第133話:死神騎兵将軍
その日の夜、俺の元にランスロットが訪れていた
「アルジ、イトツキノスガタガ、ミエヌノダガ」
「一鬼なら剣から新しい武器を受け取ったから、慣れるため、クラウンに頼んで修業に行っているぞ」
「デキテイタノカ」
「ああ。魔装『不壊』という金棒を渡されていた」
「マソウ!マケンノヨウナ、ノウリョクヲモツ、カナボウカ?」
「あることはあるが、お前の『トリックスター』やホ・ワイトの『霧裂』、カーミラの『ザ・ペイン』『ザ・ペスト』のようなバフ、デバフを与える能力じゃないよ」
「ナラバ、ドノヨウナチカラカ?」
「壊れない。どんな攻撃を受けても、どんな硬い物を殴っても傷一つつかない。それが一鬼の魔装『不壊』の力だ」
「ナゼ、ソノヨウナチカラニシタノダ?」
「どうやら、一鬼は今まで武器が壊れるのを心配するあまり、100%の力を出せていなかったようなんだ。だから、一鬼は剣に、絶対に壊れない武器を望んだってわけさ」
「フム・・・」
「嬉しそうだな」
「ウム。ヒトツキガカエッテキタラ、ドノクライツヨクナッテイルカ、カンガエルダケデ、タノシミヨ」
「そうだな。それにこの前の『淫』のダンジョンマスターを倒したことによって、ランスロット自身もレベルも上がったみたいだし、進化もしたしな」
先日のランスロット率いる、ホ・ワイト、ローズ、クラウンの『淫』を司るダンジョン攻略の際、ランスロットは『淫』のダンジョンマスターであるリリスを撃破している。
そのため、翌日には進化していた。
進化したランスロットの見た目はあまり変わっていないように見えるが、一箇所だけ違っていた。
以前のランスロットは頭部がないデュラハンだったが、今現在、目の前にいるランスロットには、黒い兜に包まれた頭部が存在している。
そして、目の部分には、人の目玉のような物はなく、青い小さい人魂のような物が二つ見えている
「ソウイエバ、シンカシテカラ、アルジトアッテイナカッタナ」
「そういえばそうだな。そうだ、これを機に鑑定しておくか?」
「ウム。ヨロシクタノム」
俺はスキル『鑑定』を発動した
ランスロット
レベル75
種族:死神騎兵将軍
攻撃力:5500
守備力:9000
魔力 :3000
スキル:『切味向上』『魔力耐性 上級』『闇魔法強化』『魔王の眷属』『即死効果付与』『死炎』『魂狩』『アンデッド即死耐性低下』
ユニークスキル:『不壊の盾』
魔法:『闇魔法』『死霊魔法』
「ドウダ?」
「レベルも上がったし、種族が死神になっている」
「スキルハ?」
「新しいスキルは二つ。『魂狩』と『アンデッド即死耐性低下』だな」
「タマシイガリ?」
「死神のスキルのひとつみたいだ」
魂狩
死神が得意とするスキル。
肉体にはダメージを与えず、魂にダメージを与えることで相手の意識を刈り取るスキル
「峰打ちみたいなものだな」
「ウム」
「ところで」
「ム?」
「東風の様子はどうだ?」
「アレテハイルガ、モンダイナイダロウ」
「それならよかった」
俺が『装』のダンジョン、ランスロットらは『淫』のダンジョンへ行くまえ、『装』の名前持ち眷属であるホウゾウインを倒した東風、レベル80に上がったが、進化はしなかった。
東風的には進化しなかったことに不満があり、ここ数日、荒れていたのだ。
いつ進化するのか、いつ新しいスキルを得られるのか、皆同じではないためなんとも言えないため、東風を安心させることはできない
眷族
一鬼
ランスロット
東風
クラウン
紅
ホ・ワイト
カーミラ
クレイゴーレム
犬神
鬼・ランサー
鬼・アーチャー
鬼・アサシン
鬼・キャスター
コーカサスオオカブト
魂喰い
剣
ユキ
ハイインキュバス
魔鉱角牛
ゴブリン雄:4420(+700)
ゴブリン雌:1220(+260)
スライム : 3匹
闇カラス : 10羽
スケルトン: 10体
化け猫 : 10体
妖狐 : 10体
魔狼 : 2体
ハニービー: 10体
ドワーフ : 10体
住民
クラリス
クララ
サンスネル
スローン
スインス
アリソン
イヴァンナ
メア
ニア
シルフィー
ローズ
所有金額
2億2408万4千700シュール
所有貨幣
石貨 : 0枚
銅貨 :500枚
銀貨 : 47枚
大銀貨: 5枚
金貨 :578枚(+500)
大金貨:203枚(+200)
白銀貨: 8枚
白金貨: 19枚(+10)
金塊:250個




