第142話:間引き?いや眷属融合
1時間後
「・・・治癒完了」
キャスターの言葉と同時に、ランスロットを包み込んでいた緑色の草と、透明感のある草で作られた衣は消えた。
治癒が終わったランスロットは、鎧のひび割れも直り、体力も回復したみたいで、立ち上がり歩くこともできるようになっていた
「タスカッタ」
「・・・それが私の仕事」
キャスターはそう言い残し、草原エリアから転移した
「剣、これなら修業に行かせても大丈夫だよな?」
「ああ、大丈夫だ」
「じゃあ、ランスロットと東風に、一鬼と同じ5日間の修業期間を与える」
「アア」
「・・・了解」
「今回の『塑』と『儡』との戦いには二人は出陣させるつもりはなかったから、こっちのことは安心して、修業に集中してくれ」
俺の言葉に、ランスロットと東風は頷いた
「じゃあクラウン、頼む」
「うん!じゃあ二人とも、ここだとあれだから少し移動するよ!」
「ワカッタ。アルジ、イッテクル」
「・・・マスター、もっと強くなって帰ってくるから楽しみにしててね」
「ああ、二人とも頑張れ」
二人とひと時の別れを済ませると、クラウン、ランスロット、東風は別エリアへ転移して行った
「剣はこの後は?」
「俺も戻るよ」
剣も森林エリアにある自宅へと戻っていった。
そして、剣と入れ替わりで、紅がランサー、アーチャー、アサシンを引き連れて草原エリアへとやって来た
「あれ、みんなどうしたんだ?」
「マスター、少しよろしいでしょうか?」
「なんだ?」
「お願いがございます」
「お願い?」
「実は、ゴブリンについてなんです」
「ゴブリン?」
「ゴブリンは毎日繁殖して増えています。それで、そろそろゴブリンが多くなりすぎているように感じまして」
「そういえば、雄ゴブリンだけで6000匹超えてたな」
「食料も有限、したくはないのですが、間引くべきかと・・・」
「・・・すまないな紅、嫌な役割をやらせたな」
「いえ」
「そうだな、間引くか。いや、ただ間引くのも悲しいから、ダンジョンマスターが使えるスキル『眷属融合』を使う。だから、ここに5000体の雄ゴブリン、雌ゴブリンを1580体、合計6580体を連れて来てくれないか?」
「6580体!?」
「選別は紅に任せる」
「か、かしこまりました。すぐ連れて参ります」
紅はランサーらを連れて、ゴブリンらを迎えに行った
「さてどうするか。ただのゴブリンをいくら融合しても鬼もしくは大鬼、あまりかぶらないようにしたいな」
俺は徐ろに、召喚できる魔物を確認した
・ゴブリン
・スライム
・闇カラス
・人面岩
・風イタチ
・風の精霊
・大鷲
・天狗
・化け猫
・ファイティング・モンキー
・魔狼
・妖狐
・大食いゴキブリ
・アリ兵士
・ポイズン・モス
・ハニービー
これらが以前から召喚できる魔物。
次が、『装』と『淫』を倒したことにより、新しく召喚できる魔物だ
・ドワーフ
・ハイドワーフ
・ノーム
・サキュバス
・インキュバス
・媚薬スライム
そして、次がレベルアップしたことにより増えた魔物
・鎌鼬
・風狸
・魔猪
・紅牛
・呪毒蜘蛛
・高速蜻蛉
どうせなら、この6種から選んでゴブリンと融合させたい
「風は東風がいるし、パワータイプも間に合っている。それなら、毒タイプの眷属を増やすから、呪毒蜘蛛を20体召喚しとこう」
そう言うと、地面に魔法陣が現れ、そこに20体の黒い大蜘蛛が召喚された
眷族
一鬼
ランスロット
東風
クラウン
紅
ホ・ワイト
カーミラ
クレイゴーレム
犬神
鬼・ランサー
鬼・アーチャー
鬼・アサシン
鬼・キャスター
コーカサスオオカブト
魂喰い
剣
ユキ
ハイインキュバス
魔鉱角牛
ゴブリン雄:6320(+1000)
ゴブリン雌:2080(+540)
スライム : 3匹
闇カラス : 10羽
スケルトン: 10体
化け猫 : 10体
妖狐 : 10体
魔狼 : 2体
ハニービー: 10体
ドワーフ : 10体
住民
クラリス
クララ
サンスネル
スローン
スインス
アリソン
イヴァンナ
メア
ニア
シルフィー
ローズ
所有金額
2億2408万4千700シュール
所有貨幣
石貨 : 0枚
銅貨 :500枚
銀貨 : 47枚
大銀貨: 5枚
金貨 :578枚(+500)
大金貨:203枚(+200)
白銀貨: 8枚
白金貨: 19枚(+10)
金塊:250個




