第144話:花魁蜘蛛
スキル『眷属融合』を発動
整列した雌ゴブリン1580体と、その周りを囲むように配置した呪毒蜘蛛10体の足元に魔法陣が現れ、光を放つ。
これも先程と同じように、数秒で光が収まり、魔法陣が消える。
魔法陣があった場所には、雌ゴブリン、呪毒蜘蛛の存在は消え去り、代わりにいたのは、上半身が黒いロングヘアで赤い着物を身につけた鬼人の女性で、下半身は黒蜘蛛の半身と6本の足の姿をした半鬼半虫の魔物が現れた
「やあ、はじめまして。俺の事はわかるかな?」
「大丈夫よ、ご主人様。記憶は残っているから、ここがどこなのか、貴方が誰なのかわかっているから」
女性の魔物は平家蜘蛛と違い、流暢に言葉を喋っている。
「それは話が早い」
「さっそく、あたしのことスキルで確認してもらえるかしら?」
「お言葉に甘えて君のこと見させてもらうよ」
そして俺はスキル『鑑定』を発動し、彼女の身体をまじまじと見た。
だいたいDぐらいかな
花魁蜘蛛
レベル1
種族:花魁蜘蛛
攻撃力:1000
守備力:900
魔力 :1500
スキル:『粘糸』『硬糸』『毒耐性 上級』『誘惑耐性 上級』
使用魔法:『毒魔法』『淫魔法』
「花魁蜘蛛というのか。平家蜘蛛とは違く魔法が使えるみたいだね」
「ええ。扱い方もなんとなくわかるわ」
「なら大丈夫そうだな。他にわからないことはあるか?」
「特にないわ。修業もしっかりしておくから安心して」
「頼りになる」
花魁蜘蛛は平家蜘蛛へ視線を向けた
「貴方が平家蜘蛛ね?」
「うム、いか二も。わシが平ケぐ蛛デある」
「そう、私は花魁蜘蛛。同じ蜘蛛同士よろしく頼むわ」
「こちラこソ」
「うんうん、仲が良くてよかった。それじゃあ、眷属融合は終わったし、解散とするけど、紅達には平家蜘蛛と花魁蜘蛛のことをみんなに紹介しておいてほしいんだが大丈夫か?」
「承知致しました」
「あ、忘れてた!紅」
「はい、何でしょうか?」
「今度の『塑』との戦いは、一鬼と紅、ランサー、アーチャー、アサシンを出陣させる予定だから、先に言っておくよ」
「かしこまりました。その時まで、我ら一同、準備万端にしておきますので」
「よろしく頼む。あと、どうせなら平家蜘蛛と花魁蜘蛛も出陣してみるか?」
「よろシいのデ?」
「あら、いいの?」
「ああ。『塑』の眷属は、低レベルのゴーレムがほぼらしいから、実戦経験とレベル上げには丁度いいと思う。ただ、今はレベル1と最弱状態だから、戦いの時が来るまで、レベル上げは各自しっかりしておいてくれ」
「承知しタ」
「わかったわ」
「じゃあ、これで解散。平家蜘蛛と花魁蜘蛛は挨拶回りしっかりな?」
「うム」
「ええ」
そして、紅、ランサー、アーチャー、アサシン、そして平家蜘蛛、花魁蜘蛛は挨拶回りのため別エリアへと転移していった
眷族
一鬼
ランスロット
東風
クラウン
紅
ホ・ワイト
カーミラ
クレイゴーレム
犬神
鬼・ランサー
鬼・アーチャー
鬼・アサシン
鬼・キャスター
コーカサスオオカブト
魂喰い
剣
ユキ
ハイインキュバス
魔鉱角牛
平家蜘蛛
花魁蜘蛛
ゴブリン雄:1320(−5000)
ゴブリン雌: 500(−1580)
スライム : 3匹
闇カラス : 10羽
スケルトン: 10体
化け猫 : 10体
妖狐 : 10体
魔狼 : 2体
ハニービー: 10体
ドワーフ : 10体
住民
クラリス
クララ
サンスネル
スローン
スインス
アリソン
イヴァンナ
メア
ニア
シルフィー
ローズ
所有金額
2億2408万4千700シュール
所有貨幣
石貨 : 0枚
銅貨 :500枚
銀貨 : 47枚
大銀貨: 5枚
金貨 :578枚(+500)
大金貨:203枚(+200)
白銀貨: 8枚
白金貨: 19枚(+10)
金塊:250個




