第150話:獄炎魔法
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頑張ります!!
「兄貴の炎が効かない!?」
自分が放った《炎魔法 炎熱地獄》が新しく襲来した銀色のゴーレムにまったく効いていないことにランサーは驚愕する
「動揺するなランサー」
「あ、兄貴・・・」
「あれは何だと思うアーチャー?」
「よくわかりませんが、多種多様な生き物の形をしていますね」
視線の先にいる銀色のゴーレムには、獅子、虎、熊、馬といった動物や、蜘蛛、蟷螂などの昆虫の形をしたものも見える。
そして、どのゴーレムにも胸部に赤く輝く宝石のような物がはめられている
「多分ですが、色から考えると鉄か魔鉱石のゴーレムかと思います」
「なら魔鉱石だろう」
「その根拠は?」
「私の炎魔法が効かないからだ。もし普通の鉄なら溶けているはずだ」
「確かに。なら魔法は使うのは止めましょう、魔力が勿体無いです」
「兄貴、アーチャー、ゴーレムが動き出したっす!」
今までは、ぴくりとも動いていなかった魔鉱石のゴーレムが動きだし、横二列に並ぶと、正面にいる動物型ゴーレムらの口が一斉に開き赤く輝く
「まずい!!《炎魔法フレイムウォール》!!」
ゴーレムの挙動に焦りを感じすぐさま、自分らの正面に炎の壁を築くと、炎の壁が少しだが揺らめくのを見てとれた
「兄貴!ゴーレムの口から炎が出てるっす!!」
炎の壁が揺らいだ理由、それは魔鉱石ゴーレムの口から放たれた火炎放射だった
「どうやら、このゴーレムは魔法が効かないだけでなく炎を吹くみたいだ」
「ど、どうするっすか兄貴!!!」
「ランサー、先程も言ったが少し落ち着け」
「だ、だけど・・・」
「紅兄さん!奴等がこちらへ迫ってきてます!」
アーチャーの言葉を聞き、ゴーレムらを確認すると、動物型ゴーレムが徐々にこちらへ近づいてくる。
だが、その後ろにいる昆虫型はこちらへ来る気配はなく、まるで様子見をしているようだ
「舐められているのか、それとも考えがあるのか」
「どうしましょう紅兄さん!」
「・・・スキルを混ぜた魔法ならどうだろうか」
「え?」
「お前たちはフレイムウォールの後ろにいろ」
「紅兄さんは?」
「考えがある」
ランサーらに待機命令を出し、自分は炎の壁に一人通れるようの穴を開け、そこを通る。
炎の壁から出てきた私に反応した魔鉱石ゴーレムらすべてが自分へと攻撃対象を変更する
「魔法が効かないならこれならどうだ?ユニークスキル『獄炎』」
自分の手のひらに赤い炎ではなく、黒くまるで地獄の炎が揺らめく
「いくぞ!《獄炎魔法 焦熱地獄》!!」
これは紅のオリジナル魔法である。
一鬼やランスロット、東風に追いつくため、得意の炎魔法とユニークスキル『獄炎』を混ぜ合わせた紅の唯一無二の魔法、それが《獄炎魔法》である
「地獄の業火に焼かれろ!」
迫り来る動物型ゴーレムの足元に黒い魔法陣が現れそこから、まるでいっさいの光を通すことのない闇が炎になったかのような闇炎がゴーレムを包み込み、轟轟と燃え盛りゴーレムを焼く
「この炎は私が消すまで永遠と燃えるぞ」
動物型ゴーレムは闇炎に包み込まれながら暴れている。
どうやら魔鉱石といってもすべての魔法に対抗できるわけではないようで、闇炎に包まれたゴーレムはものの数秒でドロドロに溶け始め、小型によっては既に溶け尽きている物もいる
「これならフレイムウォールは消しても大丈夫そうだな」
そう言うと、ランサーらを守る《炎魔法フレイムウォール》を消し去った
「兄貴!!」
「紅兄さん!!」
ランサーとアーチャーは心配していたようで炎の壁が消えるや否や慌てて近寄ってくる
「あとは昆虫型を燃やすだけだから待っていろ」
完全に動物型ゴーレムを溶かし終えるのを確認後、その後方で待機している昆虫型ゴーレムへと視線を向ける
「そう簡単に終わらせるつもりはない」
何処からともなく聞いたことのない声が響く
眷族
一鬼
ランスロット
東風
クラウン
紅
ホ・ワイト
カーミラ
クレイゴーレム
犬神
鬼・ランサー
鬼・アーチャー
鬼・アサシン
鬼・キャスター
コーカサスオオカブト
魂喰い
剣
ユキ
ハイインキュバス
魔鉱角牛
平家蜘蛛
花魁蜘蛛
ゴブリン雄:1720(+400)
ゴブリン雌: 600(+100)
スライム : 3匹
闇カラス : 10羽
スケルトン: 10体
化け猫 : 10体
妖狐 : 10体
魔狼 : 2体
ハニービー: 10体
ドワーフ : 10体
住民
クラリス
クララ
サンスネル
スローン
スインス
アリソン
イヴァンナ
メア
ニア
シルフィー
ローズ
所有金額
2億2408万4千700シュール
所有貨幣
石貨 : 0枚
銅貨 :500枚
銀貨 : 47枚
大銀貨: 5枚
金貨 :578枚(+500)
大金貨:203枚(+200)
白銀貨: 8枚
白金貨: 19枚(+10)
金塊:250個




