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第151話:紅vs偽マンティア

「そう簡単に終わらせるつもりはない」


何処からともなく聞いたことのない声が響く


「誰だ!!?」


声の主を探すためあたりを探すがどこにも声の主はいない。

だが、すぐさま地面に、先程魔鉱石ゴーレムが姿を見せた時と同じ魔法陣が現れ、そこから雲に届くぐらい大きな泥の巨人が出現した


「私の名はミストカーフ。『塑』を司るダンジョンマスターであるアイロック様の唯一の眷属だ!」


ミストカーフと言う名の巨人の声はまるで雷が落ちる時の轟音のように世界に響く


「そして、このお方が我らが主、オクロック様だ!!」


奴の胸にある巨大な銀色の円形状の塊が目を開くが、まるで巨大な目玉のようだ


「これより始まるのはオクロック様による完全な破壊である。貴様らは今日この場で死ぬ運命である!諦めよ!!!」


「くっ!《獄炎魔法》・・・」


「おっと、貴様の相手は我らではない。ゆけ」


ミストカーフの命令に応じた者がいた。

それは、動物型ゴーレムの後ろで待機していた昆虫型ゴーレムであり、ゴーレムらは私に襲いかかってくるかと思いきやそうではなかった


「そいつらの真髄はこれからだ!」


ミストカーフの言葉に呼応するかのように、昆虫型ゴーレムらは、まるで二つある粘土を一つに混ぜ合わせるかのように、複数いた昆虫型ゴーレムはグチュグチュと嫌な音を立てながら1匹の大型昆虫へと変貌を遂げた


「なんっすかあれ!!!!??」


驚くのも無理はない。

普通の昆虫ではない、あれは・・・


「あれはマンティア?」


目の前には、色は違えど姿形は顔、胴体、手2本はカマキリ、足は蜘蛛、尻尾はサソリ、甲羅はカブトムシと『虫』を司るダンジョンマスターであるマンティアそのものだった


「ではお前の相手はおれが努めよう」


「一鬼様!」


ミストカーフの正面に現れたのは、身体に雷を纏わせた一鬼様だった。

どうやら、待機中に十分に発電できているようだ


「紅、そいつは任せるが大丈夫か?」


「はい。以前は臆してしまいましたが、今は違います。こちらはお任せを。《獄炎魔法 等活地獄!!」


銀色の偽マンティアの頭上に黒い魔法陣が現れ、そこから闇炎より薄い黒炎で創られた刀剣が無数に召喚され、偽マンティア目掛け降り注ぐ。

しかし偽マンティアはすぐさま、銀色の羽を羽ばたかせ、黒炎の刀剣を全て避け切り、こちらへ突っ込んでくる。

そして目の前で急停止、右手の鎌で私の首を切り落とす


「紅兄さん!!!」


「兄貴!!!」


左手を切り落とされた紅を見たランサーとアーチャーが声を上げる


「《獄炎魔法 衆合地獄》」


偽マンティアが切り落とした左手と共に私自身が黒炎になって見えていると思うが、それは私の《獄炎魔法 衆合地獄》で創った幻影。

この魔法は、黒炎であらゆる物の幻影を創り、その幻影に触れた者を焼き殺す魔法。

そのため、黒炎で創り上げた左手を切り落とした偽マンティアの鎌に私の黒炎が燃え移った。

それからは早い。

私の獄炎は一度燃え移ったら最後、燃え尽きるまで消えることはない。

そのため偽マンティアはものの数秒で鎌から胴体へと黒炎が燃え広がり、数分もしないうちに全身へと燃え広がり最後には灰となって燃え尽きてしまった


「私の勝ちだ」


私は灰となった偽マンティアへと勝利を宣言した


眷族


一鬼

ランスロット

東風

クラウン

ホ・ワイト

カーミラ

クレイゴーレム

犬神

鬼・ランサー

鬼・アーチャー

鬼・アサシン

鬼・キャスター

コーカサスオオカブト

魂喰い

ユキ

ハイインキュバス

魔鉱角牛

平家蜘蛛

花魁蜘蛛


ゴブリン雄:1720(+400)

ゴブリン雌: 600(+100)

スライム :  3匹

闇カラス : 10羽

スケルトン: 10体

化け猫  : 10体

妖狐   : 10体

魔狼   :  2体

ハニービー: 10体 

ドワーフ : 10体


住民

クラリス

クララ

サンスネル

スローン

スインス

アリソン

イヴァンナ

メア

ニア

シルフィー

ローズ



所有金額

2億2408万4千700シュール


所有貨幣

石貨 :  0枚

銅貨 :500枚

銀貨 : 47枚

大銀貨:  5枚

金貨 :578枚(+500)

大金貨:203枚(+200)

白銀貨:  8枚

白金貨: 19枚(+10)


金塊:250個

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