第145話:アイロックとミストカーフ
平家蜘蛛と花魁蜘蛛を召喚している同時刻
アイロック 視点
「約1千個のコア、準備できました」
『塑』のダンジョンで唯一の名前持ちであるミストカーフが報告する
『割合』
「通常コアのみですが、他のコアもご用意いたしましょうか?」
『火』
「火のエレメントコアですね。いくつご用意しましょう?」
『100』
「かしこまりました。では通常コア900、火のエレメントコア100に変更いたします」
ジョロウダユウやデウスマキナ様からは喋れない、眷属に指示ができないと思われているが、実際は念話で指示している
「次ですが、いつ攻めますか?」
『明日の早朝』
「承知致しました。ゴーレムは全て土でよろしいでしょうか?」
『900』
「かしこまりました。土のゴーレム900体ですね。火のエレメントコアは何のゴーレムに入れましょうか?」
「魔鉱」
「かしこまりました。では確認致します。明日の早朝、土のゴーレム900体、魔鉱ゴーレム100体製造したのち、『魔』へ進軍いたします」
『製造せず投げろ』
「失礼いたしました。では、ゴーレムコア約1千個は自分が投げさせて頂きます」
『それで良い』
ミストカーフは一礼した後、用意した1千個のゴーレムコアを持ち、アイロックの前から姿を消した。
そして、翌日の早朝
「では元の姿に戻らせて頂きます」
『塑』のダンジョンから外に出たミストカーフは巨大化した。
いや、元の姿に戻ったと言うのが妥当であろうか、ミストカーフは元々全長50mある巨大な泥のゴーレムである。
だがそのままの姿だとダンジョンに入ることができないため、日常的に姿を人間サイズにしている
『位置は』
「先日、デウスマキナ様より頂いた『魔』のダンジョンの土がございますのでこれで探知できております」
ミストカーフのスキル『土探知』は、摂取した土があった場所の位置情報を読み取るスキル。
つまり、どこに『魔』のダンジョンがあるか、これで丸わかりである
『やれ』
「かしこまりました」
ミストカーフは返事の後、巨大化したてのひらで大きな泥団子を持った。
足元には同じ大きさの泥団子が9個あり、すべての泥団子にはゴーレムコアが100個ずつ入っている
「いきます」
ミストカーフは大きな泥団子を力一杯空に向け投げた
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翌日の朝
『大変です!!』
眠っていた俺をイージスの大声で起こす
「な、なんだ!どうした!!」
『北の方角より、何かが飛んできます!』
イージスの言葉が終わるのと同時に、ダンジョンの外に何かが墜落する轟音が響き渡る
「いったい何が・・・」
『大変です!!』
「次は何!?」
『墜落した箇所から大量の魔力反応が!』
「なんだって!?」
『ゴーレムです!大量の土のゴーレムが集結しています!!』
「ゴーレム!ってことは『塑』が来たってことだね」
『断定はできませんがおそらく』
「急ぎ紅、ランサー、アーチャー、アサシン、平家蜘蛛、花魁蜘蛛に防衛させてくれ!」
『既に知らせております!』
「ありがとう!あと、一鬼を草原エリアに呼んでくれ!呼んだ後、各階層に今から『塑』との戦いになることをアナウンス」
『かしこまりました!!!』
眷族
一鬼
ランスロット
東風
クラウン
紅
ホ・ワイト
カーミラ
クレイゴーレム
犬神
鬼・ランサー
鬼・アーチャー
鬼・アサシン
鬼・キャスター
コーカサスオオカブト
魂喰い
剣
ユキ
ハイインキュバス
魔鉱角牛
平家蜘蛛
花魁蜘蛛
ゴブリン雄:1720(+400)
ゴブリン雌: 600(+100)
スライム : 3匹
闇カラス : 10羽
スケルトン: 10体
化け猫 : 10体
妖狐 : 10体
魔狼 : 2体
ハニービー: 10体
ドワーフ : 10体
住民
クラリス
クララ
サンスネル
スローン
スインス
アリソン
イヴァンナ
メア
ニア
シルフィー
ローズ
所有金額
2億2408万4千700シュール
所有貨幣
石貨 : 0枚
銅貨 :500枚
銀貨 : 47枚
大銀貨: 5枚
金貨 :578枚(+500)
大金貨:203枚(+200)
白銀貨: 8枚
白金貨: 19枚(+10)
金塊:250個




