、それと同時に魔装『不壊』はアイロックの銀の眼球へとクリーンヒットした。

紅が偽マンティアを倒した後に聞いた爆発音は、おれの『不壊』がアイロックに直撃した音である。

ちなみに直撃したアイロックはミストカーフの心臓部から数キロ先へと吹き飛んだ


「ア、アイロック様!!!??」


心臓部に大きな空洞が出来たミストカーフは見てわかるほどに狼狽えていた


「お前の主はもういないぞ?どうする?」


「う、ぐぅ、ぐぁぁぁぁぁぁ!!!」


アイロックがいなくなり狼狽えていたミストカーフは、いきなり苦しみだすと、彼の体を覆う大量の泥が蒸発し始め、さらには巨大だった魔力も急激に減り始めた


「なんだ?」


おれが困惑している最中、ミストカーフは徐々に小さくなり、2、3分後には、おれより少し大きいぐらいの身長にまで縮んでしまっていた


「よくわからんが、小さくなってくれたおかげで殴りやすくなった」


おれは魔装『不壊』を頭上に大きく振りかぶり


「ま、待ってくれ!!??」


ミストカーフの静止を聞かず、勢いよく彼の頭に振り下ろした。

彼の体は全身泥で出来ているため、魔装は頭から胴体、そして股を通り抜け、勢いよく地面に衝突した。

その際、地面に衝突した音に混じり、何かが割れる音も響いた


「我の核が・・・」


その言葉を最後にミストカーフは自身の身体を維持することが出来ずに崩壊した


眷族


一鬼

ランスロット

東風

クラウン

ホ・ワイト

カーミラ

クレイゴーレム

犬神

鬼・ランサー

鬼・アーチャー

鬼・アサシン

鬼・キャスター

コーカサスオオカブト

魂喰い

ユキ

ハイインキュバス

魔鉱角牛

平家蜘蛛

花魁蜘蛛


ゴブリン雄:1720(+400)

ゴブリン雌: 600(+100)

スライム :  3匹

闇カラス : 10羽

スケルトン: 10体

化け猫  : 10体

妖狐   : 10体

魔狼   :  2体

ハニービー: 10体 

ドワーフ : 10体


住民

クラリス

クララ

サンスネル

スローン

スインス

アリソン

イヴァンナ

メア

ニア

シルフィー

ローズ



所有金額

2億2408万4千700シュール


所有貨幣

石貨 :  0枚

銅貨 :500枚

銀貨 : 47枚

大銀貨:  5枚

金貨 :578枚(+500)

大金貨:203枚(+200)

白銀貨:  8枚

白金貨: 19枚(+10)


金塊:250個

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