第139話:一鬼とランスロット
「ユニークスキル『雷皇一墜』。説明の内容を聞いた限り、修業中に何回も使ったことがある」
「ならユニークスキルを使うための練習はいらないな?」
「大丈夫だ。おれの身体が覚えている」
「頼りになる」
『それでしたら、デメリットに関しても大丈夫でしょうか?』
「1日に1回しか使えない、これのことか?」
『それです。ご存知でしたら大丈夫ですね』
「使用回数に上限があるタイプか。使うタイミングが重要だな」
「かなり強いスキルだ、使う相手はダンジョンマスターか名前持ちの眷属だけにする」
「使うタイミングは、一鬼に任せる」
「わかった」
「それにしても二回も進化するなんてな。今の雷牛頭鬼の前は何に進化したんだ?」
「牛頭鬼という鬼だ。その時から顔が少し牛に近くなったんだ」
牛頭鬼
地獄の獄卒として、罪人を苛む鬼として知られる。馬頭鬼とセットで描かれている
「アルジ」
「・・・強い気配がしたけど?」
一鬼の強い気配を察知したランスロットと東風が草原エリアへ駆けつけた
「ランスロット、東風か。一鬼が帰ってきたんだ。ほら」
一鬼へ指を差した
「モドッテキタカ」
「ああ」
「カナリツヨクナッタヨウダナ」
「ああ」
「ヤルカ」
ランスロットの言葉と同時に、ランスロットは魔剣『トリックスター』へ、一鬼は魔装『不壊』へと手を伸ばした
「もちろん」
その言葉と同時に、互いは動き出し、魔剣と魔装がぶつかり合った。
しかしランスロットは、一鬼の一振りで身体が数mm浮くほど弾かれてしまいバランスを崩してしまった。
それを見逃す一鬼ではなく、すぐさま魔装を振り下ろす。
ランスロットは大盾を構え、魔装の一撃を防ぐが、あまりの怪力のため、ランスロットは左足を曲げ、膝をつける状態となった。
一鬼は仲間だからと手を抜くことはせず、片足の膝を曲げているランスロットへ怒涛の攻撃を続けた。
「止めないの!魔スター君!!」
一鬼とランスロットの一騎打ちを落ち着いて観戦する俺と東風、対照的に慌てた様子のクラウン
「止めないよ。あの二人はライバルだからね、やりたいようにやらせるさ」
一鬼の攻撃が続く中、ランスロットは一瞬の隙を見つけ、片手を地面につけた
「《闇魔法 漆黒の沼》」
手をついた箇所から闇が広がり、一鬼の足元を過ぎていき、ゆっくりと一鬼の足が闇へと飲み込まれ始めた。
一鬼は怒涛の攻撃を中断し、闇が広がっていない地面へと飛び退いた
「ニガサン!《闇魔法 漆黒の狂刃》」
一鬼が飛び退いた瞬間、足元の闇から無数の黒い刀剣の刃が生え、一鬼の肉体を突き刺さそうとする
「甘い」
迫りくる黒い刃、一鬼は魔装を闇と化した地面に軽く突き刺し、魔装の先端を足場にし、難を逃れ闇が広がっていない地面へと着地する
「サスガダ。コノマホウヲ、イッサイノキズナシデヨケルトハ。ダガ、コレデオワリダ」
「・・・」
「コレカラハ、エンキョリマホウデコウゲキスル。オマエノチカラハオソロシイガ、チカヅカナケレバドウトデモナル」
「甘いぞ、ランスロット」
今まで黙って聞いていた一鬼がようやく口を開く。
そして、一鬼は辺りを探すよう見回す
「ナニヲシテイル?」
「見つけた」
一鬼が何かを見つけると、歩いて近づき拾い上げる。
手に持っているのは、野球ボールぐらいの石だ
「イシ?」
「そうだ、石だ」
「マサカソレヲナゲルトハ、イワヌダロウナ?」
「投げるぞ?」
一鬼は大きく振りかぶった
「ナメテイルノカ!ソンナモノデ、ワレガダメージヲオウト、ホントウニオモッテイルノカ!!」
「行くぞ」
拾い上げた石を思い切り投げた
「グッ!!!!??」
一鬼が投げた瞬間、ランスロットが呻き声を上げた
「ナ、ナンダ?ナニガオキタ!」
「石を投げただけだ」
眷族
一鬼
ランスロット
東風
クラウン
紅
ホ・ワイト
カーミラ
クレイゴーレム
犬神
鬼・ランサー
鬼・アーチャー
鬼・アサシン
鬼・キャスター
コーカサスオオカブト
魂喰い
剣
ユキ
ハイインキュバス
魔鉱角牛
ゴブリン雄:6320(+1000)
ゴブリン雌:2080(+540)
スライム : 3匹
闇カラス : 10羽
スケルトン: 10体
化け猫 : 10体
妖狐 : 10体
魔狼 : 2体
ハニービー: 10体
ドワーフ : 10体
住民
クラリス
クララ
サンスネル
スローン
スインス
アリソン
イヴァンナ
メア
ニア
シルフィー
ローズ
所有金額
2億2408万4千700シュール
所有貨幣
石貨 : 0枚
銅貨 :500枚
銀貨 : 47枚
大銀貨: 5枚
金貨 :578枚(+500)
大金貨:203枚(+200)
白銀貨: 8枚
白金貨: 19枚(+10)
金塊:250個




